
国内で最大手のスキマバイトアプリ「タイミー」は、スキマ時間を利用して単発バイトができるアプリ。ネット上の口コミなどで「タイミーはやめておいたほうがいい」という意見が見受けられます。
これからタイミーを使ってみようと考えている人は、ネガティブな口コミを見るとタイミーの利用をためらってしまうのではないでしょうか。
本記事は、これからタイミーの利用を検討している人が、自分に向いているか向いていないか考えてみるきっかけになる内容です。筆者が実際にタイミーを利用し、タイミーはやめとけと言われている理由についてわかった内容をまとめました。
タイミーはやめておいたほうがいい8つの理由
当サイトでは実際にタイミーのアプリを利用して働き、アプリの使用感などをレビューしてきました。そのうえで、「タイミーはやめておいたほうがいい」と言われている理由についてまとめました。
体調面の問題
たとえば月~金までフルタイムで働きながら、タイミーでもバイトをするとなれば身体に大きな負担がかかるはず。土日を使ってタイミーで働くとしても、ゆっくり休める時間がほとんどないことが想像できるでしょう。
そのため、体調面に不安があれば、タイミーだけでなく、スキマバイトアプリはおすすめできません。

タイミーには、仕事の急なキャンセルや遅刻をすることでユーザーにペナルティポイントが付与。蓄積されたペナルティポイントによって、アプリの利用制限が発生したり、キャンセル率を見てマッチングした企業や店舗から一方的にキャンセルされる可能性も高くなります。
体調不良などを理由にキャンセルした場合でもペナルティポイントが増加し、とくに無断キャンセルはタイミーの永久利用停止となります。
給与面の問題

タイミーの求人は、ほとんどがその地域の最低賃金で掲載されているため給与面に満足できない人が多いことも事実です。
もちろん高時給の求人もありますが、資格が必要であったり、経験者のみ募集といった条件がほとんどなので、誰でも応募できる求人とは限りません。
地域の最低賃金での募集が多いタイミーでも、副業で3~5万円を効率良く稼ぐことが可能です。タイミーで効率良く稼ぐ方法を関連記事にて解説しています。これからタイミーを使うという人に向けても実践的な内容となっているのでご参照ください。
給与面については、利用する人が保有する資格や実務経験によるため、自身が利用する地域の求人をまず閲覧してみるとよいでしょう。タイミーの仮登録をすれば求人の閲覧ができ、仮登録だけなら本人確認書類の提出も不要です。初回利用時の登録方法は、下記の関連記事をご参照ください。
交通費が少ない、または支給されない
筆者が当サイト用のレビューを執筆するためにタイミーを利用していた時、交通費の少なさが気になりました。交通費は安い求人で100~200円、たまに500円の求人もあれば、交通費が発生しないという求人も多くあります。
当然ですが、交通費の支給が200円として、往復400円でも200円しか支給されません。なお、タイミーでの交通費は、求人に記載されている給与の合計金額に含まれています。
交通費については、シェアフルだと最大1,000円支給といった求人も多く見受けられました。移動手段が主に公共の交通機関で、交通費を支給してほしいという人はシェアフルの併用も検討するとよいでしょう。
「タイミーさん」呼びされる

職場によっては名前で呼ばれずに「タイミーさん」と呼ばれることがあります。気になる人は気になると思いますし、気にならない人は気にならないでしょう。
名札をつけるような職場でも、「タイミー」や「太美(たいみ)」のような名札が用意されていることもあります。人に対する敬意などを重要視しているという人であればタイミーはおすすめできません。
接客業であれば客に名前を知られたくない人もいるでしょう。1日だけなので名前を覚えてもらわなくても問題ないと考える人もいると思うので、そういう人であればタイミーさん呼びも気にならないはずです。
名前の呼び方や名札の用意については職場によるといったところです。タイミーから来る人を店舗で共有しているところは名前で呼んでくれたり、職場に着くと自分の名前で名札が用意されていたこともあります。
職場環境が悪い
ネット上の口コミで「タイミーはやめといたほうがいい」という理由で多いのが職場環境です。悪い環境の職場に連続であたってしまうと、タイミーはやめておいたほうがいいと思ってもおかしくはないでしょう。
実際にタイミーでいろいろな職場で働いてみて、職場環境が良くないと感じたのは下記の理由です。
■職場環境が悪いところの特徴
- 記載されていた業務内容とは異なる業務をまかされる
- 一緒に働く人の人柄が良くない
- 人によって業務のやり方が違う(業務マニュアルが統一されていない)
タイミーにはレビュー・評価機能があり、実際に働いたワーカーからの感想を閲覧でき、Good率でワーカーの満足度を知ることができます。
Good率の低い職場や悪いレビューを書かれている職場に応募しないなど、自分で応募する際の基準を決めておくと、良い職場とマッチングする可能性が高いです。

画像の店舗はGood率が97%で、レビューを閲覧してみると、お世辞にも良いとはいえない内容が記載されています。Good率が高くても、レビュー内容が悪ければ避けておいたほうが無難です。
画像の店舗はとあるスーパーで、筆者も実際にタイミーから働いた店舗です。レビューで塗りつぶしている部分は、品出しの募集に応募した人が書いたと考えられます。スーパーは品出し以外にもレジや惣菜売り場といった業務で募集しており、悪いレビューが記載されていても、業務内容によっては働きやすかったということもありえます。
確定申告が必要な場合も
タイミーなどを利用しての副業や複数の収入がある場合、総合的に所得を計算して確定申告が必要です。今となっては会計ソフトがあるので確定申告は簡単におこなえますが、確定申告したことがない不安になるでしょう。
確定申告が必要な人がタイミーで得た給与の確定申告を怠ると、追徴課税を請求されるリスクもあります。実際のところタイミーで年間に数万程度の給与であれば確定申告しなくても問題ないそうですが、不安がある人はタイミーだけでなく副業そのものを避けたほうがいいかもしれません。
タイミーだけで生活は厳しい
毎月どれだけの給与があれば生活できるかは人それぞれですが、タイミーだけで生活をするのは難しいです。他のスキマバイトアプリも併用すれば可能かもしれませんが、タイミーだけで生活をするというのはおすすめしません。
タイミーは社会保険の加入などの事務手続きが不要な範囲で利用するサービスということもあり、「タイミーを通じて同企業で月間88,000円及び年間30万円以上働くことができない」制限があります。そのため、タイミーで気に入ったところへ何度も働きに行っても、いつかは制限にひっかかってしまうはずです。
地域にもよりますが、自分に合った条件の求人がいつでも見つかる保証もないため、安定した収入を得たいと考えている人は、固定のアルバイト先や就職先を見つけたほうがよいでしょう。
責任感のある人はやめたほうがいい
個人的にタイミーなどのスキマバイトアプリは、柔軟に物事を考えられる人、あくまでも単発のバイトと割り切ることができる人は向いています。
職場の環境であったり、業務内容の改善ポイントなどを口出ししたくなるような責任感の強い人は、タイミーで働くとモヤモヤするかもしれません。タイミーで同じ職場に行っていると、直接雇用をもちかけられることがあります。直接雇用されてから一緒に職場を良くしていくとよいでしょう。
また、タイミーでの勤務先で良かれと思った行動が逆に迷惑であったり、トラブルの原因になる可能性もありえます。タイミーとして働く以上は、与えられた仕事をこなすだけ、わからないことがあれば都度聞けばいい、業務上で気になることがあっても見なかったことにしたり、ある程度は割り切ることが必要です。
