Audibleとaudiobook.jp、国内のオーディオブックサービスでメジャーな2つのサービスを比較。
日本のオーディオブックサービスで2強といえば、Amazonが提供する「Audible(オーディブル)」とオトバンクが提供する「audiobook.jp(オーディオブック ドット ジェイピー)」です。
オーディオブックは、書籍をナレーターや声優が朗読してくれる海外ではメジャーなサービスです。
運動をしながら、デスクワークをしながらなど、利用シーンはいろいろ。読書をしたいけど読む時間がない、途中で読むのをやめてしまうといった人にもぴったりのサービスとなっています。
今回は、Audibleとaudiobook.jpを比較。各サービスの違いやメリット・デメリットについても解説していきます。
Amazon:https://www.amazon.co.jp/hz/audible
audiobook.jp:https://audiobook.jp/
目次
AudibleとAudiobook.jpの違い
Audible | audiobook.jp | |
聴き放題 | × | ○ |
月額料金 | 1,500円(税込) | 750円(税込) (別途プラン有) |
単品購入 | ○ | ○ |
作品数 | 40万点以上 (日本語16,000点) | 27,000点以上 (聴き放題1万点以上) |
マルチデバイス | ○ | ○ |
Audibleとaudiobook.jpの大きな違いは、聴き放題サービスの有無です。
後述しますが、Audibleは毎月1,500円のプランで1冊まで好きなオーディオブックを聴くことができます。
一方、audiobook.jpには聴き放題プランがあり、単品購入ができるプランも用意されています。
コスパとしては、audiobook.jpが高いといえるでしょう。
作品数はAudibleが充実しており、洋書を含み、日本語作品は16,000点を取り揃えています。
オーディオブックサービスを選ぶ際に重要なポイントは、継続して聴きたい作品のシリーズがあるかどうか。まずは、聴いてみたい作品あるのかチェックしてみるとよいでしょう。
Audibleとaudiobook.jpの支払い方法を比較
Audible | audiobook.jp | |
決済方法 | ・クレジットカード | ・クレジットカード ・ドコモケータイ払い ・ソフトバンクまとめて支払い ・ワイモバイルまとめて支払い ・au簡単決済 ・iOS App内課金 ・Google Play内課金 |
支払い方法は、Audibleがクレジットカードのみで、audiobook.jpはキャリア決済など、豊富な決済方法を選ぶことができます。
AudibleはAmazonが提供しているので、Amazonアカウントに紐付いているクレジットカードから決済する仕組みです。
Audibleに関しては、クレジットカードしか決済できない点が弱みといえます。
専売タイトルや返品、独自サービスが特徴のAudible
Audibleは月額1,500円(税込)のオーディオブックサービス。毎月1枚付与されるコインを使って、好きなオーディオブックを1冊聴くことができます。
Audibleでしか聴けない専売タイトル
Audible最大の特徴は、Audible専売タイトルがあること。各作品のサムネイルに「ONLY FROM audible」と記載があれば、Audibleでしか聴けないタイトルとなります。
「夢をかなえるゾウ」といった書籍でも人気の作品もAudible専売タイトルです。
Audibleを選ぶポイントとしては、Audible専売タイトルで聴きたいものが複数あるかないかを基準にするとよさそうです。
返品して別のオーディオブックが聴ける
Audibleには返品制度が用意されており、思っていたものと違ったという顧客都合で返品することができます。
たとえばナレーターの声が合わなかった、内容が思っていたものと違ったという場合でも返品が可能。オーディオブック1冊まるごと聴いてしまっても返品OKです。
返品が承認されると購入時に使用したコインが返却され、新しいオーディオブックが購入できます。
返品制度の注意点
返品制度の利用を繰り返せば、実質聴き放題になるのでは。そう思った人もいるでしょう。
返品制度は、満足のできる商品を提供したいという善意のサービスとなるので、繰り返し返品をするようなユーザーは、返品を制限されます。
返品ができなくなるというわけではなく、返品をする際にメールでお願いしないといけません。
筆者も長年Audibleを利用しており、合計で数十回返品をしていますが、今のところ返品の制限は受けていません。
Audibleにおいて、返品の制限を受ける条件は公開されていませんが、常識の範囲で返品をすれば、制限を気にする必要はないでしょう。
毎月楽しみなボーナスタイトル
Audibleでは、月替りでボーナスタイトルを聴くことができます。
ボーナスタイトルはその名の通り無料で聴くことができ、コインを使う必要はありません。
Audible会員なら、コインを使って好きなタイトルを1冊、無料のボーナスタイトル1冊、合計2冊のオーディオブックが聴けます。
Audible会員なら無料で聴けるポッドキャスト
Audible会員なら無料で聴けるポッドキャストが充実していることも特徴です。
ポッドキャストは、NewsPicksや落語、文学、フィットネスなど豊富に用意。SPECやケイゾクで有名な堤幸彦監督の「アレク氏2120」は、Audibleでしか聴けないオリジナル作品です。
コスパの高さが魅力、オーディオブック入門にも最適なaudiobook.jp
audiobook.jpは、約27,000点の作品中1万点が聴き放題のオーディオブックサービスです。
聴き放題は月額750円(税込)で、コスパの高さが特徴。はじめてオーディオブックを利用する人、いろいろなオーディオブックを聴いてみたいという人におすすめです。
1万点以上が聴き放題
前述のように、audiobook.jpは約27,000点のうち1万点以上が、月額750円(税込)という価格で聴き放題です。
「嫌われる勇気」や「メンタリズム 人の心を自由に操る技術」など、人気のビジネス書が充実。人気声優によるライトノベルも聴き放題対象となっています。
ランキングで人気作品もまるわかり。聴き放題対象作品には専用のアイコンがついてるので、ひと目で把握ができます。
注意点としては、聴き放題プランを解約すると、ダウンロードした作品が聴けなくなってしまうことです。
単品購入がお得になる月額会員
聴き放題対象ではないけど気になる作品がある時は、月額会員に登録するとお得に購入ができます。
月額会員は、毎月550円~33,000円まで、7つのプランから選ぶことができ、プランに応じてポイントとボーナスポイントが付与。ポイントでオーディオブックを購入するという仕組みです。
月額 | 獲得ポイント |
550円(税込) | 610ポイント |
1,100円(税込) | 1,220ポイント |
2,200円(税込) | 2,450ポイント |
5,500円(税込) | 6,500ポイント |
11,000円(税込) | 13,450ポイント |
22,000円(税込) | 28,000ポイント |
33,000円(税込) | 42,000ポイント |
欲しいオーディオブックは複数ある場合、月額会員に登録をして、数ヶ月ごとに購入すると数百円ですがお得です。
実際のところ、オーディオブックは作品によっては1作品10時間以上収録しているものもあるので、1冊聴き終えるまで案外時間を要します。
なので、急ぎでなければ月額会員のポイントをうまく利用して、毎月1冊~2冊程度を購入するほうが賢いといえるでしょう。
注意点としては、聴き放題対象作品も購入する必要があるということです。
聴き放題プランと違う点は、購入という形なので月額会員を解約してもアカウントが残っていれば継続して聴くことができます。
audiobook.jp 読み放題プランと定額プランをチェック
オーディオブックの活用方法
オーディオブックは、スマホやスマートスピーカー、PCブラウザなど、マルチデバイスに対応しているので、いろいろなシーンで利用ができます。
たとえば運動中や勉強、デスクワークなど、作業用のBGM代わりに最適です。
読書をしたいけど読む時間がない、途中で読むのをやめてしまうといった人も、オーディオブックなら通勤中に聴いたり、習慣づけしやすいかもしれません。
筆者はオーディオブックを利用する前、作業のおともに動画を垂れ流したりしていましたが、どうにも作業に集中ができませんでした。
今はデスクワークをしたり、音がなくても特に問題のないゲームで遊びながら、オーディオブックを楽しんでいます。
Audibleとaudiobook.jp、結局どっちがおすすめ?
書籍を聴くという点では、Audibleもaudiobook.jpどちらも同じです。
動画配信サービスなどでも言えることですが、まずは聴きたい作品があるかが重要です。
Audibleなら、毎月聴きたいラノベのシリーズがあるというだけでも十分な価値があると思います。
Audibleで購入した作品は解約後でも聴くことができるので、毎月1冊ずつ購入して、全巻揃えたら解約といった使い方をしてもよいでしょう。
audiobook.jpはとにかくオーディオブックを安くたくさん聴きたいという人におすすめです。
たくさん聴くといっても、やはり本当に聴きたい作品が揃っているかが重要です。
どちらのサービスも無料期間が設けられているので、まずは聴きたい作品があるのかチェックしてから登録をするとよいでしょう。