
iPhoneユーザーにとって、毎月のスマホ代節約に格安SIMを使うという方法があります。
格安SIMとは、MVNOとも呼ばれており、大手キャリアの回線を間借りして運用する事業者のことです。
今回は、SIMフリーiPhoneを格安SIMで使う方法について解説していきます。
目次
SIMフリーiPhoneを格安SIMで使う手順
- SIMフリーiPhoneの調達
- 格安SIM(MVNO)事業者の選定
- MNP移転手続き(電話番号をそのまま使う場合)
- 格安SIMの申込み
- 自身で開通作業(APN設定)
iPhoneの調達から使えるようになるまでのざっくりとした流れです。
一見すると面倒に思えますが、オンラインでの申込みとなるので、ほぼ自宅で完結してしまいます。
SIMフリーiPhoneの調達

SIMフリーiPhoneは、Appleストアにて新品を購入することができます。
Apple Care+にもしっかり加入したいという人は、Appleストアで購入するといいでしょう。
Apple Store オンライン:https://www.apple.com/jp/store
格安SIM(MVNO)事業者でも、iPhoneを購入することができます。
iPhoneの購入と同時に格安SIMも同時契約できることがメリット。手元に届いてAPN設定をするだけですぐにiPhoneが使えるようになります。
また、なるべく本体代を抑えたいという人は中古iPhoneの購入も検討してみましょう。
iPhone XRといった型落ちモデルで十分なら、かなり安く購入することができます。
中古iPhoneについては、関連記事にて購入場所や使用感のレビューをしています。
気になる人は関連記事もご参照ください。
格安SIM(MVNO)事業者の選定
格安SIM(MVNO)事業者の選定はもっとも重要です。
前述のように、格安SIM(MVNO)事業者でiPhoneを同時に購入することができたり、オプションが充実していたりと、事業者によっていろいろな特徴があります。
数百社ある格安SIM(MVNO)事業者から、今回は特徴がわかりやすい3社に絞って紹介。どの格安SIM(MVNO)事業者でも、iPhoneをセットで購入することが可能です。
eSIMにも対応、選びやすい料金プランが魅力「IIJmio」

IIJmioは「格安SIMの老舗」と呼ばれ、フルMVNOを提供する技術力の高さが特徴的。ユーザーからすると、技術力の高さは特徴的と感じないかもしれませんが、フルMVNOならではのeSIMを提供しています。
iPhoneも同時に購入することができ、音声通話SIMの料金プランがシンプルで選びやすいところも魅力的です。
音声通話SIM | 月額料金 |
2GB | 税込850円~ |
5GB | 税込990円~ |
10GB | 税込1,500円~ |
15GB | 税込1,800円~ |
*ドコモ・au回線で月額料金は共通 |
人気の料金プランは3GBプランで、Wi-Fiメインという人は1GBの従量制プランも選ばれています。
従量制プランについては、au回線(タイプA)のみの提供となるので注意が必要です。

ひとりだけでも安くなることはもちろん、夫婦や家族でデータ量を分け合って、みんなでお得にすることもできます。
IIJmioではドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)を提供しており、タイプ違いでデータを分け合えることも特徴的です。
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
ユーザー同士の繋がりに強い独自サービスを提供「mineo」

mineoは1GB~20GBまでの4プランを用意。人気は5GBプランで、ライトユーザーなら容量不足の心配はなさそうです。
1GBプランは、他の格安SIM(MVNO)事業者と比較しても少し割高な印象があります。
1GBと5GBの中間容量を提供していないことが残念なポイントです。
mineoには、フリータンクと呼ばれるユーザー同士で通信量をシェアする機能があり、うまく利用すれば1GBプランでも十分使えるかもしれません。
mineo料金プラン | 月額料金 |
1GB | 1,298円~ |
5GB | 1,518円~ |
10GB | 1,958円~ |
20GB | 2,178円~ |
*音声通話SIMの月額料金です *ドコモ、au、ソフトバンクの3回線を提供 *表の価格は税込です |
mineo公式サイト:https://mineo.jp/
MNP移転手続きをする

電話番号をそのまま乗り換えるという人は、MNP移転の手続きが必要です。
実際のところ、MNP移転手続きがもっとも厄介だと思います。
その理由は、今使っているキャリアのサポートセンターに電話をかける必要があるからです。
電話をかけてMNP予約番号を発行してもらう必要があるのですが、サポートセンターから引き止めの提案をされます。
引き止め自体、サポートセンターの仕事なので仕方ありませんが、「MVNOに乗り換える、すぐに申込みが必要だから急いで予約番号を発行してほしい」と言えば、面倒な引き止めを最小限に抑えることが可能です。
MNP予約番号には14日間の有効期限があり、格安SIM(MVNO)事業者によって残り有効期限が○日以上必要という場合もあります。
なので、電話での余計なやり取りを省いて、急ぎでMNP予約番号を発行してもらうということはアリです。
MNPの手続きについては、関連記事で詳しく解説しているので、MNPを予定している方は一緒にご確認ください。

格安SIMの申込み

格安SIMの申込みは基本的にオンラインで、格安SIM(MVNO)事業者の公式ページにて申込みを行います。
混雑するショップへの来店も不要。待ち時間もなしで好きな時に申込みが可能です。
必要な書類は、運転免許証といった身分証、月額料金の支払いに必要なクレジットカードです。
申込みする格安SIM(MVNO)事業者を決めて、MNP予約番号を発行したらすみやかに申込みするようにしましょう。
格安SIMが到着したら開通作業をする

SIMカードは、申込みから不備がなければ約1週間後に到着。MNPの場合、到着したらすみやかにMNP移転手続きを行う必要があります。
iPhoneを使う場合、初期設定時にWi-Fiを利用する必要があるので注意が必要です。
すでにiPhoneが手元にあって、初期設定を済ませている場合、SIMカードを挿してAPN設定とMNP移転手続きを行えばOKです。
格安SIMにおけるMNP移転方法とAPN設定については、関連記事にて解説。申込み前にあわせてご確認ください。
