
「Musicolet」は、Android向けの音楽プレーヤーアプリです。Android端末のストレージやmicroSDカードに音楽を保存して、オフラインでも聴くことができます。
Google Play Musicをオフラインの音楽プレーヤーとして使ってた人にも、代替となるアプリとして最適。音楽プレーヤーアプリの入っていないSIMフリーAndroidスマホでも使える便利なアプリとなっています。
本記事では、「Musicolet」の基本的な使い方を紹介。あわせて、音楽を入れるための事前準備の方法についても紹介しています。

Musicoletに音楽を入れる方法

音楽を入れるためのMusicフォルダを作成
Musicoletに音楽を入れるには、Android端末とPCを接続。PCに保存している音楽ファイルをAndroid端末に転送することがもっとも手っ取り早いです。
Musicoletだけでなく、他の音楽プレーヤーアプリでも、音楽は同様の方法で入れられます。音楽ファイルをAndroid端末に転送するポイントは、Android端末とmicroSDカード側に音楽専用フォルダを作っておくことです。
今回の場合、Android端末のストレージとmicroSDカード両方に「Music」という名前のフォルダを作って、音楽ファイルを保存していきます。フォルダ名はわかりやすいように「Music」としているだけなので、後述するフォルダ選択の際に迷わない名前であればOKです。
Androidスマホに音楽を入れる方法は、以下の関連記事にて詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
Musicoletで音楽を入れたフォルダをスキャン

Musicoletアプリを起動して、音楽を聴くための準備を進めましょう。
Musicoletを起動したら、デバイスへのアクセスを許可。続けてフォルダーを追加するをタップし、音楽ファイルが格納されているフォルダを指定します。端末内のストレージだけでなく、SDカードに入れている音楽もスキャンして取り込むことが可能です。

フォルダを選ぶ際は、アルバムごとにフォルダ分けされているフォルダを選ぶようにしましょう。画像の例のようにフォルダを選択することで、一度のフォルダ選択でアルバムごとに音楽を取り込むことができます。
注意点として、スマホ内のフォルダ全体をスキャンしてしまうと、他のアプリで使っている音楽ファイルまで取り込みをしてしまうことがあります。

PCからAndroid端末に転送した音楽ファイルをMusicoletが認識し、サムネイルなどが表示されて再生できる状態になれば準備OKです。
必要な機能がすべて揃っている再生画面

試しにスキャンして取り込んだ楽曲を再生してみましょう。Musicoletの再生画面は、再生や早送り・巻き戻し、曲送りなど、必要な機能は揃っており、直感的な操作が可能なUIとなっています。
アルバムリピートやシャッフルにも対応

アルバムでまとめられている曲を再生すると、アルバム内の曲がキューに入れられ、キューをリピートすることで、アルバムリピートが可能です。
キューはアルバムやプレイリスト内の曲を再生する度に作成され、最大20個が自動で作成。順番を入れ替えて、アルバム単位のプレイリストを作成することもできます。
シャッフル機能はリピート再生と組み合わせることも可能です。シャッフル再生が終わったら、リピート時に再シャッフルしてくれており、地味に嬉しいポイントです。
曲情報の編集機能が便利

使っていて便利と思えたのは、楽曲情報の一括編集機能です。個別に編集することもできますが、アルバムタイトルやアーティスト名を一括で変更することができます。
PCで自動取得したアルバム情報が間違っていた時に、これらの編集機能はとても便利です。スマホファイルマネージャーアプリからファイルの情報を書き換えたり、PCに再接続する必要もなく、Musicoletひとつで音楽ファイルの編集が完結します。
ウィジェット機能で音楽にすぐアクセスできる

Musicoletのウィジェットは3種類を用意。ホーム画面にウィジェットを配置することで、アプリを開かず、スムーズに楽曲の再生ができます。
コンパクトなプレーヤーが2つ、再生リストつきウィジェットをホーム画面のレイアウトに合わせて配置することができます。
再生リストつきのプレーヤーは、ホーム画面上から曲を切り替えることが可能です。
歌詞を埋め込み表示させる


音楽ファイルに歌詞を埋め込まれていれば、プレーヤー画面の「…」をタップし、「歌詞を表示する」を選択すれば、その楽曲の歌詞が表示されます。


歌詞が埋め込まれていない場合、ペンアイコンをタップして直接歌詞の入力が可能です。歌詞の入力が終わったら「レ」をタップして保存してください。


歌詞入力画面で「同期」をタップすると、楽曲を聞きながら特定の歌詞が流れるタイミングで時計アイコンをタップし、手動で楽曲と歌詞を同期させることができます。
同期の設定が完了したら「✓(チェックマーク)」をタップして保存。途中までの設定でも、後から同期し直すことができます。
Musicoletには歌詞の自動取得に対応していないため、歌詞の入力が手間ということであれば、音響機器メーカーのオンキヨーが提供する「HF Player」を使ってみるとよいでしょう。HF PlayerはAndroid/iOS向け音楽プレイヤーアプリで、埋め込み歌詞のない音楽ファイルでもプチリリと同期して歌詞を表示することが可能なアプリとなっています。
Musicoletを利用する際によくある疑問と回答
Musicoletを利用する際によくある疑問と回答について、一問一答形式でまとめました。
Musicoletに課金は必要?
Musicoletは無料で使うことができます。無料版でも広告非表示で、再生中や操作中に広告が表示されるということはありません。
なお、Chromecastなどに対応する買い切りタイプの有料版も用意されています。どちらかといえば、アプリ開発者を応援するという意味合いが感じられるので、アプリを気に入れば有料版の購入を検討するとよいでしょう。
Musicoletに歌詞の自動取得機能は搭載されている?
Musicoleには歌詞の自動取得機能は搭載されていません。「music.jp音楽プレイヤー」や「オンキヨー HF Player」であれば、歌詞の自動取得に対応しています。
MusicoletのiPhone版は配信されている?
iPhone版Musicoletの配信はされていません。前述の「オンキヨー HF Player」はiPhone版も配信されています。
Musicoletで音楽ファイルが認識されない原因は?
デバイスのストレージへのアクセスを許可していないことが原因としてまず考えられます。
他にも、選択するフォルダに音楽ファイルが格納されていない、対応していない形式の音楽ファイルを格納していることも原因かもしれません。Musicoletは、mp3やmp4、FLACをはじめとした主要なファイル形式に対応しています。ファイル形式が原因と考えられる場合、mp3やmp4にファイルを変換してみてください。
アルバムごとにフォルダ分けしているのに正しくソートされない時は?
フォルダに格納されている音楽ファイルが、アルバム名の入力(タグ付け)がされていないかもしれません。


をタップし、任意のフォルダ(アルバム分けされなかったフォルダ)を選択します。フォルダにはそのファルダに入っている音楽ファイルだけが表示されます。今回は9曲入りのアルバムを選択しているため、「このフォルダー内の曲数」が9曲になっていることを確認したら⋯をタップ。メニューからタグを編集するを選択します。


アルバムの名前を入力する
「ここで行った変更は◯曲すべてに適用されます。」と注意のポップアップが表示されるので、変更する楽曲に間違いがなければ分かりましたをタップ。「アルバム」の項目をタップして、アルバム名を入力してください。アルバム名を変更したら、右上の「✓(チェックマーク)」をタップして保存すると、フォルダ内の楽曲が同じアルバム名に変更されます。


