【2026年版】格安SIM(MVNO)のマルチキャリアやトリプルキャリアとは?

格安SIM(MVNO)について調べている時、「マルチキャリア」や「トリプルキャリア」という言葉をよく見かけると思います。

マルチキャリアやトリプルキャリアとは、ひとつの格安SIM(MVNO)事業者が複数の回線タイプに対応していることです。

たとえば、IIJmioだとドコモ回線とau回線に対応したマルチキャリア。mineoはドコモ・ソフトバンク・au回線のすべても対応するトリプルキャリアです。

本記事では、格安SIM(MVNO)におけるマルチキャリアとトリプルキャリアについて詳しく解説します。マルチキャリアとトリプルキャリアに関する、メリットや注意点についても紹介します。

目次

マルチキャリアやトリプルキャリアなら回線が選べる

出典:mineo

前述のように、回線タイプが選べることをマルチキャリア・トリプルキャリアと呼びます。格安SIMでは、2つのキャリアから選べることをマルチキャリア、3つのキャリアから選べることをトリプルキャリアと呼ぶことが多いです。

2025年現在、IIJmioやmineo、nuroモバイルといった主要格安SIM(MVNO)事業者のほとんどは、マルチキャリア・トリプルキャリアに対応しています。

格安SIM(MVNO)事業者提供回線
IIJmio・ドコモ
・au
mineo ・ドコモ
・au
・ソフトバンク
NUROモバイル・ドコモ
・au
・ソフトバンク
HISモバイル・ドコモ
・ソフトバンク
イオンモバイル・ドコモ
・au
QTモバイル・ドコモ
・au
・ソフトバンク

マルチキャリアやトリプルキャリアの格安SIM(MVNO)事業者を選ぶメリットは?

マルチキャリアやトリプルキャリアに対応している格安SIM(MVNO)事業者は、ユーザーにとってメリットになることがほとんどです。

実際にどういうメリットがあるか詳しく解説していきます。

使い慣れたスマホをそのまま使える

マルチキャリアやトリプルキャリアに対応している格安SIM(MVNO)事業者なら、今使っているスマホをそのまま使うことができます。

たとえばauで購入したスマホをそのまま使う場合、格安SIMを申し込む際に、au回線を利用する回線として選べばOKです。

そのまま使えるとはいっても、SIMロック解除が必要な機種もあるため、使っている機種がSIMロックされているか事前に確認しておきましょう。SIMロックされている機種であれば、SIMロック解除をおこなってください。

なお、キャリアが販売する端末でも、2021年10月1日以降に発売された端末は原則SIMロック解除済みとなっています。それでも念のためにSIMロック解除済みか確認しておくと安心です。

通信速度が安定している傾向

格安SIM(MVNO)で回線が混雑するイメージ

マルチキャリア・トリプルキャリアに対応している格安SIM(MVNO)事業者は、通信速度が安定していると言われています。

理由はマルチキャリア・トリプルキャリアに対応することで、格安SIM(MVNO)事業者が借りている回線の混雑が分散されるからです。

ドコモ回線を選ぶユーザーが多いことから、上の図ではドコモ回線が混雑しているような表現ですが、一概にドコモ回線が遅いとは言い切れません。

混雑する理由としてはドコモ回線を選ぶユーザーが多く、ドコモ回線でも現在はMVNO各社の設備増強によって比較的安定した速度で通信することができます。

家族で格安SIMへ簡単に1本化できる

あまり見かけないケースではありますが、家族でバラバラのキャリアを使っている場合、マルチキャリアに対応した格安SIM(MVNO)事業者で1本化することができます。

格安SIM(MVNO)事業者によっては、家族割を提供していることもあるため、家族でキャリアがバラバラという場合、格安SIMで回線をまとめるというのも毎月の通信費を節約する手段です。

マルチキャリアやトリプルキャリアの注意点

マルチキャリアやトリプルキャリアの格安SIM(MVNO)事業者を選んだとしても、大きなデメリットはありません。

ですが、契約前に知っておきたい注意点はいくつかあります。

マルチキャリアでも1枚のSIMで利用できるのは1回線まで

マルチキャリアやトリプルキャリアの格安SIM(MVNO)事業者では、ドコモやau、ソフトバンクの回線から選ぶことができます。しかし、1枚のSIMカードで通信できるのはひとつの選んだ回線タイプだけです。

1枚のSIMカードには1回線分の情報しか書き込めないため、1枚のSIMカードでドコモ・au・ソフトバンクの回線を切り替えるといったことができません。

最初はau回線を選んで、後からドコモ回線を使いたいといったケースも考えられるので、その場合はSIMカード交換(契約内容変更)といった手続きが必要です。

料金が異なる場合がある

回線タイプにより、月額料金が数百円ほど異なることがあるため、申し込み前に確認しておきましょう。

料金が異なる理由としては、事業者が各キャリアに支払っている間借り料金が異なることが挙げられます。
しかし、2021年に格安SIM(MVNO)事業者それぞれが、新料金プランを発表。マルチキャリア・トリプルキャリアに対応する事業者ほとんどがどの回線タイプを選んでも同一料金となっています。

マルチキャリア事業者はどこを選べばいい?

マルチキャリアの仕組みを理解した後は、どこの通信事業者に申し込むか決めましょう。ここでは人気の高いIIJmioとmineoをピックアップして紹介します。

IIJmio

IIJmioはインターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。格安SIMの老舗とも呼ばれ、格安SIMながらeSIMの提供もいち早くおこない、安定した通信品質に定評があります。ドコモ回線とau回線から選ぶことができ、SIMカードとeSIMでも契約可能です。

IIJmio料金プラン月額料金
2GB850円~
5GB950円~
10GB1,400円~
15GB1,600円~
25GB2,000円~
35GB2,400円~
45GB3,300円~
55GB3,900円~
※音声通話SIM・音声eSIMの料金
※ドコモ、au回線を提供

月額料金は表のとおり。ライトユーザー向けの2~10GBをはじめ、25~55GBまでの中容量と幅広い料金プランを提供します。すべてのプランで余ったデータ量を翌月末まで繰り越しでき、余ったデータ量をムダにしにくいです。

Androidスマホを中心に幅広いスペックの端末をラインナップ。MNPキャンペーンなどの時期と合えば、MNP申し込みで端末を特別価格にて購入できます。乗り換えと同時に新しい端末を購入したい人に最適です。

IIJmioでどの端末を選んだらいいかわからない、機種が多過ぎて迷ってしまう人は以下の関連記事を参照してください。

mineo

mineoは関電グループのオプテージが提供する格安SIMサービス。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べるトリプルキャリア対応で、手持ちの端末をそのまま乗り換えしたい人に最適です。SIMタイプはSIMカードとeSIMから選ぶことができます。

使えるデータ量から選ぶ「マイピタ」

コースmineo月額料金(マイピタ)無料オプション
3GB月額1,298円~パケット放題1Mbps
7GB月額1,518円~パケット放題1Mbps
15GB月額1,958円~パケット放題3Mbps
30GB月額2,178円~パケット放題3Mbps
50GB月額2,948円~パケット放題3Mbps

mineoの「マイピタ」は、データ量から選ぶタイプのプランです。最安で最少の容量は3GBコースとなり、コースごとに「パケット放題 1Mbps」や「パケット放題 3Mbps」といったオプションを無料で使えます(別途申し込み要)。

パケット放題オプションは、通信速度が制限される代わりに各コースの高速データ通信量を消費せずデータ通信ができるオプションです。たとえばテキストベースのWebサイトを閲覧したり、音楽配信サブスクを利用する時はパケット放題に切り替えるといった使い方ができます。

最大通信速度で選ぶ「マイそく」

コース月額料金(マイそく)
スーパーライト
最大32kbps
月額250円~
ライト
最大300kbps
月額600円~
スタンダード
最大1.5Mbps
月額990円~
プレミアム
最大5Mbps
月額2,200円~

「マイそく」プランは、最大通信速度から選べることが特徴の料金プランです。データ通信時に通信量は消費しませんが、最大通信速度が制限されます。たとえばスタンダードコースであれば最大1.5Mbpsの速度で通信をおこない、Webサイトの閲覧やLINEでのメッセージのやりとりといった軽い使い方を想定したコースとなっています。

注意点としては契約しているコースの最大通信速度以外に、月~金までの12時~13時は最大32kbps(プレミアムのみ200kbps)に速度制限されることです。昼間にスマホを使わない人や、昼間はWi-Fi接続を中心にスマホを使う人であればとくに影響はないと思います。

なお別途「24時間データ使い放題」オプションを購入でき、コースごとの最大通信速度を解除してmineoの通常速度に切り替えることも可能です。

実用的な範囲であれば最大1.5Mbpsのスタンダード、もしくは最大5Mbpsのプレミアムを契約するとよいでしょう。

まとめ

今使っているスマホをそのまま使いたいという人にとって、マルチキャリアやトリプルキャリアに対応していると、格安SIM(MVNO)事業者を選ぶ幅が広がります。

格安SIM(MVNO)事業者のほとんどがドコモ回線を提供しているので、auやソフトバンクにも対応した格安SIM(MVNO)事業者を選ぶことでネット速度が比較的安定している可能性も高いです。

それでも、キャリアから回線を間借りしている格安SIMの特性上、朝・昼・夜のピークタイムは速度が低下するかもしれないことを念頭に置きましょう。

  • URLをコピーしました!
目次