iPhone XS/XS Maxにピッタリの格安SIM(MVNO)事業者から4社を厳選して紹介。格安SIMの選び方も解説。
iPhone XSとiPhone XS Maxが発売され、格安SIM(MVNO)事業者も新しいiPhoneに関する動作確認の発表を行っています。
主要格安SIM(MVNO)事業者のほとんどが動作確認を終了しており、ひととおりiPhone XS/XS Maxが使用できる格安SIM(MVNO)事業者が出揃った様子です。
当サイトでも、iPhone XS/XS Maxを利用できる格安SIM(MVNO)事業者をまとめています。
関連記事:【一覧】SIMフリーiPhone XS/XS Maxが利用可能な格安SIM(MVNO)まとめ
ですが、「どの格安SIMを使えばいいかわからない」といった迷いがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、iPhone XS/XS Maxが使えるオススメの格安SIM(MVNO)事業者と選び方について解説していきます。
目次
iPhone XS/XS Maxが使えるオススメの格安SIM(MVNO)事業者
まずは、「【一覧】SIMフリーiPhone XS/XS Maxが利用可能な格安SIM(MVNO)まとめ」にて、掲載した格安SIM(MVNO)事業者の中からオススメの4社を厳選して紹介します。
4社については、新しいiPhoneを利用するユーザーにとっての安心感(通信品質など)と料金を重視した結果です。
Y!mobile
→安定した通信速度、料金も安くしたいかたへ
IIJmio(みおふぉん)
→初めて格安SIMを利用するというかたへ
OCNモバイルONE
→名前の通ったNTTグループの格安SIMで安心して使いたいかたへ
リンクスメイト
→iPhoneで通信量を気にせずゲームアプリで遊びたいかたへ
Y!mobile:ソフトバンクのサブブランドで、安定した通信速度がポイント
「Y!mobile」は、ソフトバンクのサブブランドならではの安定した通信速度が魅力的です。
SIMフリー版のiPhone XS/XS Maxを、通信速度などキャリア契約と同じような快適さ求めつつ、通信料金を抑えたいかたには第一候補にしてもいいでしょう。
通信料金自体は、キャリアで契約するよりも安くはなりますが、割引サービスの適用が外れる1年後に月額料金が上がってしまいます。
Y!mobile (SIMカードのみ契約) | |||
プラン名 | データ量 | 月額 | 通話 |
スマホプランS | 3GB(2年間) | 1,980円~(1年間) | 国内10分以内 通話無料 |
スマホプランM | 9GB(2年間) | 2,980円~(1年間) | |
スマホプランL | 21GB(2年間) | 4,980円~(1年間) |
Y!mobileは、通信速度が他の格安SIM(MVNO)と比べても速い通信速度が特徴的で、キャリア契約と変わらない使用感を求めるかたに支持されています。
一見すると月額料金も安く、データ量もかなり使える印象ですが、掲載の料金はキャンペーン当を適用したものとなり、よく理解せずに使い続けているとある日突然月額料金が上がってしまうため注意が必要です。
たとえば、スマホプランSの場合、1年間は1,980円から利用することができます。
1年後には、「ワンキュッパ割」の適用が終了し、2,980円からになります。
さらに、2年後にはデータ増量オプションの無料期間が終了し、500円が月額プラスされ、最終的に月額が3,480円となるわけです。
もちろんデータ増量オプションを解除すれば、月額2,980円となりますが、使えるデータ量が2GBになってしまいます。
SIMフリー版のiPhone XS/XS Maxを自分で用意し、SIMカード単体を申込むと、24ヶ月間の特別割引を受けることができます。
新規契約、ドコモ・au・MVNOからのMNPが対象で、ソフトバンクからのMNPは割引対象外なので注意が必要です。
SIMカード単体契約の特別割引や、月額料金の詳細についてはY!mobile公式サイトをご確認ください。
Y!mobile公式サイト:https://www.ymobile.jp/
IIJmio(みおふぉん):格安SIM(MVNO)の老舗
IIJmio(みおふぉん)は、格安SIM(MVNO)事業者のなかではいち早くiPhone XS/XS Maxの動作確認を発表しており、格安SIMの老舗ならではの安心感があります。
ドコモとau回線を提供しているマルチキャリアの格安SIM(MVNO)事業者ですが、iPhone XS/XS Maxを利用するのならドコモ回線の選択がオススメです。
その理由は、ドコモ回線ならテザリングが利用できたりと、機能面や動作面で安定感があるからです。
また、IIJmioはフルMVNO化によるeSIMの対応も予定しており、iPhone XS/XS Max/XRに搭載されるeSIMも利用できる可能性があります。
iPhone XS/XS Max/XRのeSIMについては、iOSのアップデートにて利用できるようになるとのことなので、まだ先の話となりますが、覚えておいて損はなさそうです。
IIJmioでは、6GBのデータ量が使用できるライトスタートプランが人気です。
家族で使いたい場合は、ファミリーシェアプランで、12GBのデータ量を最大10枚のSIMで分け合うといったこともできます。
掲載している料金プランはキャンペーン適用時のもので、データ量が6ヶ月間2倍、月額料金も6ヶ月間割引されます。
現状、iPhone XS/XS Maxで通話アプリを使用した際の表示バグ(利用する分には影響なし)が報告されていますが、IIJmioの発覚から対応までの早さもポイントが高いです。
カウントフリーといった強いオプションは提供していないものの、スタンダードなサービス面が支持されいる格安SIM(MVNO)事業者となっています。
月額料金がおトクになる、IIJmioで実施中のキャンペーンについては公式サイトをご確認ください。
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
OCNモバイルONE:安心のNTTグループが提供する格安SIMサービス
2018年で5周年を迎えた「OCNモバイルONE」は、名前が通っているNTTグループが提供する格安SIMサービスです。
幅広いデータ量からプランを選ぶことができ、月1回プラン変更をすることができるので、使っているデータ量の様子を確認しながら自分にピッタリのプランを探すことができます。
音声通話SIMプラン (最低利用期間6ヶ月) | |
110MB/日 | 1,600円 |
170MB/日 | 2,080円 |
3GB/月 | 1,800円 |
6GB/月 | 2,150円 |
10GB/月 | 3,000円 |
20GB/月 | 4,850円 |
30GB/月 | 6,750円 |
500Kbpsコース (月15GB) | 2,500円 |
プランごとの基本的料金に、通話オプションなどを加算した金額が月額料金となります。
たとえば、人気の音声通話SIM3GBプランなら、10分かけ放題オプションとの同時申込みで月額2,650円。内訳は、音声通話3GB1,800円+10分かけ放題オプション850円です。
OCNモバイルONEでは、音楽コンテンツが通信量の対象外となる「MUSICカウントフリー」オプションを無料提供しています。
申込むだけで利用できる「MUSICカウントフリー」の対象コンテンツは下記の通りです。
・Amazon Music
・AWA
・Google Play Music
・Spotify
・d ヒッツ
・ひかり TV ミュージック
・レコチョク BEST
あくまで通信量が対象外となるだけで、各コンテンツでの楽曲購入などについては別途料金が発生します。
MUSICカウントフリーについては申し込んでいても損はないので、Spotifyといったように基本無料で利用できるコンテンツ用に申し込んでおくと便利です。
OCNモバイルONE:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
リンクスメイト:ゲームアプリのカウントフリーオプションが魅力的
「リンクスメイト」は2017年にサービスがはじまったばかりの格安SIMサービスです。
「リンクスメイト」は、人気アプリ『シャドウバース』や『グランブルーファンタジー』でおなじみの株式会社Cygamesの子会社、株式会社LogicLinksが運営しています。
他の格安SIM(MVNO)事業者では実現が難しい、ゲームアプリのタイトルごとに特典をつける「ゲーム連携」と「カウントフリー」オプションが特徴です。
ドコモ系のネットワークを提供しており、格安SIM(MVNO)事業者では珍しく通信速度の実測値を公開しています。
通信速度については、回線の増強工事を定期的に行い、比較的どの時間帯も安定して通信することが可能です。
格安SIMの特性上、使用する地域や場所によっては混雑を理由に通信速度が低下してしまうこともあります。
データ+SMS+音声通話機能 SIMカード | |
1GB | 1,100円/月 ゲーム連携数:1 獲得スター:なし |
5GB | 2,100円/月 ゲーム連携数:1 獲得スター:なし |
10GB | 3,100円/月 ゲーム連携数:3 獲得スター:1つ |
20GB | 4,800円/月 ゲーム連携数:3 獲得スター:1つ |
30GB | 6,000円/月 ゲーム連携数:3 獲得スター:1つ |
リンクスメイトでは、基本料金プランにカウントフリーオプションや10分かけ放題オプションを加算した金額が月額料金となります。
とくにリンクスメイトはカウントフリーオプションが最大の特徴となるので、カウントフリーオプションには加入しておきたいところです。
カウントフリーオプションは月額500円で、カウントフリーオプションに加入しないのであればリンクスメイトを選ぶメリットは少ないといえます。
リンクスメイト公式サイト:https://linksmate.jp/
リンクスメイトについては、当サイトでもレビューしているので気になるかたはご参照ください。
iPhone XS/XS Maxが使える格安SIM(MVNO)事業者を選ぶポイント
iPhone XS/XS Maxが使えると発表している格安(MVNO)事業者は、数多くあります。
先に紹介した4社も、新しいiPhoneをユーザーが快適に気分良く、安心して使えそうという理由でピックアップしました。
Y!mobile
→ソフトバンクのサブブランドで安定した通信速度が魅力
IIJmio(みおふぉん)
→格安SIMの老舗、新機種でのバグや対応が早い
OCNモバイルONE
→名前が通ったNTTグループ
リンクスメイト
→関連会社が人気アプリを提供しているCygamesで、他ではマネのできないサービスを提供
選んだ理由をざっくりまとめると上記のようになります。
ドコモ回線かソフトバンク回線を提供しているというのもポイントです。
iPhone XS/XS Maxだけでなく、iPhoneを格安SIMで使っていきたい場合、ドコモ回線かソフトバンク回線の格安SIMを選ぶといいでしょう。
その理由は、au回線だとテザリング機能など、一部の機能や3G回線での通信が利用することができないからです。
なので、本記事で紹介している格安SIM(MVNO)事業者以外で探したいというかたは、ドコモ回線かソフトバンク回線を提供しているかに注目することをオススメします。
では今回ピックアップした4社ならどこがいい?という話しですが、正直どれも甲乙つけがたいです。
もっと絞るのなら、Y!mobileとIIJmio(みおふぉん)かなと思います。
Y!mobileは安定した通信速度が特徴で、格安SIMの通信速度に不安なかたにはピッタリです。
やはりソフトバンクのサブブランドというだけあって、4社の中では通信速度が圧倒的に速いです。
Y!mobileのレビュー記事にて、実測値を公開しているので、サービス面と合わせて気になるかたはご参照ください。
格安SIM(MVNO)だと、IIJmio(みおふぉん)がオススメです。
IIJmioは、格安SIMサービスを長年提供しています。
今後のフルMVNO化によるeSIM対応にも期待することができ、格安SIMをはじめて使うというかたにも最適です。
当サイトでもIIJmioの広報担当と話をする機会が何度かあったのですが、とにかく機種に関する知識が豊富で、iPhone XS/XS Maxも発売して使えるのかすぐに確認するとはりきっていました。
通話アプリの表示バグが発覚してしまいましたが、発表と対応スピードの早さを考慮すると信頼できる格安SIM(MVNO)事業者だと思います。
まとめ
今回は、iPhone XS/XS Maxを格安SIMと組み合わせるのならどこがいいのか?ということで4社からピックアップしました。
4社以外から自分で探したいというかたは、ドコモかソフトバンク回線を提供しているところに注目するといいでしょう。
auのサブブランドUQモバイルのように、au回線を選ぶことが悪いとは言いませんが、機能制限がついてくるところがほとんどなので、iPhoneとの相性はよくありません。
新しいiPhoneをおトクに使うのなら、SIMフリー版iPhoneと格安SIMの組み合わせがキャリアよりも安く利用し続けることができるので、これからiPhoneを購入したいかたはもちろん、自宅で眠っているiPhoneを再利用したいかたも格安SIMを利用してみてはいかがでしょうか。