4眼カメラ搭載で大画面「AQUOS sense4 plus」レビュー

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シャープのAQUOS sense4 plusをレビュー。大画面で4眼カメラを搭載、防水・防塵・おサイフケータイを搭載した全部入りのAndroidスマホ。

「AQUOS sense4 plus(アクオス センスフォー プラス) SH-M16」は、2020年11月の秋冬モデルとして発売したシャープのAndroidスマホです。
SIMフリースマホとして販売しており、格安SIM(MVNO)事業者やAmazonなどのECサイトにて購入ができます。
AQUOS sense4 plusの特徴は、6.7インチの大画面ディスプレイと本体背面に搭載された4眼カメラです。
今回はAQUOS sense4 plusのおすすめポイントや惜しいポイントについて解説していきます。

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本体は確かに大きい、落としそうになるのでスマホリングは必須

AQUOS sense4 plusの本体サイズは78×166×10.3mm、iPhone 13 Pro/Pro MAXでも厚さ7.65mmなので、かなり厚みのある印象です。
ディスプレイサイズは6.7インチ、TFT液晶を採用。幅が78mmで、片手でもなんとか操作できないことはありませんが、手が小さい人は少し持ちにくさを感じるでしょう。
スマホリングをつける際は、ストラップホールつきのケースにストラップ型のスマホリングがおすすめです。

本体背面はプラスチック製。今回はブラックカラーをレビューしていますが、光沢感を抑えた落ち着いた印象で、シルバーのAQUOSとシャープのロゴが映えます。
上部にはカメラが搭載しており、カメラのすぐ下は指紋センサーとなります。
指紋センサーが絶妙な位置に配置されているので、持ち上げた時にサッと指紋認証をしてロックの解除が可能です。
背面がスッキリしたデザインが良いという人には、AQUOS sense4 plusはごちゃごちゃしている印象を受けるかもしれません。

AQUOS sense4 plusには、充電器とSIMピン、取扱説明書を付属。充電器はACアダプタとケーブルが一体化しており、端子はUSB Type-Cです。
PCとスマホをUSB接続でする機会が多い人は、別途USBケーブルを用意しないといけません。

nanoSIM2枚装着可能
nanoSIMとmicroSDを装着した状態

SIMトレイには、nanoSIMカード2枚装着してDSDVに対応します。
1枚分はmicroSDカードとの排他利用となるため、microSDカードを利用する場合は、SIMカード1枚だけ装着ができます。

AQUOS sense4 plusのSIMトレイはかなりクセモノで、SIMカードやmicroSDカードが取りつけにくいです。
SIMトレイにSIMカードやmicroSDカードを載せるだけではなく、パチッとはめ込むようなタイプなので、装着するのに少し慣れが必要です。

ディスプレイの見やすさは有機ELに負けない

特徴としている6.7インチディスプレイの解像度は1,080×2,400ドット。AQUOSテレビで培った高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」を採用しています。
画面は鮮やかで発色も良く、文字もくっきりと見やすいです。
明るさを最大にするとかなり眩しいので、明るさも十分といえます。
最近のスマホだと有機ELを採用している機種が主流ですが、4万円台という価格を考えると液晶ディスプレイは妥協してもいいかもしれません。

スペックはミドルハイクラス、電池持ちは少し悪い印象

AQUOS sense4 plusのCPUはSnapdragon 720G、メモリは8GB搭載しています。
ストレージは128GBと大容量。どうしてもAndroid OSのシステムに使う容量でストレージを圧迫するので、128GBの内蔵ストレージは好印象です。
初期OSはAndroid10で、Android11へバージョンアップした後はシステムに32GB使っています。
実質使える内蔵ストレージは約96GBで、これだけあれば容量の大きいゲームアプリもたくさんインストールできるはずです。

ベンチマークはシングルコア548、マルチコア1680というスコアでした。
ひと昔前のSnapdragon800番台クラスとほぼ同様のスコアとなっており、ミドルハイクラスの性能と思っていいでしょう。
基本的にSnapdragon700番台は600番台と800番台の中間で、何でもそつなくこなせるCPUとなっています。
動作自体はサクサクとしており、もっさり感はなく、ゲームも十分遊ぶことができるでしょう。

バッテリーは4,120mAhと大容量で、充電ポートはUSB Type-Cを採用し、USB PD3.0に対応します。
電池持ちはお世辞にも良いといえない点が残念なポイント。大画面、バックライト、高性能CPUを搭載といったバッテリー消費の激しい要素が多いため仕方ないといえます。
1日外に持っていくときは、端末をフル充電でモバイルバッテリーも持っていくと安心です。

ステレオスピーカー搭載、クリアな音質でゲームや動画を楽しめる

AQUOS sense4 plusにはステレオスピーカーが搭載されており、音質もスマホにしては良いほうです。
実際に音楽を聴いてみたところ、中音域から高音域は音の輪郭がはっきりとしてクリアです。
しかし低音が弱いため、音楽プレーヤーアプリのイコライザー機能を使って調整したほうがいいでしょう。
高出力なスピーカーを搭載しているため、音量を最大にすると夜中なら近所迷惑になるレベルの大音量が流れてしまいます。
音量を最大にする機会は少ないと思いますが、音量を最大にしてもバリバリといった音割れもなく、音楽をクリアに聴くことができました。
音源にもよりますが、音量はバーの中央くらいでちょっとうるさいと思う程度。人が多い電車の中などで操作していて、うっかりと大音量の音が流れてしまわないよう注意したいところです。

前述のように、ミドルハイクラスのCPUを搭載しているのでゲームも快適に楽しむことができます。
まずは「Tokyo 7th シスターズ」で遊んでみたところ、両手でスピーカー防いでしまってもはっきりと音楽が聞こえることに関心しました。
ノーツをタッチする際に、手をスピーカーから放したり閉じたりしても音のブレがかなり少なくいです。
ノーツのタッチ感度も良好で、「なめらかハイスピード表示」によって流れてくるノーツの残像も抑えれて快適に遊ぶことができます。

人気の「ウマ娘」は、若干のもたつきが見受けられるものの、通常の遊び方なら問題はありません。
今回は品質を「標準版」で検証しましたが、レースやウイニングライブも許容できる範囲です。

負荷の大きいゲームアプリで遊んでいると、どうしても端末が熱くなってしまいます。
しかしAQUOS sense4 plusは、本体内の金属プレートとグラファイトシートが熱を広げ、長時間ゲームアプリで遊んでいても比較的熱が持ちにくくなっています。
AQUOS sense4 plus独自の放熱設計で、ゲーム中のパフォーマンス低下を防いでくれるというわけです。

背面のカメラは4眼、ディスプレイは2眼レンズを搭載

背面のカメラは4眼。約4,800万画素の標準、約500万画素の広角、マクロと深度がそれぞれ約190万画素の使い分けです。
カタログ上では広角となっていますが、広角レンズは115°の超広角レンズという扱いになっています。
ディスプレイの右上には、約800万画素の標準カメラと約190万画素の深度カメラを備えます。

標準レンズで撮影
クリックで原寸大を表示

標準レンズは有効画素数約4,800万画素ですが、最大撮影可能サイズは1,200万画素です。
標準レンズのピクセルセンサー4つを束ねて大きく使って、取り込む光量が増える仕組みで、1,200万画素でもキレイに撮影できるようにしているとのことです。
実際に撮影してみたところ、若干白飛びが気になるものの、全体的にキレイな色合いで撮影することができています。

標準8倍ズーム
クリックで原寸大を表示

ズームは8倍までのデジタルズームに対応しています。
やはり光学ズームより荒々しさが目立つのは仕方ありません。

AQUOS senseシリーズのカメラはどうしもおまけ程度といった印象です。
カメラにこだわるならXiaomiやOPPOといったカメラに力を入れている機種を選んだほうがいいかもしれません。
AQUOS sense4 plus自体、大画面に超広角レンズを備えた4眼カメラなど、スマホトレンドの流れに乗った機種と考えられます。

AQUOS sense4 plusはどこで買える

AQUOS sense4 plusはSIMフリー専売端末なので、AmazonやシャープのECサイト、格安SIM(MVNO)事業者にて購入することができます。
価格は購入元にもよりますが3万円~4万円といったところ。大画面スマホに抵抗がなければ、Snapdragon600番台を搭載する機種よりコスパは良いと思います。

Amazon:AQUOS sense4 plus最新価格IIJmio:AQUOS sense4 plus在庫状況
IIJmioはインターネットイニシアティブが運営する格安SIM(MVNO)サービスです。
音声SIMカードとセットで端末が安くなるので、これから格安SIMを使ってみたいという人には選択のひとつになるでしょう。
関連記事にて、IIJmioの特徴や料金プランを解説しているので、気になる人はご参照ください。

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