無料期間内で楽天モバイルを解約するべきなのか?1年間実際に使ってみた感想と結論。
第4の携帯キャリアとして、2020年にサービスを開始した楽天モバイルは、1年間月額料金無料というキャンペーンを展開。1プランというシンプルな料金プランで、同一プランで5Gにも対応します。
サービスインから楽天モバイルを利用している人は、そろそろ無料期間が終わりそうということで、料金が発生してからも利用を続けるか迷っているのではないでしょうか。
今回は、楽天モバイルを解約するべきか、実際に1年間使った感想をふまえて解説していきたいと思います。
楽天モバイル公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/
目次
結論:無料期間内で楽天モバイルは解約しようと思う
まず筆者の結論は、無料期間内で楽天モバイルを解約しようと思っています。
もちろん、楽天モバイル自体の良い点と悪い点を総合して評価した結果です。
料金とサービス内容に満足している人は、そのまま利用を継続してもいいでしょう。
楽天モバイルの強み
楽天モバイルの強みは、楽天エリア内なら通信量を気にせず使えるという点、通話なら「Rakuten Link」アプリ経由で国内通話かけ放題になる点です。
5Gエリア内で対応端末があれば、5G通信も体験することができます。
2021年1月25日現在、300万人を対象とする1年間無料キャンペーンが継続中なので、楽天モバイルが気になるという人は、一度試してみるといいでしょう。
楽天モバイル公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/
楽天モバイルを使ってみて良かった点
楽天モバイルを約1年間、メイン回線として使ってきて良かったことといえば、やはりネットが使い放題という点です。
ただし、使い放題は楽天エリア内のみ。楽天エリア外は、パートナー回線であるau回線を利用し、月5GBまで使うことができます。
スマホのテザリング機能を使って、ノートPCなどの周辺機器もネットに繋げることができるので、テレワークなどにも活躍するでしょう。
楽天モバイルをMVNOから使っていましたが、MNOに移行したことで通信速度の向上も嬉しいポイントです。
自社回線を使うわけですから、速度の向上は当然といえば当然。画像は2020年にサービス開始からすぐ測定した速度ですが、思ってたよりも遅い印象です。
2021年に計測した分では、2020年よりもかなり通信速度が向上していました。
計測エリアは楽天エリアで、昼のピークタイムでも40Mbpsを超えていれば、動画やゲームも十分楽しめるでしょう。
楽天モバイルがイマイチだった点
ここからは、楽天モバイルを使っていてイマイチだった点をまとめていきます。
サポート面や実際に利用した感想が中心です。
サポートの基本チャットで対応が遅い
楽天モバイルのサポートは、電話対応もできますが基本的にチャットです。
チャットの返信が遅く、場合によっては数日待たされることもあります。
筆者の場合、楽天モバイルを申し込みした際のキャンペーンに関するものだったので、急を要する内容ではありませんでした。
たとえば、「設定がわからない」や「電話が繋がらないといったよう」に、技術的な問題を解決できる自信がない人は、楽天モバイルの利用は控えたほうがいいかもしれません。
すぐに電話をかけられないことがある
楽天モバイルの強みでもある「Rakuten Link」アプリを経由した通話ですが、アプリ起動時にログインを要求されることがあります。
定期的にRakuten Linkアプリを起動していれば、いちいちログインを要求されない印象ですが、急いで電話をかけたい時にログインを要求されるのは不便です。
楽天アカウントとSNSの2段階認証なので、第三者が不正に利用するといったリスクも低く、セキュリティ面は高いです。
楽天エリアとauエリア、どちらで接続しているかわからない
楽天モバイルは、楽天エリア内なら無制限でネットを使うことができ、楽天エリア外はau回線を利用します。
「My Rakuten」アプリを使って、使用状況や接続している回線の確認を行わないといけません。
今使っている回線が楽天回線なのか、パートナーエリア(au回線)なのかすぐに把握できず、うっかりau回線で接続しているといったことが起こります。
たとえば旅行など、移動することがあれば、移動先が楽天エリアなのかパートナーエリア(au回線)なのか、確認しておいたほうがいいでしょう。
月額料金とサービス内容が自分の使い方に合っているか確認しよう
楽天モバイルを無料期間内で解約しようか迷っている人は、料金とサービスが自分に合っていない可能性があります。
楽天モバイルの1プラン2,980円というシンプルさがしっくりこないということは、サービス内容が過剰かもしれません。
たとえば、ネット使い放題じゃなくてもいいから料金をもっと安くしたい、やっぱり電話はあまり使わないといった場合です。
無料である1年間、ネットはどれくらい使ったのか、電話はどれだけかけたのかを振り返ってみるといいでしょう。
ちなみに2021年3月から、ドコモとソフトバンク、auからオンライン専用新プランの提供が開始します。
ドコモとソフトバンクは2,980円から、auは2,480円からのプランとなり、月に20GBのデータ量が使えるプランです。
毎月のデータ量が20GB超えている場合なら、楽天モバイルを継続し、20GB以下ならドコモとソフトバンク、auの新プランに乗り換えていいかもしれません。
MVNOに乗り換えて2,000円以下に抑える選択肢も
格安SIM(MVNO)に乗り換えることで、月額料金を2,000円以下に抑えることも可能です。
ドコモやau、ソフトバンクの新プラン、楽天モバイルのサービスと料金が過剰というなら、格安SIM(MVNO)の選択もありでしょう。
格安SIM(MVNO)に乗り換える基準としては、毎月のデータ量が6GB以下なら2,000円前後にできると思います。
NTTグループの「OCNモバイルONE」
料金プラン | 月額料金 |
1GB | 1,180円~ |
3GB | 1,480円~ |
6GB | 1,980円~ |
10GB | 2,880円~ |
20GB | 4,400円~ |
30GB | 5,980円~ |
*音声通話SIMの月額料金です *記載の料金は割引適用前の価格です *OCN光を利用している人は毎月200円割引されます(別途申込要) |
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
格安SIM(MVNO)の老舗、長く使い続けられる安心感「IIJmio」
料金プラン | 月額料金 |
1GB~(従量制) | 1,180円~ |
3GB | 1,600円~ |
6GB | 2,220円~ |
12GB | 3,260円~ |
*音声通話SIMの月額料金です *記載の料金は割引適用前の価格です *IIJmioではドコモ回線とau回線を提供、従量制プランはau回線のみ提供 |
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
ユーザー同士のコミュニティが充実「mineo」
mineo 音声通話SIM月額料金 | |||
月額プラン | 月額 (Aプラン) | 月額 (Dプラン) | 月額 (Sプラン) |
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
備考: ・Aプラン(au回線)、Dプラン(ドコモ回線)、Sプラン(ソフトバンク回線) |