Google Playでリリースされているアプリには、マルウェアと呼ばれる悪意のもったプログラムが組み込まれているものがあるということを意識したことがありますでしょうか?
マルウェアに感染してしまうと、電話帳などの個人情報の抜き取りや、遠隔操作を使った盗撮や盗聴などの被害に遭ってしまいます。
チェックポイントの記事によると、2016年11月にGoogle Playにアップロードされた「FalseGuide」と呼ばれるマルウェアには200万人近い感染者がいると報告しています。
「FalseGuide」とは、有名ゲームアプリの攻略情報などを記載しているように見せかけているアプリになります、
今回は、マルウェアからAndroidスマホを守る為に、Google Playで安全なアプリを見分ける方法をご紹介していきます。
アプリをダウンロードする際に、普段見ない部分までしっかり確認することでマルウェアの感染を抑えることができます。
目次
明らかに怪しいアプリはダウンロードしない
スーパーマリオランを例にすると、Android版の事前登録さえ行われていない時に、スーパーマリオランのような見た目の怪しいアプリが出回りました。
メーカーからの公式発表がされていないものが出回るというのは、明らかにおかしいですよね。
Appriseでも何度か注意を促しており、スーパーマリオランだけでなく、偽アプリと思われるものについてはダウンロードしないようにしましょう。
どうやって偽アプリを見分けるか
どうやって偽アプリを見分けるかについてです。
前述の通り、明らかに怪しいアプリについてはダウンロードしないようにすればいいだけですが、一見本物かどうか見分けがつかないようなアプリも存在します。
信用できるアプリかどうかを見分けるポイントを解説していきます。
アプリのタイトルで検索する
気になるアプリがあれば、Googleなどの検索サイトでアプリのタイトルを検索してみます。
大手のサイトが紹介するようなアプリなら、ある程度信用しても良いと言えます。
トップデベロッパーマークを参考にする
Google Playはデベロッパー登録を行えば誰でもアプリをアップロードすることができます。
偽アプリを見分けるには、正しいデベロッパー(開発業者)からリリースされているものか確認する必要があります。
Google Playでアプリをダウンロードする際に、デベロッパーの横にある青いマークを見かけたことはないでしょうか?
これはトップデベロッパーの称号で、そのデベロッパーがリリースするアプリの評価数などが一定以上高くなるとGoogleから贈られるものになります。
先程例に例えたスーパーマリオランのデベロッパーである任天堂には、トップデベロッパーの称号は付与されていませんが、任天堂がスマホゲームに参入したのは2016年からなので、もう少し先に付与されると予想されます。
トップデベロッパーの称号だけでは、そのアプリの安全を保証するものではありませんが、アプリをダウンロードする際に信用できるかどうかの基準になります。
その他の情報などを参照する
こちらはPCブラウザで見たGoogle Playの画面になります。
Android端末からでも、アプリのインストール画面の最下部に同様の情報が記載されています。
ここで確認するのが、提供元と開発元です。
稀に提供元と開発元が違っていることがありますので、開発元のウェブサイトにアクセスしてみます。
開発元と提供元が異なる場合は、提供元を検索してみて、そのメーカーが該当のアプリをリリースしているか確認します。
また、開発元の「ウェブサイトにアクセス」の表示がない場合も、提供元を検索してみて、そのメーカーからリリースされているアプリか確認します。
本当にそこまでする必要あるの?
テレビCMでも放映されるようメジャーなアプリならそこまでする必要はないと思います。
問題は、メジャーなアプリと見せかけて作られている偽アプリを見抜けるかどうかになってきます。
個人的に新しいアプリを探していると、タイトルやサムネイルで興味のそそられるアプリってあると思います。
そういうアプリをダウンロードしようとする時にこそ、今回ご紹介した見分ける方法を活用して欲しいです。