大手キャリアやMVNOで提供されているeSIMは、物理SIMとは異なり、申し込みから開通までスピーディにおこなえることが大きなメリットです。
iPhone XS、iPhone XR以降のiPhone、Google Pixel 4以降のGoogle PixelシリーズならeSIMに対応しており、その他の機種でもeSIM対応機種が増えています。
物理SIMと組み合わせてデュアルSIMにしたりとメリットも多いeSIMですが、もちろんデメリットもあります。
本記事では、eSIMを申し込む前に知っておきたいデメリットについて解説。eSIMを提供する格安SIM(MVNO)事業者も合わせて紹介します。
目次
eSIMのデメリット
eSIMのデメリットについてまとめました。
手持ちの機種がeSIM対応機種であるか
そもそも手持ちの機種がeSIM対応機種でないと、eSIMを利用することができません。
eSIM申し込み前にまずは手持ちのスマホがeSIM対応機種であるか確認しましょう。
前述のとおり、iPhone XS、iPhone XR以降のiPhone、Google Pixel 4以降のGoogle PixelシリーズならeSIMに対応しています。
手持ちの端末のスペック表などで、eSIMに対応しているか確認してください。
Wi-Fiなどのインターネットに接続されている端末が別途必要
eSIMの開通までには、「アクティベーション」という作業をおこなう必要があり、eSIM対応機種でQRコードを読み取るという方法が多いです。
PCなど、eSIMを利用する機種以外の端末でeSIMを申し込み、PCに表示されているQRコードをeSIMを利用する端末で読み取るという方法が基本的にスムーズです。
PCがない場合はWi-Fiなどでインターネットに接続されているスマホをもう1台用意する方法もあります。
原則としてインターネットに接続されている端末を別途用意しておく必要があるという点を念頭においておきましょう。
デュアルSIMにする場合は回線の相性がある
デュアルSIMとは、1台の端末で2回線を利用することをいいます。
たとえば物理SIMを大手キャリアで利用し、eSIMをMVNOで利用するといった感じです。
デュアルSIMに関しては回線同士の相性があり、物理SIMのキャリアによっては申し込んだeSIMが正しく動作しないということもありえます。
大手キャリアとMVNO、MVNOとMVNOなど、キャリアの組み合わせ自体が膨大なので、実際に契約して使ってみるまで正しく動作するかわからないという点が大きなデメリットといえます。
ただし、キャリアの組み合わせ以外にも端末自体が原因という可能性もありえるため、ネットで口コミなどを事前に調べてから申し込みするといいでしょう。
デュアルeSIMにしたい場合はデュアルeSIM対応機種か確認も必要
前項では物理SIMとeSIMのデュアルSIM化について解説しましたが、機種によってはeSIM2枚を運用するデュアルeSIMも可能です。
デュアルSIMに対応している機種は多いものの、デュアルeSIMに対応している機種自体がまだ少ないので、eSIMを2回線契約してデュアルeSIM化にしたい人はよく確認してから申し込みましょう。
eSIMの契約ができる格安SIM(MVNO)事業者
eSIMを提供しており、多くのユーザーから選ばれている主要の格安SIM(MVNO)事業者をまとめました。
IIJmio:格安SIM(MVNO)としてはいち早くeSIMの提供を開始
IIJmioは、格安SIM(MVNO)ではいち早くeSIMを提供はじめ、技術力という面では他の格安SIM(MVNO)事業者よりも頭一つ抜きん出ているといえます。
IIJmio料金プラン(eSIM) | データ専用 月額料金 | 音声通話対応 月額料金 |
2GB | 440円~ | 850円~ |
4GB | 660円~ | 990円~ |
8GB | 1,100円~ | 1,500円~ |
15GB | 1,430円~ | 1,800円~ |
20GB | 1,650円~ | 2,000円~ |
*データeSIMはドコモのみ |
IIJmioでは、上記のプラン以外にも30~50GBの大容量プランも用意。音声通話対応eSIMとデータ専用eSIMどちらも提供されているので、使い方に合わせて選べることも嬉しいポイントです。
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
mineo:使い方に合わせて選べる料金プラン
mineoは、株式会社オプテージが提供する格安SIM(MVNO)サービス。eSIMはデータ専用と音声通話どちらも選択することができます。
mineo公式サイト:https://mineo.jp/
mineo料金プラン(eSIM) | データ専用 月額料金 | 音声通話対応 月額料金 |
1GB | 880円~ | 1,298円~ |
5GB | 1,265円~ | 1,518円~ |
10GB | 1,705円~ | 1,958円~ |
20GB | 1,925円~ | 2,178円~ |
*ドコモとau網のみで提供 (ソフトバンク網(Sプラン)は対象外) |
基本的に表の4プランから選ぶことができ、eSIMはドコモとau網のみで提供。ソフトバク網のSプランではeSIMを選ぶことができません。
mineoマイそく料金プラン(eSIM) | データ専用 月額料金 | 音声通話対応 月額料金 |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円 | 2,200円 |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 | 990円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 | 660円 |
スーパーライト(最大32kbps) | – | 250円~ |
*ドコモとau網のみで提供 (ソフトバンク網(Sプラン)は対象外) |
「マイそく」は、最大速度ごとに料金が異なり、代わりにデータ量が使い放題となるプランです。
LINEやメール、Web検索など、軽い使い方には最適。ただし、月曜~金曜の12時台は最大32kbpsなるため注意が必要です。
mineo公式サイト:https://mineo.jp/
コメント