2019年春に格安SIMへ乗り換えるのならどこがオススメなのか?乗り換える際におさえておきたい3つのポイントを紹介。
春といえば、スマホのMNPや新規契約、機種変更など、通信業界が活発になります。
これまでは、ドコモからau、SoftBankからドコモといった大手キャリア間でのMNPがほとんどでしたが、今は格安SIMに乗り換えるという選択肢が増えています。
格安SIMといえば「毎月の通信料金が安くなる」というイメージがあると思いますが、結局どこの格安SIMを使えばいいか決まらずにそのまま大手キャリアを使い続ける方もいるのではないでしょうか。
月額料金については、ほぼ横ばいといった感じなので、選ぶポイントとしては格安SIM(MVNO)事業者のサービス面を比較する必要があります。
今回は、2019年春に格安SIMへ乗り換えを検討している方へ向けて、格安SIM(MVNO)事業者を選ぶポイントについて解説していきます。
目次
ポイント1:通信速度を重視するか、月額料金を重視するか
格安SIM(MVNO)事業者を最初のポイントは、通信速度を重視するか月額料金を重視するかです。
月額料金については、3GB~6GBのデータつき通話SIMというような一般的なプランなら3,000円~5,000円と、どの格安SIM(MVNO)事業者も横ばいといったところです。
通信速度に関しては、格安SIM(MVNO)事業者によって大きく異なります。
安定した通信速度がどうしても必要なら、UQモバイルやY!mobileといったサブブランド系がオススメです。
UQモバイルはau、Y!mobileはソフトバンクのサブブランドという位置づけで、大手キャリアで使うよりも少しだけ月額料金を安くすることができます。
使い方によっては大手キャリアと月額料金の差がないこともあるので、今支払っている月額料金と比較して決めましょう。
月額料金も通信速度もゆずれないならLINEモバイル
「月額料金の安さはもちろん、通信速度も安定した格安SIM(MVNO)事業者はないのか?」と思った方にはLINEモバイルのソフトバンク回線がオススメです。
LINEモバイルは、ソフトバンクの51%出資の合弁会社となり、2018年7月からソフトバンク回線の提供を開始したマルチキャリア対応の格安SIM(MVNO)事業者です。
ドコモ回線とソフトバンク回線を選ぶことができますが、通信速度重視ならソフトバンク回線を選択する必要があります。
LINEモバイルはサービス面も特徴的で、LINEや主要SNSが通信量にカウントされないデータフリー(カウントフリー)や、LINEのID検索といった機能も使うことができます。
人気の料金プランは、コミュニケーションフリープランの1,690円からデータ量3GBつき音声通話SIMです。
コミュニケーションフリープランは、LINEやTwitter、Facebook、Instagramがデータフリー対象となります。
その他の料金プランやキャンペーンについてはLINEモバイル公式サイトをご確認ください。
LINEモバイル公式サイト:https://mobile.line.me/
ポイント2:格安SIMと新しいスマホをセットで購入
格安SIM(MVNO)事業者では、最新のSIMフリースマホをSIMカードと一緒に購入することができます。
格安SIM(MVNO)事業者で新しいスマホを購入するほうが、Amazonや楽天などのECサイトよりも安く購入可能です。
せっかくなので、新しいスマホを購入して格安SIMをはじめたいという方は、最新スマホを取り扱っている格安SIM(MVNO)事業者を選ぶといいでしょう。
格安SIMとスマホのセットならOCNモバイルONEかIIJmio(みおふぉん)
最新スマホとSIMカードのセットならOCNモバイルONEかIIJmio(みおふぉん)の2択です。
OCNモバイルONEはNTTグループの格安SIMという安心感、IIJmioは格安SIMの老舗でシェア率も上位という実績があります。
スマホ本体価格の安さならOCNモバイルONEで、取扱い機種数の多さならIIJmioといったところでしょうか。
OCNモバイルONEではキャンペーンで目を疑うような価格で最新スマホを販売していることもあり、格安SIMに乗り換えを検討している方は定期的にチェックすることをオススメします。
2018年のヒット機種、HUAWEI P20 liteはOCNモバイルONEのキャンペーンにて4,980円で販売していたこともあり、春のキャンペーンにも注目です。
IIJmioは、機種の取り揃えが格安SIM(MVNO)事業者ではナンバーワンといってもいいでしょう。
手にしやすい価格のミドルレンジからゲームアプリ向けのハイエンドスマホまで、最新機種も豊富に取り揃えています。
提供している回線は、OCNモバイルONEがドコモ回線、IIJmioがauとドコモ回線を選べるマルチキャリア対応です。
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
IIJmio(みおふぉん)公式サイト:https://www.iijmio.jp/
ポイント3:カウントフリーで選ぶ
スマホを使っていて毎月気になることといえば、その月に使えるデータ量ではないでしょうか。
動画アプリやネットを外出先で使っていると、月末に通信制限をかけられてしまうこともあります。
格安SIM(MVNO)事業者の中には、特定のアプリに必要な通信量をカットする、「カウントフリーオプション」を提供しているので、よく使うアプリがあるのならカウントフリーオプションを提供している格安SIM(MVNO)事業者から選ぶのもひとつの手です。
ゲームアプリをたくさん使っているのならリンクスメイト
Cygamesの子会社であるリンクスメイトは、月額500円のカウントフリーオプションが人気の格安SIM(MVNO)事業者です。
カウントフリー対象のゲームアプリなら、データ量を90%以上カットして実質使い放題となります。
カウントフリーオプションには、対象のゲームアプリでアイテムがもらえたりする特典つきなので、通信量を気にせず好きなゲームアプリが楽しめる格安SIM(MVNO)事業者といえます。
人気プランは通信量5GBつきの音声通話SIMです。
月額500円(税抜)カウントフリーオプションをつけても月額2,600円から利用することができます。
リンクスメイトは、カウントフリーオプションが最大の特徴となるので、カウントフリーオプションを利用しないのなら別の格安SIM(MVNO)事業者の選択がオススメです。
リンクスメイト公式サイト:https://linksmate.jp/
LINEやTwitterなど、主要SNSがデータフリー(カウントフリー)のLINEモバイル
LINEモバイルは、プランによってデータフリー(カウントフリー)対象アプリが異なる格安SIM(MVNO)事業者です。
基本的に全プランでLINEはデータフリー(カウントフリー)対象となり、他プランでは主要SNSやLINEMUSICがデータフリー対象となるので、使い方に合わせてプランを選ぶことができます。
料金プラン | キャンペーン適用月額 | データフリー対象アプリ |
LINEフリープラン1GB | 300円~/月 | LINE |
コミュニケーションフリープラン | 3GB:790円~/月 5GB:1,320円~/月 7GB:1,980円~/月 10GB:2320円/月 | LINE、Twitter、Facebook、Instagram |
MUSIC+プラン | 3GB:1,490円 5GB:1,820円 7GB:2,380円 10GB:2,620円 | LINE、LINE MUSIC、Twitter、Facebook、Instagram |
冒頭でもLINEモバイルに触れましたが、ドコモとソフトバンク回線を提供しているマルチキャリア対応となっており、格安SIMで通信速度もなるべく速いほうがいいのなら、ソフトバンク回線の選択がオススメです。
LINEモバイル公式サイト:https://mobile.line.me/
YouTubeなどのエンタメコンテンツがカウントフリー対象のBIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、YouTubeAbemaTVなどの動画アプリ、SpotifyやAWAといったミュージックアプリがカウントフリーとなる、エンタメフリーオプションを提供している格安SIM(MVNO)事業者です。
ドコモとau回線から選べるマルチキャリア対応となっており、au回線限定ですがiPhone7とセットでSIMカードを申込むこともできます。
iPhone7に関しては、サブブランド系のUQモバイルとY!mobileで取扱いをしていますが、格安SIM(MVNO)ではBIGLOBEモバイルが唯一の取扱いとなります。
BIGLOBEモバイル:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/
2019年はマルチキャリア対応で格安SIMを選ぶ幅がさらに増えた
2019年の格安SIM(MVNO)事業者は、2018年よりも幅広く選ぶことが可能です。
その理由として、2018年に多くの格安SIM(MVNO)事業者がマルチキャリアに対応したからです。
マルチキャリアとは、ひとつの格安SIM(MVNO)事業者でドコモやソフトバンクなどの回線から選べることを指します。
たとえば、LINEモバイルはソフトバンクとドコモ回線から選ぶことができ、IIJmio(みおふぉん)ではドコモとau回線から選ぶことが可能です。
マルチキャリアに対応したことで、今使っているスマホをSIMロック解除不要で使うことができるといったメリットがあります。
格安SIM(MVNO)事業者のほとんどはドコモ回線を提供しており、まだ利用者の少ないau回線やソフトバンク回線を選ぶことで安定した通信速度にも期待が持てます。
まとめ
今回は2019年春に格安SIMへ乗り換えを検討している方へ向けて、どこの格安SIM(MVNO)事業者を選べばいいのか、3つのポイントを紹介してきました。
今のところ、大手キャリアで月額8,000円以上支払っているのなら、格安SIMに乗り換えることで月額料金の安さを実感している方が多い印象です。
「格安SIM」と呼ばれているくらいなので月額料金が安くなるのは当然として、ユーザーが格安SIM(MVNO)事業者を選ぶ際に重要なことはサービス面をよく確認することです。
格安SIM(MVNO)事業者によって、通信速度や提供している回線、カウントフリーといった異なるサービス面があるため、どの格安SIMを使うか慎重に選ぶようにしましょう。