MNPワンストップ・即日MNPとは?格安SIMなどで失敗しないMNPの方法を紹介

アイキャッチ画像

携帯の電話番号をそのまま引き継ぐことができるMNP(Mobile Number Portability)。通信業界では携帯電話番号ポータビリティや番号ポータビリティとも呼ばれています。

格安SIM(MVNO)のサービスが浸透し、ユーザー自身がMNPの切替作業をおこなうことで不通期間がほとんど発生することなく乗り換え可能になりました。

MNP予約番号の発行も、MNPワンストップにより簡素化されたことにより、現在はさらに乗り換えのハードルが下がったといえます。

本記事では、MNPワンストップや即日MNPについて解説します。難しそうで難しくない、大手キャリアから失敗せずに格安SIMへMNPをするコツも紹介します。

目次

MNP(Mobile Number Portability)のおさらい

MNP(Mobile Number Portability)は、今使っている携帯の電話番号を他の通信事業者へ引き継ぎすることです。他の通信事業者に乗り換えしても、電話番号は変わらないことがMNPの大きなメリットです。

これまでは乗り換え元の通信事業者に電話連絡でMNP解約する旨を伝え、解約を引き止められながらMNP予約番号を発行する手間がありました。現在はMNPワンストップや即日MNPにより、手続きはオンラインで完結し、MNPの乗り換え作業もユーザーでおこなうことができます。

MNPワンストップとは

MNPワンストップは、MNP予約番号の発行までを簡素化する仕組みです。

具体的には乗り換え先での手続き中にオンラインで移転元のマイページにアクセスし、MNPワンストップを指定します。システムの都合上、MNP予約番号自体は発行されますが、ユーザーがMNP予約番号を入力する手間が省けます。そのため、ユーザーによるMNP予約番号の入力間違いを防げることがメリットのひとつです。

ツーストップとも呼ばれている従来型のMNPは、ユーザーが手動でMNP予約番号を入力し、入力間違いがあるとMNP審査にて不備が発生します。不備により開通までに時間を要したり、MNP予約番号の有効期限切れにより再度MNP予約番号を発行するという手間が増えてしまいます。

従来型のMNP予約番号の発行は、移転元の事業者によってはMNP予約番号の発行までに数日かかることもあります。乗り換え先での申し込み手続きはMNP予約番号を発行・取得後です。MNPワンストップであれば、MNP予約番号の発行を待つことなく手続きをスムーズに進められます。

MNPワンストップも従来型と同様にMNP予約番号を発行することに変わりありませんが、MNP予約番号の発行を待たず、乗り換え完了までに発生する可能性が高い不備を防ぐという点においては大きなメリットといえるでしょう。

即日MNPとは

「即日MNP」とはその名の通り、不通期間がほとんどなく数十分から数時間で新しい回線への切り替えが完了することをいいます。

たとえば格安SIMに乗り換えをする場合、手元に届いた新しいSIMカードは回線の切り替え待ちの状態で届きます。切り替え完了までは移転元の回線をそのまま利用可能です。

主要の格安SIM(MVNO)事業者ほとんどが「即日MNP」に対応しており、乗り換え先のWebサイトでマイページにアクセスをし、回線切替の作業をおこないます。

回線の切り替え作業といっても、説明を一読して数タップするだけなのでとくに難しいことはありません。

MNPで失敗してしまうポイント

はじめてMNPの手続きを自分でする場合につまずきやすいポイントをまとめました。

移転元または乗り換え先がMNPワンストップに対応していない

MNPワンストップを指定する場合、移転元や乗り換え先がMNPワンストップに対応している必要があります。筆者が実際に体験したのが、移転元がMNPワンストップに対応していなかったケースです。

移転元がMNPワンストップに対応していない場合、従来のMNP手続きとなり、移転元にてMNP予約番号を発行してから乗り換え先にて申し込みをおこないます。

(MNPワンストップの場合)移転元のマイページにログインする情報を把握しておく

MNPワンストップを指定する場合、移転元のマイページにログインするIDやパスワードを把握しておきましょう。乗り換え先での申し込み手続き中、MNPワンストップをおこなう際に移転元のマイページにログインが必要となります。

移転元のマイページにログインできないとMNPワンストップの手続きが進みません。移転元のログイン情報がわからなくて手続きを中断することが意外とあるようなので、乗り換え先での手続き前に移転元のログイン情報はあらかじめ把握しておきましょう。

万が一、移転元のマイページにログインできず、MNPワンストップができない時は従来型のMNP手続きができるか確認してください。たとえば電話でMNP予約番号を発行できる場合、MNP予約番号発行後に乗り換え先にて手続きをおこうようにしましょう。

(従来型・MNPワンストップ共通)契約者名義の不一致

MNPでは、移転元(今使っているキャリア)と移転先(MNP先)の契約者名義が一致していないとMNP予約番号の発行や回線の切り替えができません。

副回線の名義で格安SIMにMNP移転をする際、名義不一致での失敗がよくあるパターンです。副回線を家族間譲渡の手続きであらかじめ名義を変更しておく必要があります。

(従来型のMNPの場合)MNP予約番号の入力間違いによる不一致

従来型のMNPでよくあるのがMNP予約番号の入力間違いによるMNPの失敗です。MNP予約番号は、MNPをする電話番号や契約者名などの情報と照らし合わせるものなので、入力の際は慎重におこなうようにしましょう。

(従来型のMNPの場合)MNP電話番号の不一致

MNP予約番号を発行しても、格安SIM事業者に転入する電話番号の入力間違いによるMNP失敗もよくあります。
たとえば、電話番号下2桁「~96」を「~69」と間違えて入力してしまうなどのミスに気をつけましょう。

(従来型のMNPの場合)MNP予約番号の有効期限切れ

MNPの予約番号には有効期限があり、MNP予約番号を取得した日が1日目とし、15日目を過ぎると無効化します。なので余裕を持って早めにMNP予約番号を取得してしまうと、逆にMNP予約番号の有効期限が過ぎてしまっていてMNPに失敗するといったことがあります。

(従来型のMNPの場合)乗り換え先事業者の指定する有効期限を下回っている

従来型のMNPで乗り換え先の通信事業者が指定する有効期限が下回っていると、MNPに失敗してしまう可能性があります。これはMNP予約番号・MNP電話番号・契約者名義などがすべて一致しているのに失敗してしまうパターンです。

MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、乗り換え先の通信事業者によって有効期限の猶予が異なります。MNP予約番号の有効期限については、MNP予約番号発行前に申し込み予定の通信事業者のWebサイトに記載されているのでよく確認しておきましょう。

大手キャリアから格安SIMなど、スムーズに乗り換え手続きをするための準備と手順

しっかりと準備すれば失敗することなくスムーズにMNPができます。本記事の最後に、スムーズなMNP手続きをおこなうためにどういった準備をすればいいのか紹介します。

1.SIMフリースマホの購入、手持ちのスマホをSIMロック解除

SIMカードだけを契約する場合、手持ちのスマホがSIMロック解除しておきましょう。とくにキャリアで購入したスマホはSIMロックがかけられていることが多いです。

SIMフリースマホであればSIMロック解除は不要ですが、利用する端末が乗り換え先の事業者で使えるか確認してください(後述)。

2.SIMフリースマホが申込み予定の格安SIM事業者で使えるか確認

参考:UQモバイル

スマホが格安SIM事業者で使えるか確認しておく必要があります。たとえば、auの周波数に対応していないスマホをauのネットワークを利用するUQモバイルで使おうとしても、電波を掴めません。

自身でSIMフリースマホを購入したり、SIMロック解除して手持ちのスマホを使う場合、申込み予定の格安SIM事業者の対応端末一覧などで確認するようにしましょう。

たとえば乗り換え先で販売しているスマホと回線のセットで申込むという場合は気にしなくても問題ありません。そもそも乗り換え先で販売するスマホはその通信事業者で対応確認済みの端末となっているからです。

3.今使っているキャリアの契約者名義を確認

MNPをする場合は、今使っているキャリアの契約者名義を念の為に確認しておきましょう。使っているキャリアの契約者名義と乗り換え先で契約する名義を一致させておく必要があります。

キャリアならマイページから契約者名義など、契約情報の確認が可能です。乗り換え先にて名義が異なる場合は、家族間譲渡などの名義変更の手続きを事前に済ませておきましょう。

4.MNP予約番号の取得(MNPワンストップの場合は不要)、格安SIMへの申込

1~3までの準備を済ませたら、MNP予約番号を取得して格安SIMなどの乗り換え先へ申し込み手続きをおこないます。

できればMNP予約番号の取得から乗り換え先への申込みは、MNP予約番号の有効期限の兼ね合いから取得したその日におこなうことがオススメです。

5.SIMカードの到着、回線切替の手続き

SIMカードが届いたら、開通手続き(回線切替)をおこないます。乗り換え先の事業者のマイページにアクセスして名義や電話番号など、必要な情報を入力して開通手続きをします。

開通手続きが完了すると、回線が切り替わるので今まで使っていたキャリアのSIMカードが無効化されることを覚えておきましょう。

あとは、APN設定など初期設定をスマホ側で行って格安SIMへのMNP移転は完了です。

まとめ

現在は回線の乗り換えもユーザー自身がオンラインでおこなうシーンが増えています。実際にMNPをしてみると案外簡単なのですが、今使っているキャリアの契約状況などでうまくできない人も多くいます。

本記事で紹介したポイントをしっかりおさえておくと、スムーズに格安SIMなどへMNPすることができるでしょう。大手キャリアから格安SIMなどに乗り換えする人は、月額料金やキャンペーンなどを利用して初月からの通信費をお得にしています。

今後、ショップに足を運んで乗り換えをするよりも、ユーザー自身がオンラインで回線の乗り換えをする機会もさらに増えることが予想されます。乗り換えを考えている人は、乗り換え先でのキャンペーンを吟味して自身で乗り換えにチャレンジしてみることがおすすめです。

格安SIM(MVNO)の老舗「IIJmio」

IIJmioは「格安SIMの老舗」と呼ばれ、フルMVNOを提供する技術力の高さが特徴的です。ユーザーからすると、技術力の高さは特徴的と感じないかもしれませんが、フルMVNOならではのeSIMを提供しています。

ライトユーザーには5GBプランや10GBが人気で、Wi-Fiメインという人は2GBプランも選ばれています。

ひとりだけでも安くなることはもちろん、夫婦や家族でデータ量を分け合って、みんなでお得にすることもできます。
IIJmioではドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)を提供しており、タイプ違いでデータを分け合えることも特徴的です。

IIJmio料金プラン
音声SIMプラン月額料金
2GB850円~
5GB950円~
10GB1,400円~
15GB1,600円~
25GB2,000円~
35GB2,400円~
45GB3,300円~
55GB3,900円~
*音声通話SIMの料金
*ドコモ、au回線を提供
ユーザー同士の繋がりに強い独自サービスを提供「mineo」

mineoは3GB~50GBまでの4プランを用意。人気は3GBや7GBプランで、ライトユーザーなら容量不足の心配はなさそうです。

mineoには、フリータンクと呼ばれるユーザー同士で通信量をシェアする機能があり、うまく利用すれば小容量プランでも十分使えるかもしれません。

mineoのマイピタは毎月使えるデータ容量から選ぶ一般的なプランです。その月に余ったデータ容量は翌月に繰り越しできるので、データ容量を無駄にしません。

mineo月額料金(マイピタプラン)
プランmineo月額料金(マイピタ)
3GB月額1,298円~
7GB月額1,518円~
15GB月額1,958円~
30GB月額2,178円~
50GB月額2,948円~

mineoのマイピタは毎月使えるデータ容量から選ぶ一般的なプランです。その月に余ったデータ容量は翌月に繰り越しできるので、データ容量を無駄にしません。

mineo月額料金(マイそくプラン)
プラン月額料金(マイそく)
スーパーライト
最大32kbps
月額250円~
ライト
最大300kbps
月額600円~
スタンダード
最大1.5Mbps
月額990円~
プレミアム
最大5Mbps
月額2,200円~

料金をもっと安くして、データ容量もたくさん使いたい人は「マイそく」プランがおすすめです。マイそくは最大通信速度から選ぶプランで、その代わりにデータ容量に制限がないプランです。

容量制限がないといっても3日間でも10GBという制限があります。それでも、ある程度はデータ容量を気にせず使えるプランという印象です。

  • URLをコピーしました!
目次