2023年最新のOCNモバイルONEの新料金プランやサービス内容を評価。メリット・デメリットも解説。
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズの格安SIM(MVNO)サービスです。
ドコモのエコノミーMVNOとしても提案されており、500MB~10GBまでの小容量のプランを提供しています。
ライトユーザー向けの格安SIM(MVNO)で、はじめて格安SIMを使うという人にも最適です。
さらにスマホセットの安さ、専用アプリ不要で通話料金半額など、うれしいサービスが充実しています。
本記事では、格安SIM(MVNO)のOCNモバイルONEを評価。メリットやデメリットについても解説していきます。
OCNモバイルONE公式サイト:https://service.ocn.ne.jp/mobile/
目次
OCNモバイルONEのサービス概要
OCNモバイルONEサービス概要 | |
回線 | ドコモ |
月額料金 | 500MB税込500円~ |
SIM | ・マルチカットSIM |
提供サービス | ・音声対応SIM ・SMS対応SIM ・データSIM |
データ繰り越し | 翌月まで |
データ分け合い | プラン内で分け合い可能 |
通話オプション | ・10分かけ放題 ・トップ3かけ放題 ・完全かけ放題 |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
MNP | 可能 |
端末販売 | 約20機種(時期による) |
備考 | 口座振替は電話にて申込みが必要 |
OCNモバイルONEは、NTTグループの格安SIMということでドコモ回線のみを提供。NTTグループといえど、あくまで格安SIM(MVNO)サービスのため、通信速度がサブブランド系のように優遇されているわけではありません。
通信速度については後述しますが、格安SIM(MVNO)サービスとしては比較的安定している印象です。
2022年には新プランの提供にあわせて、かけ放題の通話オプションも一部わかりやすく変更がされています。
2023年時点での料金プランについて
料金プラン | 月額料金 |
500MB | 500円(税込550円)~ |
1GB | 700円(税込770円)~ |
3GB | 900円(税込990円)~ |
6GB | 1,200円(税込1,320円)~ |
10GB | 1,600円(税込1,760円)~ |
*音声通話SIMの月額料金です *ドコモ回線のみ提供 *500MBプランは最大10分相当の無料通話つき |
OCNモバイルONEの新料金プランは5プラン。500MB~10GBまでの範囲となり、選びやすさが特徴的です。
料金の評価としては、6GBと10GBが少し割高な印象。20GBといった中容量も用意されていません。
OCNモバイルONEの月額料金が高いのか、適切なのか、ここから解説するサービス内容を確認してから料金については判断してもいいでしょう。
ドコモとしては、小容量帯をOCNモバイルONEに、中容量をオンライン専用のahamoという使い分けを想定していると考えられます。
メインブランドについては、大容量かつ手厚いサポートが必要な人向けといったところでしょう。
OCNモバイルONEのメリット
OCNモバイルONEのメリットは、安定して使い続けられることです。
ここからは、OCNモバイルONEを使うにあたっての決め手となったメリットを紹介していきます。
端末セットが圧倒的に安い
OCNモバイルONEは、音声SIMカードの申込み限定で、スマホセットとして購入が可能です。
端末セットが格安SIM(MVNO)事業者の中では圧倒的に安く、セールを利用して税込1円で購入することもできます。
ラインナップはSIMフリーAndroidスマホを中心に、中古iPhoneも用意されています。
使いたいスマホがあるかどうかも、格安SIM(MVNO)事業者を選ぶ際のポイントです。
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
データの繰り越しができる
使いきれなかったデータ量は、翌月末まで繰り越すことができます。
繰り越しを利用する際の申込みは不要。自動的にデータ量が繰り越され、翌月になると合算したデータ量を専用アプリで確認することができます。
繰り越したデータはその月の末になると消えるので、必要に応じてプラン変更も検討したほうがいいでしょう。
専用の通話アプリ不要で通話料半額
OCNモバイルONEの通話料金は、通常税込22円/30秒のところ、専用アプリ不要で税込11円/30秒で利用できます。
専用アプリ不要ということがポイントで、スマホにインストールされているデフォルトの通話アプリからかけても、通話料は税込11円/30秒です。
これまでは、専用アプリからかけないと税込11円/30秒にならず、間違えてデフォルトの通話アプリからかけると税込22円/30秒の料金が発生していました。
選べるかけ放題オプション
OCNモバイルONEには、電話の使い方に合わせて選べる「かけ放題オプション」が用意されています。
電話をよくかけるという人は、かけ放題オプションに加入することで、通話料金がお得になります。
月額料金 | 内容 | |
10分かけ放題 | 税込935円 | ・10分以内かけ放題 ・国内通話のみ |
トップ3かけ放題 | 税込935円 | ・上位3番号かけ放題 ・国内通話のみ |
完全かけ放題 | 税込1,430円 | ・国内通話かけ放題 |
10分かけ放題は、10分以内の国内通話なら何度でもかけ放題となるスタンダードなオプションです。
トップ3かけ放題は、特定の相手に10分以上かける際に最適なかけ放題オプション。その月にもっとも電話をかけた上位3番号が無料となります。
上位3番号以外は、税込11円/30秒の料金が発生します。
完全かけ放題は、国内通話が時間制限なしでかけ放題となるオプションです。
普段、どれくらい電話をかけているか確認をして、通話オプションの加入を検討してみるとよいでしょう。
通話オプションは、後からでも加入することが可能です。
OCNモバイルONEのデメリット
格安SIM(MVNO)なので、デメリットについても把握しておく必要があります。
中容量から大容量の料金プランがない
OCNモバイルONEの料金プランは10GBまで。10GBを超える容量を使いたい場合、追加で容量の購入をするか、別の格安SIM(MVNO)事業者を検討する必要があります。
OCNアプリを経由すると、1GB500円(税込)でデータの追加購入が可能。アプリ以外を経由して購入する場合、0.5GB500円(税込)と割高になるため注意が必要です。
仮に10GBプランを契約して、1GB追加購入すると月額2,260円からとなり、料金が一気に高くなってしまいます。
通信速度が遅い
格安SIM共通のデメリットとして挙げれる定番といえば、通信速度の遅さです。
OCNモバイルONEも例外ではなく、遅い時は遅いと感じるでしょう。
ただ、最近の格安SIMはいつも遅いわけではなく、時間帯によって速度がバラバラです。
ネットワーク設備の増強などが随時おこなわれているので、以前よりは安定した通信速度に期待が持てます。
マイページの動作が遅い
OCNモバイルONEを契約した後は、発行されたログインIDとメールアドレスを使ってマイページにログインすることができます。
マイページでは、料金プランの変更やオプション加入・廃止、料金の確認が可能です。
マイページの動作が遅く、一つひとつの画面表示まで数十秒待たされることもよくあります。
マイページ内の項目を見ていると、SMSを使った2段階認証を求められることもストレスを感じてしまいます。
また、マイページ内の構造も複雑で、目的のページが見つけづらく、使いづらいことも欠点です。
スマホセットの回転が早く、すぐに在庫切れをおこす
スマホセットがお得なので、ほとんどの人がスマホセットで申込みをしています。
スマホセットの安さはメリットでもありますが、すぐに在庫切れをおこします。
とくにセール開催中は、あっという間に在庫切れとなることがほとんどです。
争奪戦となるので、ほしいスマホがあればすぐに申し込まないといけません。
OCNモバイルONE公式サイト:https://service.ocn.ne.jp/mobile/