防水スマホはお風呂でも使えるのか、使用する際の注意点を解説

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防水スマホはお風呂で使っても大丈夫なのか?安全に使うためのポイントなどを解説。

スマホを選ぶ時の基準に、防水・防塵、おサイフケータイ対応を重視している人が多いです。
とくに防水・防塵対応の機種は人気で、水に濡れても安心して使うことができます。
今回は、防水スマホがお風呂で使えるのか、安全に使用するためのポイントや注意点を解説していきます。

防水スマホなら基本的にお風呂でも使える?

防水スマホは、水没させず、普通に使うだけならお風呂で使っても大丈夫です。
たとえば湯船につかりながらネット検索をしたり、ゲームをしたりといったことも、水没させなければ問題はありません。
ただし、使用しているスマホの防水・防塵の等級を知り、適切に使用しないと故障してしまいます。
後述しますが、メーカーによってはお風呂で利用する際の注意事項が記載されています。
どの防水スマホもお風呂で使えるというわけではないので、自身が所有しているスマホのスペックや注意事項をよく確認しておきましょう。
お風呂でスマホを操作する際は、入浴剤を入れている時も注意が必要で、浴槽に落としたり、入浴剤が混在した水滴で故障する可能性があります。
故障する箇所は、キャップレス防水スマホならイヤホンジャックや充電端子がほとんどです。
入浴剤以外に、海水や川の水もNG。洗剤も故障の原因となります。
洗剤については、富士通のarrowsといったハンドソープで洗えるスマホを選ぶようにしましょう。
なおシャープのAQUOSスマホでは、お風呂で使用する際の注意事項が記載されているので、気になる人は一度ご確認ください。

シャープ:https://jp.sharp/products/shm15/spec.html

使っているスマホの防水・防塵等級を知る

スマホのスペック表には、防水・防塵性能の基準として、IPからはじまるコードが記載されています。
基本的にIP○(数字)やIPX○(数字)と記載。数字が大きいほど、防水・防塵性能が高いとされています。
防水・防塵、両方に対応している場合「IP68」といったように数字が2つ並びます。
防水性能のみなら「IPX8」、防塵性能のみなら「IP6X」と表し、対応していない性能は「X」を使って省略しているというわけです。

防塵等級保護の程度テスト方法
IP0X保護なしテストなし
IP1X手の接近からの保護直系50mm以上の固形物体
(手など)が内部に侵入しない
IP2X指の接近からの保護直系12mm以上の固形物体
(指など)が内部に侵入しない
IP3X工具の先端からの保護直系2.5mm以上の工具先端や
固形物体が内部に侵入しない
IP4Xワイヤーなどからの保護直系1.0mm以上のワイヤーや
固形物体が内部に侵入しない
IP5X粉塵からの保護機器の正常な作動に支障をきたしたり、
安全を損なう程の料の粉塵が
内部に侵入しない
IP6X完全な防塵構造粉塵の侵入が完全に保護されている
防水等級保護の程度テスト方法
IPX0水の侵入に対して
特には保護されていない
テストなし
IPX1垂直に落ちてくる水滴に
よって有害な影響を受けない
200mmの高さより
3~5mm/分の水滴、10分
IPX2垂直より左右15°以内からの
降雨によって有害な影響を受けない
200mmの高さより15°の範囲
3~5mm/分の水滴、10分
IPX3垂直より左右60°以内からの
降雨によって有害な影響を受けない
200mmの高さより60°の範囲
10ℓ/分の放水、10分
IPX4いかなる方向からの水の飛沫
によっても有害な影響を受けない
300~500mmの高さより
全方向に10ℓ/分の放水、10分
IPX5いかなる方向からの
水の直接噴流によっても
有害な影響を受けない
3mの距離から全方向に
12.5ℓ/分・30kpaの噴流水、
3分間
IPX6いかなる方向からの水の強い
直接噴流によっても
有害な影響を受けない
3mの距離から全方向に
100ℓ/分・100kpaの噴流水、
3分間
IPX7規定の圧力、時間で水中に
沒しても水が浸入しない
水面下・15cm~1m、30分間
IPX8水面下での使用が可能メーカーと機器の使用者間の
取り決めによる

参考:https://www.ip68.jp/technicalguide/pdf/PP%20IPtoukyu.pdf

普段、何気なくスマホのスペック表を見ていて、IPと記載されていたら防水・防塵に対応していると思っていた人もいるでしょう。
IPの後につく数字を少しでも知っていると、防塵のみに対応しているのか、防水・防塵両方に対応しているのか把握しやすいと思います。
防水に関しては、IPX1~IPX4が生活防水(弱い雨や水滴)に対応し、IPX5~IPX8が完全防水とされています。
しかし、前述のように正しく扱わないと、完全防水でも効果を発揮しません。
普段使っていて、スマホを落としたりディスプレイにひびが入ることでも、防水効果は一気に低下します。
また、経年劣化も防水効果を低下させるので、いつまでも一定の防水効果があるとはいえません。

防水スマホを安全に使用するために

防水スマホでも、正しく扱わないと故障したり、思わぬケガをしてしまいます。
たとえば水に濡れたまま充電すると感電の恐れがあります。
水に濡れた時は、吸水性の高いタオルでディスプレイは優しく押すように水気を取り払いましょう。
キャップレス防水でUSBコネクタやイヤホンジャックにカバーがない場合は、無理に拭き取らず自然乾燥を。充電をしたい場合は、完全に乾燥した状態でおこなってください。

スマホケースを装着している場合、ケースを取り外し、本体とは別でケースの水気を拭き取ってください。
スマホケースと本体の隙間に入り込んだ水気が、残留する可能性があるからです。
スマホケースは拭き取ったあとも、本体の自然乾燥を待ち、どちらも完全に乾燥してから取り付けるようにしましょう。

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