2019年夏の注目スマホHUAWEI P30とZenFone 6を比較
日本版ZenFone 6の発表とHUAWEI P30シリーズの販売再開で、ようやく2019年夏のSIMフリースマホが出揃いました。
2019年夏のSIMフリースマホは、ハイエンドモデルながら価格も抑えられている機種が多い印象です。
ハイエンドの中でも注目は、HUAWEI P30とZenFone6ではないでしょうか。
今回は、HUAWEI P30とZenFone6を比較していきます。
*記事中の価格は特別記載がない限り税抜です。
HUAWEI P30、ZenFone 6 スペック比較
HUAWEI P30 | ZenFone6 | |
OS | Android9 | Android9 |
CPU | Kirin980 | Snapdragon855 |
ストレージ | 128GB | 128GB/256GB |
RAM | 6GB | 6GB/8GB |
外部メモリ | HUAWEI NMカード | micro SDカード2TBまで対応 |
SIMカード | nanoSIMスロット×2 *ひとつはNMカードと排他利用 | nanoSIMスロット×2 |
カメラ | メイン:約4,000万画素+約1,600万画素+約800万画素 サブ:約3,200万画素 | 約4,800万画素+約1,300万画素 *フリップカメラ |
ディスプレイ | 約6.1インチ OLED (2,340×1,080 Full HD+) | 約6.4インチ IPS液晶 (2,340×1,080 Full HD+) *ゴリラガラス6採用 |
Wi-Fi | 11 a/b/g/n/ac | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
GPS | AGPS、Glonass、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) | LONASS、BDS、Galileo、QZSS(みちびき) |
バッテリー | 3,650mAh | 5,000mAh |
おサイフケータイ | × | × |
ワンセグ/フルセグ | × | × |
防水/防塵 | IP53 | ー |
Amazon参考価格 | 75,828円(税込) | 6GB/128GB:74,377円(税込) 8GB/256GB:88,289円(税込) |
スペックについては、両機種3Dのゲームアプリも十分楽しめるスペックとなっています。両機種おサイフケータイとワンセグには対応していません。
大きな違いはカメラ性能で、HUAWEI P30はメインカメラにトリプルレンズを搭載し、ZenFone 6には可動式のフリップカメラを搭載しています。
ZenFone 6は、フリップカメラを搭載することでディスプレイのノッチを完全に排除。フリップカメラを可動させることでセルフィーに対応します。
その他の違いはバッテリー容量で、ZenFone 6は5,000mAhと大容量です。
比較してみるとHUAWEI P30の3,650mAhが少なく感じてしまいますが、実際のところ十分なバッテリー容量です。
LINEやTwitter、ちょっとしたゲームアプリといった普段使いなら、1日使っても余ると思っていいでしょう。
HUAWEI P30の特徴
HUAWEI P30の特徴は、高性能CPUと大容量メモリを搭載したサクサク動作はもちろん、なんと言っても背面のトリプルカメラです。
3つのレンズは、広角、超広角、望遠で使い分け、一眼レフカメラで撮影したかのような写真撮影ができます。
価格帯も7万円代後半でありながら、ディスプレイにOLED(有機EL)を採用。応答速度が良く、省電力を実現しています。
HUAWEI P30を購入するうえでの懸念は、外部メモリが専用のNMカードにのみ対応していることです。
つまり、他のスマホで使っていたmicroSDカードをそのまま使うことができません。
NMカードは付属しておらず、NMカード自体microSDカードと比べて価格が高く、128GBのNMカードでもAmazonでは6,678円(税込)という価格です。
NMカードを使い回す場合、スマホの買い替え時期になったらNMカード対応機種を選ぶ必要があることもネックです。
事業者 | HUAWEI P30 価格 | HUAWEI P30 lite 価格 |
Y!mobile | ー | 一括:39,420円 分割:頭金540円、16,240円(24回) |
UQモバイル | ー | 一括:31,644円(税込) 分割:初回1,836円 2回目以降1,296円(23回) |
NifMo | 一括:73,334円 分割:3,056円(24回) | 一括:31,112円 分割:1,297円(24回) |
エキサイトモバイル | 一括:72,500円 分割:初回3,040円 2回目以降3,020円(23回) | 一括:29,800円 分割:初回1,257円 2回目以降1,241円(23回) |
IIJmio(みおふぉん) | 一括:69,800円 分割:3,000円(24回) | 一括:29,800円 分割:1,250円(24回) |
イオンモバイル | 一括:77,800円 分割:3,501円(24回) | 一括:32,800円 分割:1,476円(24回) |
OCNモバイルONE | 一括:47,800円 | 一括:14,800円 |
mineo | 一括:74,400円 分割:3,100円(24回) | 一括:32,400円 分割:1,350円(24回) |
ZenFone 6の特徴
ZenFone 6の特徴は、背面に搭載したダブルレンズのフリップカメラです。ASUS発表会でも主にカメラ機能の説明が多く、カメラに注力した機種といえます。
そのまま使うことでメインカメラとして使用。可動させることでセルフィーカメラとして使うことができます。
フリップカメラを可動させながら撮影することでパノラマ撮影も手軽に可能。固定されているスマホのカメラでは撮影できなかった新しいアングルの発見もできます。
ZenFone 5でもダブルレンズカメラを搭載しており、2018年のスマホトレンドを追いかけたオマケといった印象ですが、2019年のZenFone 6では独自性のあるカメラを搭載したスマホといえるでしょう。
フリップカメラは10万回駆動に耐えるテストをクリア。落下の衝撃を検知して自動で収納もしてくれます。
ゴリラガラスを採用することで、堅牢性も兼ね備えたタフな機種となっています。
ただし、防水・防塵に対応していないのでお風呂で使うといったことは控えたほうがよさそうです。
そもそも、高価な機種を故障する可能性がある場所で使うのもどうかと思います。
最新スマホで最新CPUを搭載していながら低価格を実現しており、非の打ち所がない機種のように感じる方も多いでしょう。
気になることがあるとすれば、フリップカメラを起動した際の見た目です。
フリップカメラの可動にカッコよさを感じる方もいれば、ちょっとダサいと思う方もいると思います。
購入する際に悩ましいのは、6GB/128GBモデルと8GB/256GBモデルが用意されていることです。
ゲームアプリをたくさんインストールしたとしても、現状なら6GB/128GBモデルでも十分。もっと先を見越すのなら8GB/256GBモデルを購入してもいいでしょう。