格安SIMを契約する際に気になることといえば「2年縛り」があるかないかです。
大手キャリアでは「2年縛り」というものがあり、期間中に解約をしてしまうと違約金を支払わないといけません。
ほとんどの格安SIMには「2年縛り」がありませんが、「最低利用期間」が設けられていることがあります。
最低利用期間とは、期間内に解約してしまうと解約手数料が発生してしまうことです。
実質2年縛りのようなものですが、期間自体は短く、解約手数料も高額ではありません。
しかし、契約した格安SIM業者のサービスに不満があるのに使い続けるのはイヤな気持ちになってしまいよね。
現状、最低利用期間がなくいつでも解約することができる格安SIM業者の代表といえばmineoとイオンモバイルです。
今回は、2年縛りや最低利用期間がないmineoとイオンモバイルを比較していきます。
mineoとイオンモバイルは本当に最低利用期間がないの?
mineoとイオンモバイルでは最低利用期間が設けられていません。
しかし、そのままの電話番号で他社に移転するMNP転出をする場合は利用期間に応じて移転手数料が両社ともに発生してしまいます。
つまり、そのままの電話番号を他社でも使いたいという場合は、移転時に手数料を支払う必要があります。
逆に電話番号が変わってしまっていいから解約したいという場合は、違約金等なしで解約することが可能です。
・mineo
利用開始月の翌月から12ヶ月以内でのMNP移転手数料12,400円
13ヶ月目以降2,160円
・イオンモバイル
契約後180日以内(約6ヶ月以内)でのMNP移転手数料8,000円
181日(約6ヶ月後)以降3,000円
MNP移転手数料だけを比較すると、大きな差はありません。
期間だけはイオンモバイルの方が短くなっています。
MNP移転手数料自体はmineo、イオンモバイルに限らずどの格安SIM業者にも設けられています。
mineoとイオンモバイルの月額料金比較
mineoとイオンモバイルの月額料金を比較していきます。
今回比較していく料金プランは、mineoとイオンモバイルで人気のプランを参考にしています。
格安SIM業者 | 料金プラン | 月額 |
mineo | 6GBプラン(Dプラン/Aプラン) | 2,462円(Dプラン) 2,365円(Aプラン) |
イオンモバイル | 6GBプラン(ドコモ回線/au回線) | 2,138円(ドコモ回線/au回線) |
月額料金に関しては、イオンモバイルが200円程安いのですが大きな差はありません。
少しでも料金が安い方がいいという場合はイオンモバイルがおトクです。
料金に大きな差がないので、端末も一緒に購入したいのなら使いたい端末を販売している方を選ぶようにしましょう。
mineoとイオンモバイルの通信速度を比較
スマホ利用の大半はネット接続ではないでしょうか。
mineoとイオンモバイルの料金比較では大きな差が見受けられませんでしたが、通信速度についてはどうでしょうか。
ここでは通信速度を比較します。
格安SIM業者 | 平均通信速度 |
mineo | 20.9Mbps |
イオンモバイル | 7.7Mbps |
この速度は、MMD研究所が調査した全国主要3都市の平均ダウンロード速度です。
通信速度に関してはmineoの方が早い結果となっています。
mineoの方が見た目は速いのですが、ネットをする時間帯によっては快適に通信をすることができない可能性もあります。
ネット検索をしたりするのがメインという方ならどちらを選んでもいいのですが、動画を視聴したりネットゲームをしたいという方はmineoを選ぶべきと言えます。
まとめ
最低利用期間がない格安SIM業者の代表としてmineoとイオンモバイルを比較していきました。
mineoとイオンモバイルから、将来的に他社へMNP移転をするのなら手数料が発生するので利用期間に注意をしないといけません。
料金には差がなく、利用期間によるMNP移転手数料とネット速度にそれぞれ差があるのでよ、使用するスタイルや利用期間に応じて選ぶことをオススメします。
ネット速度を重視するのならmineo、ひとまず格安SIMを契約してみたいという方なら、MNP移転までの利用期間が短く移転手数料も比較的安いイオンモバイルというような選び方もいいでしょう。
mineo公式サイト:https://mineo.jp/
イオンモバイル公式サイト:http://aeonmobile.jp/