Xperia Ace IIIとAQUOS wishのスペックや販路を比較。買うならどっち?
2022年6月10日(金)発売の「Xperia Ace III(エクスペリア エース マークスリー)」と2022年1月に発売した「AQUOS wish(アクオス ウィッシュ)」は、エントリー向けの5Gスマホです。
エントリー向けなのでスペックと価格も控えめ。スマホ初心者やガラケーからの買い替えを検討している人にも最適な機種となります。
今回はXperia Ace IIIとAQUOS wishのスペックなどを比較。どちらを購入しようか迷っている人は参考にしてみてください。
*本記事の端末価格は2022年6月時点の価格です。
*本記事の端末価格は事業者ごとの施策を適用していない定価の価格です。
目次
Xperia Ace IIIとAQUOS wishのスペック比較
まず、Xperia Ace IIIとAQUOS wishのスペックを見ていきます。
Xperia Ace III | AQUOS wish | |
CPU | Snapdragon 480 5G | Snapdragon 480 5G |
OS | Android 12 | Android 11 |
ディスプレイ | 約5.5インチTFT (1,496×720) | 約5.7インチTFT (1,520×720) |
カメラ | メイン: 約1,300万画素 サブ: 約500万画素 | メイン: 約1,300万画素 サブ: 約800万画素 |
メモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
外部コネクタ | USB Type-C | |
バッテリー | 4,500mAh | 3,730mAh |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) | |
生体認証 | 指紋認証 | |
SIM | nanoSIM/eSIM *docomo版はnanoSIMのみ | nanoSIM/eSIM |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
防水・防塵 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X | 防水:IPX5/IPX7 防塵:IP6X |
スマホの動作に影響するCPUとメモリは、どちらもSnapdragon 480 5Gと4GBの組み合わせ。初心者向けのCPUとなっており、処理の重い3Dゲームといったアプリを快適に遊びたい人には向きません。
OSはXperia Ace IIIが最新のAndroid 12をプリインストール。AQUOS wishはAndroid 11をプリインストールしていますが、2022年6月8日(水)よりAndroid 12の配信を開始しています。
つまり、どちらの機種も最新のAndroid OSを使えるというわけです。
カメラについては両方の機種でシングルの1,300万画素。サブカメラの画素数に若干の差はありますが、エントリークラスのスマホカメラに過度な期待はしないほうがいいでしょう。
もちろん、ガラケーからの買い替えということであれば、劇的に画質が向上することは言うまでもありません。
少し気になったポイントはバッテリー容量で、Xperia Ace IIIが4,500mAh、AQUOS wishは3,730mAh搭載します。
5Gスマホなら4,000mAh以上のバッテリーを搭載してほしいところ。バッテリー消費が多めな5Gデータ通信中心に使うなら、Xperia Ace IIIのほうが安心感はあります。
いずれにせよ、ハイエンドスマホではないため、ネットや電話、LINEやメールでメッセージをやり取りといった一般的な使い方なら十分な機種です。
Xperia Ace IIIとAQUOS wish、端末価格と販路をチェック
Xperia Ace IIIとAQUOS wishは、どちらも3万円前後という手頃な価格が魅力です。
前述のようにスペックは控えめですが、ガラゲーからの買い替え、ゲームアプリはしない人には最適といえます。
定価自体はほとんど同じですが、販路が若干異なります、
AQUOS wishはSIMフリー版が販売されており、販路が充実していることも特徴です。
事業者 | Xperia Ace III価格 |
docomo | 34,408円(税込) |
au | 33,415円(税込) |
UQモバイル![]() | 33,415円(税込) |
31,680円(税込) |
Xperia Ace IIIは大手キャリアだとdocomoとauにて取扱い。ソフトバンクでの取扱いは現状ありませんが、サブブランドのワイモバイルにて購入ができます。
なお、表の価格は各事業者の定価であり、MNPなどの施策で定価よりも安く購入ができるでしょう。
事業者 | AQUOS wish価格 |
楽天モバイル(MNO)![]() | 29,800円(税込) |
au | 26,180円(税込) |
UQモバイル![]() | 26,180円(税込) |
21,960円(税込) | |
SIMフリー版(Amazon) | 26,100円(税込) |
価格についてはAQUOS wishのほうが全体的に安くなっています。
AQUOS wishはXperia Ace IIIよりも1シーズン前に発売した機種なので、価格が下がっているのも納得です。
販路の大きな違いは、AQUOS wishにはSIMフリー版が用意されていることです。
キャリアで販売する端末も現在はSIMロック解除された状態で販売されていますが、純粋なSIMフリー端末というわけではありません。
SIMフリー版を発売する特徴として、AmazonといったECサイトや家電量販店で買える他、格安SIM(MVNO)事業者でも購入することができます。
主力機種としてAQUOSシリーズを取扱う格安SIM(MVNO)事業者も多く、大手キャリアからの乗り換えにも最適といえるでしょう。
AQUOS wishを取扱う格安SIM(MVNO)事業者については、関連記事にてまとめています。
スペック面では甲乙つけがたい、価格と購入のしやすさが決め手
Xperia Ace IIIとAQUOS wishのスペックを見てきましたが、スペック面ではどちらも甲乙つけがたいところです。
バッテリー容量ではXperia Ace IIIの方が多く、販路はAQUOS wishの方が充実しています。
どちらも防水・防塵、おサイフケータイを搭載し、イヤホンジャックも使えるので普段使いには困らないはずです。
本記事で記載の価格は、各キャリア・MVNOでの定価となるため、実際はMNPなどの施策で安く購入することができるでしょう。
どちらも2022年発売の機種でエントリークラスの性能となるため、よく使えて2~3年といったところ。ライトな使い方ならどちらを買っても後悔することはなさそうです。