【2023年版】格安SIMのIIJmioとOCNモバイルONEを比較、オススメはどっち?

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新料金プラン対応、シェア率上位のIIJmioとOCNモバイルONEを比較。2023年1月7日更新。

IIJmioとOCNがモバイルONE。シェア率上位の格安SIM(MVNO)事業者というだけあって、最終的にどちらを利用しようか迷う人が多い印象です。
格安SIM(MVNO)事業者を選ぶポイントとしては、月額料金とサービス内容、取扱い端末を重視したいところです。
今回は、IIJmioとOCNモバイルONEについて比較していきます。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

[公式]IIJmio最新キャンペーン

IIJmioとOCNモバイルONEの特徴を比較

まずは、IIJmioとOCNモバイルONEの特徴について比較していきましょう。
IIJmioは、現在のように格安SIMやMVNOという言葉が世の中に浸透する前から法人向けとしてサービスを展開。技術力の高さが自慢の格安SIM(MVNO)サービスです。
一方OCNモバイルONEは、NTTグループという安心感のある格安SIM(MVNO)サービスで、はじめて格安SIMを使うという人に選ばれています。

IIJmioOCNモバイルONE
概要・技術力に自信アリ、
格安SIMの老舗
・eSIMを提供
・バースト機能をいち早く導入
・ドコモ/au回線間で、
データ量の分け合い可能
・取扱機種数No.1
・安心のNTTグループ
・豊富なデータプラン
・使い方に合わせて選べる
通話かけ放題OP
・音楽アプリのカウントフリーあり
・端末セットが業界No.1の安さ
回線種類ドコモ/auドコモ
ネットワーク4G・5G4G・5G
最低利用期間1ヶ月
(利用開始日の翌月末まで)
なし
即日MNP対応対応
音声
最安プラン
2GB税込850円~1GB税込770円~
かけ放題
オプション
ありあり
支払方法クレジットカードのみクレジットカード/口座振替

IIJmioとOCNモバイルモバイルONEは、回線の種類と最低容量、支払い方法に違いがあります。
IIJmioは回線の種類をドコモとauから選べるマルチキャリアに対応。こだわりがなければドコモ回線を選べばOKです。
au回線を選ぶメリットは、ドコモ回線よりも利用者が少なめで、混雑時間帯でも安定した通信に期待が持てるからです。
また、auで使っていたスマホをそのまま使いたいという人も、auを選ぶといいでしょう。
データの最低容量は、IIJmioが2GBから、OCNモバイルONEは500MBからとなります。
最安プランを比較すると、料金自体に大きな違いはありませんが、1GBあたりの料金を計算するとIIJmioが税込429円から。1GBあたりで考えるとIIJmioのほうがお得感はあるといった印象です。
もちろん、1GBや2GBじゃ足りないという人もいるでしょう。
次の見出しから料金プランについて比較していきます。

IIJmioとOCNモバイルONE、新料金プランを比較

プランOCNモバイルONEIIJmio
500MB550円
1GB700円
2GB850円
3GB900円
4GB990円
6GB1,200円
8GB1,500円
10GB1,600円
15GB1,800円
20GB2,000円
*すべて税込み価格
*音声通話SIM(電話+SMS+データ通信)の価格

料金プランは、OCNモバイルONEとIIJmioでどちらもかぶりがありません。
自身がどれくらいのデータ量を毎月使うかで料金プランを決めるといいでしょう。
OCNモバイルONEの料金プランは10GBまでで、IIJmioは15GBや20GBといった中容量のプランも用意されています。
中容量まで用意されていることがIIJmioの特徴で、月額も2,000からと大手キャリアのオンライン専用プランより安いです。

OCNモバイルONEが10GBまで提供というのは、ドコモのエコノミーMVNOという立ち位置であることが理由と考えられます。
大容量プランとサポート面が充実してる方がいいのならドコモのメインブランドで、安く使いたいユーザーはOCNモバイルONEのエコノミーMVNOという住み分けです。
また、10GB以上使いたいというのであれば、オンライン専用プランahamoを提案するというのが現在のドコモです。

IIJmioは音声eSIMも提供

IIJmio音声eSIM料金月額料金
2GB773円(税込850円)~
4GB900円(税込990円)~
8GB1,364円(税込1,500円)~
15GB1,637円(税込1,800円)~
20GB1,819円(税込2,000円)~
*音声通話対応eSIMの料金
*音声通話対応eSIMはau回線のみ提供

IIJmioでは、音声対応eSIMの提供をしています。
eSIMは、iPhoneなどの対応機種で利用ができ、開通までの早さが特徴。eSIMと物理SIMのデュアルSIMでの運用も可能です。
IIJmioの音声eSIMはau回線のAタイプのみに対応。au回線が利用できない、あるいはSIMロック解除されていない機種だと利用できない可能性もあるため注意が必要です。

IIJmioとOCNモバイルONEの通信速度(通信品質)について

格安SIM(MVNO)を使うにあたり、デメリットと長年いわれている通信速度は、IIJmioとOCNモバイルONEどちらもそれなりといった印象です。
どちらも速いと言い切れませんが、通信品質については以前よりも向上しており、安定して通信はおこなえます。
それでも朝や昼、夕方といったピーク時間帯は著しく通信速度が低下してしまいがちです。

OCNモバイルONE、新プランの提供により速度が改善か

OCNモバイルONE速度テスト(旧プラン)

画像はOCNモバイルONEの旧プランでピーク時間帯に測定したもので、メールやLINEといった軽い通信なら問題ありませんが、動画を視聴する分には途中で読み込みが発生したりしそうです。

OCNモバイルONE新料金プラン18時台(夕方)速度

OCNモバイルONEの新料金プランを使って、帰宅ラッシュ時の通信速度を計測してみました。
旧プランよりも速度が向上していることがわかります。
混み合う時間帯でも10Mbpsを超えていれば、今あるスマホコンテンツはだいたい楽しめるはずです。

OCNモバイルONE新料金プラン8時台(朝)速度

OCNモバイルONEの新料金プランで、混雑が予想される朝の通信速度を計測。今回はGoogleの計測とFAST.comの計測サービスを利用しています。
Googleではダウンロードが62.6Mbps、FAST.comではダウンロードが75Mbps出ています。
これだけの速度が出ていれば、YouTubeなどの動画サービスも快適に利用できるでしょう。
ただし、利用する場所などによって速度は左右されるので、いつも同じ速度が出るとは限りません。
OCNモバイルONEは、新料金プランになってかなり速度が改善されたことがわかると思います。

IIJmioも新料金プランで速度を改善、初速をチューニング

IIJmio新料金プラン8時台(朝)速度

IIJmioの新料金プランでも、混雑が予想される朝の速度を計測。GoogleとFast.comの計測サービスを利用しています。
結果はGoogleがダウンロード70.4Mbps、Fast.comがダウンロード91Mbpsとなりました。
速度についてはOCNモバイルONEよりも速い結果となっていますが、50Mbps以上の速度になると体感で大きな差はないと思います。

IIJmioに関しては、新料金プランによりネット速度を見直すことが明言されています。
ただし、体感できるくらい爆速になるのではなく、通信がはじまった際の初速をチューニングするとのことです。

新しいスマホとセットで購入がおすすめ

格安SIMは、SIMカードだけで申込めますが、新しいSIMフリースマホとセットで申込むことができます。
格安SIMを申込むのなら、SIMフリースマホとのセット購入がおすすめです。
その理由として、格安SIM(MVNO)事業者で購入できるスマホは他のECサイトよりも安く販売している傾向にあるからです。
最近のSIMフリーAndroidスマホなら、事業者ごとのAPNがプリセットとして登録されており、自身でおこなう開通作業が簡単になっていることもポイントです。
キャリアで購入し、使い慣れたスマホをそのまま使うのもアリですが、せっかくなので新しいスマホを購入して心機一転するとよいかもしれません。

IIJmioは取扱機種数No.1、機種変更時もお得

IIJmioは、取扱機種数が他の格安SIM(MVNO)事業者よりも圧倒的に充実しています。
ハイエンドからミドルレンジまで幅広い機種を選ぶことができ、キャンペーンによっては税込1円で購入することも可能です。
中古iPhone、未使用品iPhoneも取り扱っているので、格安SIMでiPhoneを使いたいという人にも最適です。

MNP申込みなどのキャンペーンを利用すれば、新しいスマホを安く購入して格安SIMをはじめることもできます。
機種変更をする際も、対象端末購入でギフト券プレゼントといったお得なキャンペーンが用意されています。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/

OCNモバイルONEはとにかくスマホを安く購入できる

OCNモバイルONEは、ほとんどのスマホを特価にて販売しています。
特価で購入できるのは初回のみで、音声SIMカードと端末をセットでの申込みが必要です。
キャンペーンが開催されるとさらに安くなり、争奪戦が繰り広げられるほどです。
キャンペーンを開催していない時も、新機種が発売されたらすぐに在庫切れとなり、回転の早さがネックといえます。

OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

IIJmioとOCNモバイルONEの通話料を比較

大手キャリアから格安SIMに乗り換える人の多くは、電話とネットが使える音声通話SIMを申込むのではないでしょうか。
通話はLINEで済ませるという人も、たまに普通の電話をかけることがあると思います。
そこで気になる通話料ですが、IIJmioとOCNモバイルONEの通話料はどちらも税込22円30秒。専用の通話アプリを利用すると、税込11円/30秒の半額となる仕組みです。

IIJmioOCNモバイルONE
通常通話料税込22円/30秒税込11円/30秒
専用アプリ利用時税込11円/30秒税込11円/30秒
通話定額・かけ放題・通話定額5分+
→税込500円/月
・通話定額10分+
→税込700円/月
・かけ放題+
→税込1,400円/月
・10分かけ放題
→税込935円/月
・トップ3かけ放題
→税込935円/月
・完全かけ放題
→税込1,430円/月
備考・すべてのかけ放題オプションは
国内通話が対象
・表内のオプションは
2021/12/7より提供開始
・トップ3かけ放題は、
その月にかけた国内通話上位
3番号の通話料が0円
・完全かけ放題は国内通話料が0円

よく電話をかけるという人向けに、かけ放題のオプションが各社に用意されています。
普段どれだけ電話をかけているのか、あらかじめ把握したうえで申込むといいでしょう。
月額制のオプションなので、最初は加入しなくてもOK。後から追加で申込むこともできます。

OCNモバイルONEは専用アプリ不要で通話料金半額に

OCNモバイルONEでは2021年4月7日(水)以降、専用の通話アプリ不要で通話料金が半額となります。
つまり、スマホにインストールされているデフォルトの通話アプリでも税込11円/30秒で通話することができというわけです。
ほとんどの格安SIM(MVNO)事業者は、専用の通話アプリを提供しており、専用アプリが不要になることで大きなメリットを得られます。
たとえば、コールバックする際にうっかり通常の電話アプリを使ってしまって、税込22円/30秒でかけてしまったということが、格安SIMを使っているとよく起こります。
アプリの使い分けだけで通話料が税込22円/30秒になるのか、税込11円/30秒になるのかは大きな違いだといえるでしょう。

IIJmioも専用通話アプリ不要で通話料が半額に、ただし注意点もあり

IIJmioでも、専用の「みおふぉんダイアル」アプリ不要での通話料半額に対応しました。
通常の国内通話なら、端末にデフォルトでインストールされている通話アプリからでも、税込11円/30秒にて通話が可能です。
ただし通話定額オプションを利用する際は、「みおふぉんダイアル」からの発信が必要です。
端末デフォルトの通話アプリから発信してしまうと、通話定額オプションに加入しているのに高額な料金を請求される可能性があるので注意しましょう。

データ容量の繰り越し比較

家族で使うならデータ容量の分け合い、ひとりで使うなら余ったデータ容量の繰り越しも、ムダなくデータ容量を使うために重要です。
IIJmioとOCNモバイルONEでは、データ容量の分け合い・繰り越しに対応しています。
余ったデータはどちらも翌月まで繰り越すことが可能です。

データ量の繰り越し

データ量繰り越し比較
事業者名IIJmioOCNモバイルONE
データ量繰り越し
繰り越し期限翌月末まで翌月末まで
申込み不要不要

繰り越しについては、IIJmioとOCNモバイルONEどちらも申込み不要で利用できます。
使えるデータ量は、各社で配信している専用アプリにて確認ができます。

データ量の「分け合い機能(データシェア)」を比較

家族で格安SIMを使いたい時、ひとりでメイン回線とサブ回線を持ちたい時は、データ量の分け合いが便利です。
IIJmioとOCNモバイルONE、どちらもデータ量の分け合いに対応しています。

IIJmioのデータ量分け合いについて

データ容量のプレゼント機能(イメージ)

IIJmioでは、データ容量の分け合い方を2種類用意。たとえばデータ容量のプレゼントは家族での利用に便利で、子供のデータ容量が足りなくなった時に、自身のデータ容量をプレゼントすることができます。

データのシェア機能のイメージ

一方データのシェア機能では、家族それぞれのデータ容量を合算し、切り崩しながらネットを利用する仕組みです。
月によって使うデータがバラバラだったり、ひとりでもサブ回線を持つときなどに便利です。

OCNモバイルONEのデータ量分け合いについて

出典:OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは、主回線のデータ容量を他のSIMカードに分け合うことができます。
音声通話SIMだけでなく、データ通信専用SIMカードにも分け合えることが特徴。たとえば、いつも持ち歩くスマホには音声対応SIMカード挿して、自宅だけで使うタブレットにはデータ通信専用SIMカードを追加するといった使い方が可能です。
音声対応SIMカードのデータ容量をデータ通信専用SIMカードで使用するので、別々にプラン契約をする必要はありません。
ただし、SIMカード1枚につき初期費用として434円が必要。また、データシェア用SIM1枚につき月額440円~520円が必要です。

IIJmioとOCNモバイルONEの支払い方法について

最後に、IIJmioとOCNモバイルONEの支払い方法について解説していきます。
IIJmioの支払いはクレジットカードのみに対応しており、OCNモバイルONEは口座振替とクレジットカード両方に対応しています。
クレジットカードで支払いができるのであれば、クレジットカードで支払うほうが開通までの時間はそれほどかかりません。
OCNモバイルONEの場合、口座振替を選ぶことはできますが、電話での申込みや開通までに時間がかかるのがネックです。
クレジットカードを持っていないなどの理由で、口座振替を希望するのであれば、OCNモバイルONEのカスタマーセンターへ問い合わせるといいでしょう。
ちなみに、OCNモバイルONE以外にも、UQモバイルやY!mobile、楽天モバイルで口座振替を支払い方法として選択することができます。
気になる方は、関連記事をご参照ください。

まとめ

今回は、格安SIMでシェア率上位のIIJmioとOCNモバイルONEを比較してきました。
多くのユーザーに選ばれている格安SIM(MVNO)事業者なので、どちらが優れているとは言いづらいところがあります。
新しいスマホが安く買えるのならOCNモバイルONEを選んでもいいですし、シンプルに格安SIMをはじめたいというならIIJmioを選ぶといった感じで、自身に刺さるポイントがあるかないかで決めるといいでしょう。
また、月額料金の割引キャンペーンやスマホ本体の端末代金を値引きしてくれるキャンペーンも実施中なので、ひとまずIIJmioとOCNモバイルONEの公式サイトを覗いてみることをオススメします。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

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