OCNモバイルONEの「らくらくセット」とBIGLOBEモバイルの「アシストパック」、どちらもおトクにスマホとSIMカードをセットで購入できる2社の違いとは?
格安SIM(MVNO)事業者ではスマホとSIMカードをセットで申込むことで、新しいスマホを安く購入することができます。
なかでも、OCNモバイルONEとBIGLOBEモバイルの端末セットは、最新スマホを安く購入できると評判です。
SIMカードとスマホのセットを、OCNモバイルONEでは「らくらくセット」、BIGLOBEモバイルでは「アシストパック」と称してます。
キャンペーンと合わせてかなり安くスマホを購入できるときもあり、何か縛りでもあるのではないかと不安になるかたもいるでしょう。
今回はSIMカードと一緒にスマホをセットでおトクに購入することができる、OCNモバイルONEの「らくらくセット」とBIGLOBEモバイルの「アシストパック」の違いについて解説していきます。
目次
「らくらくセット」と「アシストパック」基本的な仕組みは他の格安SIM事業者と同じ
OCNモバイルONEの「らくらくセット」とBIGLOBEモバイルの「アシストパック」は、他の格安SIM事業者と同様、SIMカードとスマホがセットで手元に届くという仕組みです。
手元にSIMカードとスマホが届いたら、開通に必要な最終的な設定を自身で行います。このあたりも他の格安SIM事業者と同様です。
ひとまずは、「スマホも安く購入できるおトクなセット」という認識で問題ないでしょう。
OCNモバイルONE:取り扱い端末一覧を確認
BIGLOBEモバイル:取り扱い端末一覧を確認
「らくらくセット」と「アシストパック」の具体的な違い
OCNモバイルONEの「らくらくセット」とBIGLOBEモバイルの「アシストパック」、具体的な違いをまとめていきます。
違いを把握しておくことで安心して申込むことができます。
OCNモバイルONE (らくらくセット) | BIGLOBEモバイル (アシストパック) | |
端末購入方法 | 一括払い/分割 | 24回分割払いのみ |
SIM | 音声SIM限定 | 音声SIM/データSIM |
最低利用期間 | 音声SIM:6ヶ月 | 音声SIM:1年間 (実質2年縛り) |
解除料(違約金) | 8,000円+端末代金残債 | 8,000円+端末代金残債 |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
端末保証 | 有 | 有 |
人気プラン | 10分電話かけ放題+データ3GB 月額2,650円~ | 10分かけ放題+データ3GB 月額2,430円~+端末代金 |
支払方法 | クレジットカード | クレジットカード |
MNP移転 (他社→OCN/BIGLOBE) | 可能 | 可能 |
即日MNP | 可能 | 可能 |
大きな違いは、分割や一括などスマホの購入方法です。
OCNモバイルONEは一括払いに対応していますが、BIGLOBEモバイルは24回の分割払いにのみ対応しています。
ほかには申込みができるSIMカードの種類に違いがあり、OCNモバイルONEは音声SIM限定、BIGLOBEモバイルは音声SIMとデータ専用SIMでも申込むことが可能です。
BIGLOBEモバイルのアシストパックは、データ専用SIMでも申込むことが可能ですが、スマホ本体の割引額が音声SIMよりも下がってしまいます。
取り扱い端末は、時期にもよりますが最近では最新スマホも両社ほとんど差がなく調達し提供している印象です。
OCNモバイルONE:取り扱い端末一覧を確認
BIGLOBEモバイル:取り扱い端末一覧を確認
最低利用期間に注目
最低利用期間は、大手キャリアでいうところの年縛りです。
格安SIMでも、音声SIMに関しては最低利用期間が設けられています。
最低利用期間はOCNモバイルONEとBIGLOBEモバイルだけでなく、ほとんどの格安SIM(MVNO)事業者が設けていますが、期間が異なるのでよく確認しておくようにしましょう。
OCNモバイルONEの最低利用期間は6ヶ月なので、他の格安SIM(MVNO)事業者よりも短く設定されているところが特徴です。
一方、BIGLOBEモバイルの最低利用期間は1年間(12ヶ月)ですが、アシストパック申込み時は実質2年縛りとなるので注意が必要です。
BIGLOBEモバイルで最低利用期間内に解約すると、解除料8,000円のほかに端末代金残債が請求されます。
分割払いをしているので端末代金の残債が請求されるのは当然ですが、アシストパックにはキャンペーンなどの割引を適用していることが多く、端末代金の残債請求時には適用している割引が外れた状態となっています。
これを「アシストパック加算分契約解除料」と称しており、BIGLOBEモバイルが実質2年縛りであると記載した理由です。
その分BIGLOBEのスマホ代金は、他の格安SIM(MVNO)事業者では出来ないような安さで提供していることが強みであるといえます。
長く使うのならBIGLOBEモバイル、分割払いに抵抗があるならOCNモバイルONE
結局どちらを選べばいいかということですが、長く使うのならBIGLOBEモバイルをオススメします。
スマホの機種にもよりますが、BIGLOBEモバイルでは最新スマホでも目が飛び出るような安い価格で販売しているときがあり、どうしても欲しい機種があるときは検討してもいいよいでしょう。ただ、実質2年縛りであることと、分割払いのみに対応していることが懸念されます。
一方、OCNモバイルONEは一括払いと分割払い、両方に対応していることが強みです。
「らくらくセット」のSIMカードは音声SIMのみですが、最低利用期間も短めに設定されているので、分割に抵抗があったりはじめて格安SIMを使ってみるというかたにオススメです。
OCNモバイルONEも機種によりますが、BIGLOBEモバイルと比べても端末代金があまり変わらないことがあります。
欲しい機種によって、OCNモバイルONEとBIGOLOBEモバイルを比較してみるようにするとよいですが、最低利用期間などを考慮した安心感という意味ではOCNモバイルONEを利用したいところです。
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
BIGLOBEモバイル公式サイト:https://join.biglobe.ne.jp/
サービスに大きな差はない
申込みの決め手のひとつでもあるサービス内容に関しては、OCNモバイルONEとBIGLOBEモバイルで大きな差はありません。
通話に関しては、200円ほどの差額が発生してしまいますが、かけ放題オプションも両社提供しています。
唯一、差があるとすればBIGLOBEモバイルには月額480円でエンタメフリー・オプションをつけることができる点です。
BIGLOBEのエンタメフリー・オプションは、データ3GB以上申込みのかたを対象に加入することができ、YouTubeやAbemaTVといった動画サービスやAWAやGoogle Play Music、Apple Musicなどの音楽サービスがカウントフリーとなります。
OCNモバイルONEでも、AWAやGoogle Play Music、Amazon musicといった音楽サービスを対象としたMUSICカウントフリートライアルを実施中です。
(トライアルかつ、本記事執筆時にはトライアル期間の終了目前なので詳しい内容は省かせていただきます。)
気になる通信速度は、格安SIMならではといったところで、朝や昼、夕方といった混雑する時間帯は両社不安があります。
OCNモバイルONE:MUSICカウントフリートライアルを確認
BIGLOBEモバイル:エンタメフリー・オプションを確認
まとめ
今回は、OCNモバイルONEの「らくらくセット」とBIGLOBEモバイルの「アシストパック」の違いついてまとめてきました。
両社は格安SIM(MVNO)サービスを提供している事業者のなかでは、かなり安くスマホを提供しているので気になっていたかたも多いと思います。
格安SIMなので、混雑時の通信速度が期待できないことは共通していますが、そこはどの格安SIM(MVNO)事業者でも同様なのでガマンするべき点です。
BIGLOBEモバイルだとスマホをかなり安く購入することができますが、実質2年間の縛りがあるので注意が必要です。
一方、OCNモバイルONEは最低利用期間が6ヶ月と短めに設定されており、NTTグループが提供しているサービスという点は安心感があります。
実際、6月に発売された新機種HUAWEI P20 liteは、BIGLOBEモバイルがかなり安く提供していたにも関わらず、OCNモバイルONEでの申込みが多かった印象です。
これは、ユーザーのなかで「少しの差額なら安心感がある方を選ぶ」という結果になったからだと思います。
とにかく安くスマホを購入するか、少し差額が発生してしまう代わりに安心感を選ぶのか、申込みをする際は慎重に判断しないといけません。
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
BIGLOBEモバイル公式サイト:https://join.biglobe.ne.jp/