
「Minecraft Bedrock Edition(マインクラフト ベッドロックエディション(以下、統合版マイクラ))」は、PCやNintendo Switch、Nintendo Switch 2、PS5、スマホなど、異なるプラットフォーム間でも同じワールドでオンラインでのマルチプレイができます。
オンラインでのマルチプレイの仕様上、動作が重かったり、ラグが発生するということも起こりがちです。
本記事では、統合版マイクラで重い原因と対処法についてまとめています。なお、本記事では、PC・PS5・Nintendo Switch(2台)の統合版マイクラを用いて検証しています。
統合版マイクラのマルチプレイが重くなるケース
統合版マイクラのマルチプレイで重くなるケースをまとめました。
ハードの性能差
統合版マイクラでは、代表するプレイヤーのワールドに他のプレイヤーが参加してマルチプレイをおこなう仕組みです。そのため、代表するプレイヤーのハードの性能が高くない場合、他のプレイヤーが操作した際に重くなる場合があります。
今回はPC、PS5、Nintendo Switchでそれぞれワールドを作成し、各ワールドに参加してみました。結論としてPCやPS5で作成したワールドであれば、他のハードから参加しても比較的快適に遊べるという結果となりました。
ネット回線の安定性
オンラインのマルチプレイにおいて、大きな要因はネット回線の安定性です。Wi-Fi接続をしているという人でマルチが重いという場合は、有線接続に切り替えをしてみてください。
Wi-Fiの場合、ルーターからの距離や壁の有無、同じ家の中でほかの機器が同時に通信しているかどうかによって、急激に速度が落ちたり途切れたりすることがあります。結果として操作の反映が遅れたり、ブロックや移動したプレイヤーが戻ったりする「巻き戻りラグ」が発生します。

また、光回線であっても必ず快適になるとは限りません。マイクラだけでなく、FPSや格闘ゲームにおいては通信速度だけでなくPING値(レイテンシ)の低さも重要です。PING値が高いと、自分の操作が相手に届くまでの遅延が大きくなり、ラグを感じやすくなる要因となります。
オンラインゲームにおけるPING値の目安は15ms以下とされており、マイクラであれば15ms前後ならとくに問題なくマルチプレイを楽しめると考えています。10ms以下になれば、ほとんどラグを感じずにオンラインゲームを楽しむことができるでしょう。
ワールドデータ量の増加
ワールドを作成したばかりの序盤では快適に遊べていても、ワールドが発展していくことでデータ量が増加します。巨大建築やレッドストーン回路で組んだ装置、モブを繁殖させたりするとデータ量が膨らみます。仮にPCやPS5側が快適でも、性能が足りていないハードでは描写が追いつかないといったことが起こりがちです。
巨大建築や街を大きく発展させた場合
巨大建築や街を大きく発展させた場合、描画データを常に読み込む必要があり、ハードによっては大きな負荷になります。負荷がかかると、ゲームをはじめる際のワールドの読み込みが遅かったり、チェストが開くまでに時間がかかるといったことが起こります。
レッドストーン回路とモブの増殖
レッドストーン回路を使った装置だと、ハードによっては苔式骨粉製造機を起動している時に重いといったことが起こりました。同じハードでも骨粉を利用した花製造機であれば、動作に影響しない結果となったため、レッドストーン回路の場合は複雑な回路というよりも、出来上がった装置で何をするかによって負荷が変わる印象です。

ほかに装置関係で実際に起こったのは、シルバーフィッシュやピグリンを使った経験値トラップがうまく機能しなかった時です。シルバーフィッシュの処理が追いつかないことで、Nintendo Switch側のソフトがフリーズして落ちたり、カクカクと動作が不安定になるといったことが起こりました。モブの増殖による負荷が大きいことが原因と考えられます。
Nintendo Switchやスマホ版のユーザーが、モブを増殖させるタイプの装置、少し大掛かりな装置を使う時は、PCやPS5といった性能の高いハードを利用しているユーザーがいるときに起動すると安心です。装置の起動によって動作が重くなったり、ソフトが落ちるといったことが起こったら、装置の停止やモブを処理して対応してもらうとよいでしょう。
統合版マイクラのマルチが重い時の解決方法
統合版マイクラのマルチが重い時の代表的な解決方法をまとめました。
性能が高いハードのユーザーにホストをしてもらう(ワールドを作ってもらう)
前述のとおり、統合版マイクラのマルチプレイはホストとなるユーザーのワールドに接続して遊ぶという仕組みです。そのため、PCやPS4、PS5といった性能の高いハードを使うユーザーがホストをすると、マルチプレイが重いという現象は起こりにくいです。
Nintendo Switchの場合、Nintendo Switch版で作成したワールドにNintendo Switchから参加すれば、比較的動作は安定していました。しかし、Nintendo Switch版のユーザーが作成したワールドへPCやPS5で参加すると、巻き戻りラグなどが見受けられました。
マルチプレイをするユーザーのハードがバラバラな場合、その中で最も性能の高いハードを利用している人にワールドの作成とホストをしてもらうとよいでしょう。
Realmsなどの外部サーバーを利用する

統合版マイクラのマルチプレイが重い時に、手っ取り早い解決方法はRealmsなどの外部サーバーを利用することです。外部サーバーにワールドを作成し、そこに招待したユーザーでマルチプレイをするという仕組みです。
たとえば統合版マイクラのRealmsの場合、Realms契約者と招待ユーザー10人の最大11人で遊ぶことができます。Realmsは有料サービスとなりますが、契約者以外の招待ユーザーは無料で参加することができます。
サーバー内のワールドに接続するという仕様上24時間稼働しているため、ホストがワールドを開いていない時でも参加者が自由に遊べることが最大のメリットです。
ハードの性能に若干は依存するものの、ハードがバラバラなユーザー同士で遊ぶならRealmsなどの外部サーバーは快適に遊べる選択肢のひとつになるでしょう。

