PCのデスクトップ画面やゲームを簡単に録画できるおすすめソフト5本を比較。
大事なウェブ会議の録画、ゲーム実況用の録画など、PC画面を録画する需要が増えています。
設定が手軽なものから、用途にあわせて細かく設定ができてるソフトまで、いろいろな録画ソフト(キャプチャソフト)があります。
今回は無料で使えるものから有料ソフトまで、おすすめの録画ソフト5つを比較。用途に合わせて選ぶ際のポイントもまとめていきます。
目次
PC画面を録画するならコレ、おすすめソフト5つを比較
OBS | Game DVR | ロイロゲームレコーダー | EaseUS RecExperts | Bandicam | |
OS | Win/Mac | Win | Win | Win/Mac | Win |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 有料 (無料版あり) | 有料 (無料版あり) |
設定難度 | 高 | 低 | 低 | 低 | 中 |
ファイル形式 | ・flv ・mp4 ・mov ・mkv ・ts ・m3u8 | MP4 | avi | ・flv ・mp4 ・mov ・mkv ・avi ・gif | ・mp4 ・avi |
ウォーターマーク | なし | なし | なし | あり | あり |
日本語化 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
録画ソフトには、高機能だけど設定が難しいもの、ワンクリックで録画ができるものまでいろいろあります。
デスクトップキャプチャやゲームチャプチャといった録画ソフトを選ぶ際のポイントは、初心者なら手軽に使えるかが決め手になるでしょう。
ゲーム実況を録りたい場合、マイクと同時録音ができるのかもチェックしておきたいところ。用途に合わせていろいろなソフトを使えるようにしておくと便利です。
録画ソフトそれぞれの使用感をチェック
ここからは、各録画ソフトを実際に使っていきます。
UIもソフトによって異なるので、扱いやすそうなソフトを使ってみてください。
無料「OBS Studio」配信ソフトの定番、録画用にも便利
「OBS Studio」は、YouTube Liveやニコニコ生放送など、配信プラットフォームでは定番のソフト。配信だけでなく録画も可能で、解像度やフレームレートなど、細かな設定をできることが特徴的です。
配信を前提としたソフトであるため、設定難度は高め。ゲーム画面にカメラのワイプを重ねたりといった自由度の高いレイアウトにできることが嬉しいポイントです。
音声ミキサーで映像から流れる音楽とマイクの音量を調整することも可能。何にでも使える万能ソフトとして、使いこなしたい1本といえます。
録画をするだけなら、解像度とフレームレートを選択して、ゲームやZoomなどの取り込みたい画面を選択するだけです。
解像度はHDなら1,280×720、フルHDなら1,920×1,080に設定し、フレームレートは30か60に設定すればOK。あとは、出力ファイル形式を選択します。
flvやmp4など、いろいろなファイル形式に対応しているので、自身が所有している再生ソフトに合ったファイル形式を選ぶとよいでしょう。
OBS公式サイト:https://obsproject.com/ja
無料「Game DVR」Windows10に標準搭載、すぐに録画したい人向け
「Game DVR(ゲームバー)」は、Windows10に標準搭載されている録画機能です。
キーボードのWindowsキーとGキーを同時押しすると、Game DVRが起動。録画ボタンをクリックするだけで、すぐに録画がはじまります。
スピーカーからの音量、
マイクとの同時録音もできるので、ゲーム実況動画を録画したい人の入門として使ってみてほしい機能です。
ゲームを終了させると録画も自動で終了し、ファイル形式はmp4で出力。PCのビデオフォルダにある「キャプチャ」フォルダ内に録画したファイルが保存されます。
無料「ロイロゲームレコーダー」シンプルなUIで初心者にもわかりやすい
「ロイロゲームレコーダー」は、無料で使える録画ソフト。デスクトップ上で起動しているゲームやZoomといったアプリを選択し、録画ボタンを押すだけですぐに録画ができます。
マイクで自分の声とゲームの音をミックスして録音もでき、YouTubeに動画をすぐアップロードできることが特徴です。
録画前の設定もシンプルで、デフォルト状態でも十分な画質で録画ができます。
基本的に解像度とフレームレートを選択するだけで、設定によって録画ファイルの容量も大きくなります。
解像度は1,920×1,080のフルHDまで対応。フレームレートは60FPSまで設定が可能です。
デフォルトでは30FPSに設定されているので、試しに録画をしてみて滑らかさが足りなければ60FPSに変更してもよさそうです。
デフォルトで録画してみたところ、約5分間で1.45GBの出力ファイルが作成されたので、ストレージの容量に注意したいところ。PCのスペックによっては、大容量のファイルを読むこむことに時間がかかることもあるので、小分けにして録画したほうがいいかもしれません。
ロイロ公式サイト:https://loilo.tv/jp/product/game_recorder
有料「EaseUS RecExperts」ゲームやデスクトップまるごと録画する際に便利
「EaseUS RecExperts」は、2020年に発売した中国のイーザスソフトウェアが開発するデスクトップキャプチャ。もともと、PCのバックアップソフトでシェアを広げている会社です。
特別な設定は不要で、録画したい範囲を選択して、ワンクリックで録画をはじめられることが特徴。無料なら10分までの録画ができ、短時間の録画に適しています。
設定画面はシンプルで、mp4やflvといった幅広いファイル形式で出力が可能。フレームレートは最大60FPSまで設定ができます。
録画が終わったら、その場で映像のチェックができます。
前述のように無料版の録画は1回あたり10分まで。右上にウォーターマークがつくので注意が必要です。
ひとまず無料版を試してみて、すべての機能を使ってみたくなったら有料版にアップグレードするとよいでしょう。
イーザスソフトウェア:https://jp.easeus.com/screen-recorder/index.html
「Bandicam」録画ソフトの老舗
「Bandicam」はシェアウェアながら長年多くのユーザーに支持され、録画ソフトの老舗といっても過言はないソフトです。
無料版は10分間の録画制限つき。ウォーターマークも動画についてしまいますが、外部デバイスとの接続、フルスクリーン録画といった機能面が充実しています。
パネルから録画方法の選択ができ、UIも洗練され進化を続けています。
ゲームやZoomなどのソフトを起動後、キーボードの「F12」キーを押すと録画開始。設定はデフォルトのままだと30FPSですが、Zoomなどのオンライン会議を録画するなら十分でしょう。
画質に関してはプリセットが用意されており、必要に応じて高画質のモードに変更が可能です。
YouTubeやニコニコ動画、Twitter用といったプリセットもあり、簡単に使い分けることができます。
低スペックのPCで負荷を抑えて録画ができるよう、「低スペックPC推奨」プリセットが用意されていることにも多くのユーザーを支え続けた歴史を感じます。
Bandicam公式サイト:https://www.bandicam.jp/