即日MNPとは?格安SIMで失敗しないMNPの方法を紹介

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即日MNPとは?難しそうで難しくない、大手キャリアから失敗せずに格安SIMへMNPをするコツを紹介。

大手キャリアから格安SIMへ、電話番号をそのまま引き継ぐことができるMNP(Mobile Number Portability)。通信業界では携帯電話番号ポータビリティや番号ポータビリティとも呼ばれています。
格安SIM(MVNO)のサービスが浸透し、ユーザー自身がMNPの切替作業を行うことで不通期間がほとんど発生することなく乗り換えが可能になりました。
MNPと聞くと難しいイメージがありますが、MNP審査の基準やMNP完了までの流れを理解しておくと迷うことなく格安SIMに乗り換えが可能です。
今回は、格安SIM(MVNO)サービスでよく使われる「即日MNP」について解説し、さらに格安SIMで失敗しないMNPの方法も紹介します。

格安SIMの即日MNPとは?

「即日MNP」とはその名の通り、不通期間がほとんどなく数十分から数時間で新しい回線への切替が完了することをいいます。
主要の格安SIM(MVNO)事業者ほとんどが「即日MNP」に対応しており、ネットで格安SIM事業者のマイページにアクセスをして回線切替の作業を行います。
回線を切替えるタイミングはSIMカードが届いてからなので、それまでは今使っている回線を普段通り使うことが可能です。
auからソフトバンクなど、大手キャリアから大手キャリアへの乗り換えは、MNP予約番号の取得を除いて店舗スタッフが行っていましたが、格安SIMの場合は乗り換え作業をすべてユーザー自身で行う必要があります。
ですが、SIMカードが到着してから自動的に切り替えをおこなう格安SIM事業者もあるので、自分で作業をするのが不安というかたにはうれしいかもしれませんが、正直オススメはできません。
たとえば、LINEモバイルでは手動で開通(切り替え)させることもできますが、SIMカード到着から開通をしないままでいると数日後に開通が完了してしまいます。
mineoやUQモバイルもSIMカード到着から開通手続きをしないと、数日後に切り替え作業が強制的に行われます。
自動でMNPが完了してしまうと何が困るのか、いきなりスマホが使えなくなってしまうことです。
なぜ、即日MNPをしないと開通手続きが強制的に行われるかというと、MNP予約番号の有効期限切れを防ぐためです。
なので即日MNPが可能ならば、SIMカードが届いたらなるべく早く開通(切り替え)手続きをするようにしましょう。

格安SIMで即日MNPを失敗してしまうポイント

はじめてMNPの回線切替作業を行う場合、意外と失敗しやすいです。
MNPを失敗してしまうと、格安SIMを使えない期間が発生してしまいます。
よくあるMNPが失敗するポイントは下記の通りです。

・MNP予約番号の不一致
・MNP電話番号の不一致
・契約者名義の不一致
・MNP予約番号の有効期限切れ
・MNP予約番号の有効期限が残っていても、格安SIM事業者の指定する有効期限を下回っている

これらに注意すれば失敗することなくMNPが可能です。
大手キャリアから大手キャリアへのMNPでも、契約者名義が不一致であったり、MNP予約番号の有効期限切れが原因でMNPがうまくできないということもあります。

格安SIMで即日MNPを失敗しないポイント

さきほどのMNPを失敗してしまうポイントをさらに小分けにして解説していきます。
ポイントをおさえることで、不通期間をほとんど発生させることなく格安SIMにMNP移転することが可能です。

MNP予約番号の不一致

よくあるのがMNP予約番号の入力間違いによるMNPの失敗です。
MNP予約番号には、MNPをする電話番号や契約者名などの情報と照らし合わせるものなので、入力の際は慎重に行うようにしましょう。

MNP電話番号の不一致

MNP予約番号を発行しても、格安SIM事業者に転入する電話番号の入力間違いによるMNP失敗もよくあります。
たとえば、電話番号下2桁「~96」を「~69」と間違えて入力してしまうなどのミスに気をつけましょう。

契約者名義の不一致

MNPでは、移転元(今使っているキャリア)と移転先(MNP先)の契約者名義が一致していないと回線切替ができません。
よくあるパターンが、副回線の名義で格安SIMにMNP移転をする場合に失敗してしまいます。
つまり、副回線を家族間譲渡の手続きであらかじめ名義を変更しておく必要があります。
契約者名義の不一致によるMNP失敗のパターンについては、「家族でUQモバイルを使おう、未成年者の契約方法を解説」でも解説しているので、気になるかたは一度目を通してみてください。

MNP予約番号の有効期限切れ

MNPの予約番号には有効期限があり、MNP予約番号を取得した日が1日目とし、15日目を過ぎると無効化します。
なので余裕を持って早めにMNP予約番号を取得してしまうと、逆にMNP予約番号の有効期限が過ぎてしまっていてMNPに失敗するといったことがあります。

MNP予約番号の有効期限が残っていても、格安SIM事業者の指定する有効期限を下回っている

MNP予約番号もMNP電話番号、契約者名義など、すべて一致しているのに失敗してしまうパターンです。
MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、格安SIM事業者によって有効期限の猶予が異なります。
たとえば、LINEモバイルはMNP予約番号の有効期限が10日以上必要で、UQモバイルだとMNP予約番号取得から2日以内(13日以上)に申込みする必要があります。(オンラインにて申込みの場合)
MNP予約番号の有効期限については、格安SIM事業者によって異なるので、MNP予約番号発行前に申込み予定の格安SIM事業者のホームページなどをよく確認しておくようにしましょう。

大手キャリアから格安SIMへ、スムーズに手続きをするための準備

大手キャリアから格安SIMへMNPをする場合、しっかりと準備すれば失敗することなくスムーズにMNPができます。
では、スムーズにMNPを行うためにどういった準備をすればいいのかを最後に紹介します。

1.SIMフリースマホの購入、手持ちのスマホをSIMロック解除

SIMカードだけを契約する場合、SIMフリースマホの購入と手持ちのスマホをSIMロック解除しておきましょう。
せっかくSIMカードが届いてもスマホを使える状態にしておかないと意味がありません。
格安SIM事業者でスマホもセットで購入する場合はとくに気にする必要はありません。

2.SIMフリースマホが申込み予定の格安SIM事業者で使えるか確認

スマホが格安SIM事業者で使えるか確認しておく必要があります。
たとえば、auの周波数に対応していないスマホをauのネットワークを利用するUQモバイルで使おうとしても、電波がキャッチできません。
自身でSIMフリースマホを購入したり、SIMロック解除して手持ちのスマホを使う場合、申込み予定の格安SIM事業者の対応端末一覧などで確認するようにしましょう。
もちろん、この項目も格安SIM事業者でスマホとセットで申込むという場合は気にしなくても大丈夫です。

3.今使っているキャリアの契約者名義を確認

MNPをする場合は、今使っているキャリアの契約者名義を念の為に確認しておきましょう。
たとえば、契約者が旦那さんで実際は奥さんがスマホを使っている。格安SIMに奥さん名義でMNPをしようとすると失敗してしまいます。
つまり、今使っているキャリアの契約者名義と格安SIMで契約する名義を一致させておく必要があります。
大手キャリアならマイページから契約者名義など、契約情報の確認が可能です。
格安SIMで契約予定の名義が異なる場合は、家族間譲渡などの名義変更の手続きを事前に済ませておきましょう。

4.MNP予約番号の取得、格安SIMへの申込み

1~3までの準備を済ませたら、MNP予約番号を取得して格安SIM事業者へ申込みを行います。
できればMNP予約番号の取得から格安SIMへの申込みは、MNP予約番号の有効期限の兼ね合いから取得した日に行うことがオススメです。

5.SIMカードの到着、回線切替の手続き

SIMカードが届いたら、開通手続き(回線切替)を行います。
格安SIM事業者のマイページにアクセスをして名義や電話番号など、必要な情報を入力して開通手続きをします。
開通手続きが完了すると、回線が切り替わるので今まで使っていたキャリアのSIMカードが無効化されることを覚えておきましょう。
あとは、APN設定など初期設定をスマホ側で行って格安SIMへのMNP移転は完了です。

まとめ

大手キャリアからMNPをして格安SIMに乗り換えるユーザーが増えています。
実際にMNPをしてみると案外簡単なのですが、今使っているキャリアの契約状況などでつまづいてしまうかたも多くいます。
今回紹介したポイントをしっかりおさえておくと、スムーズに格安SIMへMNPすることができるでしょう。
格安SIMを運用するユーザーは、月額料金やキャンペーンなどを理由にMNPを繰り返していろいろな格安SIM事業者へ乗り換えることも多いので、一度自身でMNPをしてみることがオススメです。

人気の即日MNPが可能な格安SIM(MVNO)事業者

最後に即日MNPが可能で人気の格安SIM事業者を紹介します。

安定した速度のauサブブランド「UQモバイル」

即日MNPにも対応しているUQモバイル。auのサブブランドという位置づけなので格安SIMではありませんが、月額料金の安さから格安SIMとして扱っています。
UQモバイルの魅力は、安定した通信速度を保ちながら月額料金を下げることができる点です。
2年目に料金が上がってしまうことがデメリットですが、今使っているスマホの月額料金が8千円以上なら5千円以下にすることも可能です。

UQモバイル公式サイト:https://www.uqwimax.jp/

LINEやSNSが使い放題「LINEモバイル」

LINEやSNSが使い放題の「コミュニケーションフリー」プランが人気のLINEモバイル。大手キャリアでは実現が難しいカウントフリーを定着させた格安SIM事業者です。
ネットワークはドコモですが、2018年7月よりソフトバンクのネットワークも選択できるようになりマルチキャリア対応しました。
即日MNPをしての普段使いはもちろん、2台目のスマホをLINE専用に使うといったユーザーも多くいます。
月額料金は最安で500円から。人気のプランは、月額1,690円から使える音声通話+データSIM(3GB)の「コミュニケーションフリー」プランです。

LINEモバイル:https://mobile.line.me/

最新スマホ、SIMカード、すべてが揃う「OCNモバイルONE」

最新スマホの取り扱いが早く、SIMカードとのセットならスマホを安く購入が可能な「らくらくセット」が人気のOCNモバイルONE。NTTグループの格安SIM(MVNO)サービスなので、抜群の安心感があります。
即日MNPに対応していることはもちろん、これから格安SIMをはじめたい、最新のスマホもほしいというユーザーに人気です。

OCNモバイルONE:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html

格安SIM(MVNO)の老舗「IIJmio(みおふぉん)」

格安SIMの老舗で安心感と安さに定評があるIIJmio。最新のスマホもハイエンドモデルから安くて扱いやすいミドルレンジモデルと幅広いラインナップも特徴です。
即日MNPに対応していますが、SIMカード到着後電話連絡をすることで開通することが可能です。
自分で行う開通手続きに不安があるというかたにはオススメの格安SIM(MVNO)事業者です。

IIJmio:https://www.iijmio.jp/

結局どちらを選べばいいの?

即日MNPに対応している格安SIM(MVNO)事業者を4社紹介しましたが、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回紹介した格安SIM(MVNO)事業者には明確な違いがあり、使い方やサービス内容によって選びやすくなっています。

・格安SIMでも通信速度(ネット速度)は速いほうがいい
UQモバイル

・通信量を気にせずLINEやSNSが使える
LINEモバイル

・新しいスマホも一緒に欲しい、名前が通っている格安SIMがいい
OCNモバイルONE
IIJmio(みおふぉん)

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