機能やコスパが違う2018年夏のミドルレンジSIMフリースマホが出揃いました。購入の決め手に、ZenFone 5とAQUOS sense plus、P20 liteを比較。
2018年5月にAUSUの「ZenFone 5」、6月にはHUAWEIの「HUAWEI P20 lite」とシャープの「AQUOS sense plus」が発売されました。どの機種も手にしやすく使いやすいミドルレンジスマホです。
2018年夏のミドルレンジSIMフリースマホに関しては、AQUOS sense plusが発売されてようやく揃ったといったところでしょうか。
もしかすると、手頃な価格帯であるこの3機種の中からSIMフリースマホを選ぼうとしている方もいると思います。
3機種のなかではZenFone 5が先に発売されましたが、HUAWEI P10 liteの後継機であるHUAWEI P20 liteに注目が集まっている印象です。
ミドルレンジスマホといっても、安い買い物ではないので納得できる機種を購入したいところ。そこで今回は、ASUSのZenFone 5とHUAWEI P20 lite、そしてシャープのAQUOS sense plusの3機種でどれを購入すればいいのか、各機種のスペックなどを比較していきながら見ていきます。
目次
ZenFone 5、HUAWEI P20 lite、AQUOS sense plusスペックを比較
ZenFone 5 | AQUOS sense plus | HUAWEI P20 lite (SIMフリー) | |
OS | Android8.0 | Android8.0 | Android8.0 |
CPU | Snapdragon636 | Snapdragon630 | Kirin659 |
RAM | 6GB | 3GB | 4GB |
ROM | 64GB | 32GB | 32GB |
外部メモリ | microSD (最大2TB) | microSD (最大400GB) | microSD (最大256GB) |
ディスプレイ | 約6.2インチSuper IPS+液晶 (フルHD+、2246×1080) | 約5.5インチ IGZO液晶 (フルHD+、2160×1080) | 約5.84インチTFT液晶 (フルHD+、2,280×1,080) |
カメラ | メイン:約1,200万画素+800万画素 サブ:約800万画素 | メイン:約1,640万画素 サブ:約800万画素 | メイン:約1,600万画素+200万画素 サブ:約1,600万画素 |
防水・防塵 | × | IPX5/IPX8・IP6X | × |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth Ver5.0 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth Ver5.0 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth Ver4.2 |
GPS | ○ | ○ | ○ |
バッテリー | 3,300mAh | 3,100mAh | 3,000mAh |
おサイフケータイ | × | ○ | × |
ワンセグ/フルセグ | × | × | × |
緊急警報 | 地震/津波 | 地震/津波 Jアラート | 地震/津波 |
指紋認証 | ○ | ○ | ○ |
価格 | 52,800円(税別) | 44,800円(税別) | 31,980円(税別) |
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使い方で選ぶことがオススメ
スペックや価格をみると三者三様といったところで、決め手となるのは「どういうふうにスマホの使うか」ということです。
使い方を明確にすると、どの機種を購入すればいいか決まると思います。
今回の3機種だと、なんでも器用にこなせるZenFone 5、安定のスペックと名前の通ったシャープ製AQUOS sense plus、カメラに優れ高いコスパを実現したHUAWEI P20 liteといったところでしょうか。
カメラもアプリの動作も満足できるZenFone 5
ZenFone 5はミドルレンジというより、ミドルハイにあたるスペックをもった機種です。
RAM6GBとROM64GBは、今回紹介するミドルレンジスマホ3機種のなかではトップで、サクサクとした動作とアプリもたくさんインストールすることができます。
CPUがSnapdragon636、AQUOS sense plusよりワンランク上のものを搭載しています。
ワンランク上といっても微々たる差なので、3Dを多用したゲームアプリが快適にプレイできるとは断言できません。
それでも、ほとんどのアプリをそつなく動作せることに期待ができる性能なので、カメラやゲームアプリなど、スマホひとつでいろいろなエンターテイメントを楽しみたいという方にピッタリではないでしょうか。
ネックなのが価格が5万円台ということ、防水や防塵、おサイフケータイに対応していない点にも注意が必要です。
また、SIMフリーモデルは販路によってRAM6GBと4GBのタイプがあるので、よく確認して購入するようにしましょう。
安定感のあるお手本のようなミドルレンジがAQUOS sense plus
鮮やかな発色と省電力が特徴のIGZO液晶を搭載、防水・防塵に対応し、おサイフケータイも利用することができるSIMフリースマホです。
CPUといったハード面では他の2機種より少しだけ見劣りしますが、AQUOS sense plusにしかない機能が十分備わっています。
SIMフリースマホでも「キャリアで使えていた機能が絶対に欲しい」という方にはオススメしたい1台です。
Jアラートの受信も可能で、名の通ったシャープブランドも安心して手に取れるポイントだと思います。
ミドルレンジとしては、ハード面と機能面ともにバランスが取れている機種で、これまでキャリアで使っていた機能をそのままに格安SIMで使っていきたいという方は検討してもよさそうです。
カメラ性能とコスパは文句ナシのHUAWEI P20 lite
HUAWEI P20 liteはカメラに特化しており、ダブルレンズだけでなく、自撮りにもピッタリな1,600万画素のインカメラにも注目したい機種です。
さらに3万円台とコスパにも優れているので、スマホをデジカメ代わりにして、LINEやSNSを中心に利用していきたいという方に人気があります。
ただし、プロセッサーの「Kirin」はゲーム向きではないで、ゲームアプリの動作に関しては過度に期待しないほうがいいでしょう。
まったく動作しないというわけではありませんが、アプリによってはカクつきが目立つ可能性はあります。
HUAWEI P20 liteは販路によって仕様が異なる
HUAWEI P20 liteは大手キャリアだとauが販売しており、ROM(ストレージ)が64GBとSIMフリーモデルの2倍搭載されています。
ほかにも、auのサブブランドUQモバイルで販売しているモデルはJアラートに対応しているなど、販路によって仕様に違いがあるので注意が必要です。
Y!mobileで販売しているモデルも、au回線で利用することができないといったネットワーク面での違いがあります。
注意が必要な格安SIM事業者は、UQモバイルとY!mobileなので、それ以外の格安SIM事業者で購入する場合はそこまで気にする必要はないでしょう。
まとめ
2018年夏のミドルレンジSIMフリースマホは、どの機種も魅力的でどれを買おうか迷ってしまいます。
ですが、今回比較してみた3機種はどれも個性がハッキリしているので、どういうふうにスマホを使うかイメージできれば決めやすいでしょう。
発売されたばかりの3機種でどれを購入しようか迷っている方は、本記事を参考にして、買って納得ができそうな機種選択をしていただければと思います。
■カメラもアプリもそれなりに。1台を長く使いたい
→ZenFone 5
■防水・防塵、おサイフケータイ、定番機能が欲しい
→AQUOS sense plus
■スマホで写真を撮りまくりたい、端末代はなるべく安く抑えたい
→HUAWEI P20 lite