
「iPhoneも使ってみたい」というAndroidユーザーにとって、気になることといえばiPhoneの端末価格です。
最新のiPhoneは新品だと10万円以上の価格と高騰傾向にあり、なかなか購入に踏み切ることができないのではないでしょうか。
なるべく端末価格を抑えたいということから、中古iPhoneの購入を検討する人もいるでしょう。故障や紛失ですぐにiPhoneが必要になったけど新品は高いという人も、中古のiPhoneを選択肢のひとつになります。
しかし、中古iPhoneといえば本体の傷や画面割れが気になるところ。ケースをつけたりすることで本体の傷を隠せる程度であれば許容できる人もいると思います。
本記事では、イオシスにてCランクの中古iPhoneを実際に購入。中古iPhoneを購入する際の注意点や購入したiPhoneの見た目や使用感についてまとめています。
イオシスとは

今回、購入する際に利用したのは、中古iPhoneや中古Androidスマホの在庫が豊富なイオシスです。
イオシスは、ネットショップはもちろん、東京・大阪・名古屋に実店舗を構える中古スマホ販売の大手です。
なお、中古iPhoneは、iPhoneのモデルと中古ランク、中古市場の在庫状況によって価格が大きく変わってきます。
イオシス以外にも、スマホの買い取り・販売をおこなっているゲオやブックオフでも購入ができます。
最近では、IIJmioといった格安SIM(MVNO)事業者でも、SIMカードとセットで中古iPhoneを販売するようになりました。
IIJmioに関しては、中古ランクAの美品だけを取扱いしているため、中古iPhoneと格安SIMをセットで購入したいという人は検討するとよいでしょう。
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
イオシスの商品ランクとは
イオシスの中古iPhone・中古Androidスマホには、イオシス基準の商品ランクが設けられています。
おおまかにA、B、Cとランクづけされており、アウトレットや未使用品といったものもあります。
Cランクは目立つ傷やひび割れ、付帯パーツの劣化・欠品ががある商品となっており、見た目を気にする人であれば許容できないかもしれません。
- 中古Aランク:使用感の少ない中古品、傷などが少ない比較的美品
- 中古Bランク:経年劣化に該当する使用感があり、とくに目立つ傷などがない
- 中古Cランク:経年劣化に該当しない目立つ傷やひび割れ、付帯パーツの劣化・欠品ががある商品
すべてのランクに共通することは、iPhone本体に何らかの傷があるということです。
とくに、BランクとCランクにはかなり本体のキズに差があるとされています。
実際のところ、Cランクでも「Bランクに近いCランク」、「Dランクに近いCランク」というものがあり、できれば実店舗でiPhoneの状態を実際に見てから購入を検討したいところです。
イオシスで中古iPhone購入時の注意点
ここからは中古iPhoneを購入する際に覚えておきたい注意点を紹介していきます。
イオシスだけでなく、他の中古iPhone取り扱い店で購入する際にもチェックしてみてください。
付属品の有無をチェックする

SIMピン(イジェクトピン)や充電アダプタ、Lightningケーブルの3点は初期設定に必須なので、付属していなかったり持っていなければ購入しておきましょう。
未使用品の中古といった場合には、付属品がすべて揃っていることもあります。購入時にしっかり確認するようにしましょう。
SIMピンについては、安全ピンなどでも代用することができます。しかし、故障の原因やケガ、本体のキズをさらにつけてしまう恐れもあり、あくまでも応急処置的な扱いなので、できれば専用のSIMピンを使いたいところです。
思っていたものと違うことがある
ネット通販で購入すると、「思っていたよりiPhone本体にキズがついていた」ということがよくあります。
実店舗での購入だと、展示品を実際に自身の目で確認して購入することが可能です。
どうしてもキズが気になるのなら、実店舗で購入したほうがいいでしょう。
バッテリーの状態がわからない
中古iPhoneは、バッテリーの状態が公開されていません。
バッテリーの状態に関しては、購入してから自身で確認する必要があります。
実店舗でも、初期化して販売していることが多いので、バッテリー状態の確認は難しいです。
バッテリーの状態については、ネットショップと実店舗ともに良い状態であることを期待するしかありません。
中古iPhoneのCランク品を購入して状態や動作をチェック
今回、実際に中古iPhoneを購入したのはイオシスです。
もっとも見た目が悪く、かわりに価格が安いCランク品を購入してみました。
画面割れがないか、正常に動作するかなどをチェックしていきます。
中古iPhoneのCランク品、外見は大丈夫か

購入したのは、SIMフリー版iPhone7のCランク品です。(2019年7月購入)付属品は一切なく、本体のみとなります。
使用時にもっとも目にするディスプレイ部分には、目立つキズがありませんでした。しかし、角度を変えてディスプレイを見ると、うっすらひっかきキズのようなものがありました。

左サイドに目立つキズがあり、これがCランクになった要因だと思います。
許容範囲かどうかは人それぞれですが、これからスマホケースを取り付けることを考えたらあまり気になりません。

本体裏面も目立つキズはありませんでした。
よく見ると、確かに中古らしい細かなキズはあります。最終的にケースをつけるので裏面も許容範囲でしょう。
外見については、Cランクの割にキレイな方だと思います。今回購入した中古のiPhone7は、「Bランクに近いCランク」ではないでしょうか。
ただし、Cランクというだけあってどうしても使用感があることは否定できません。
バッテリー状態について

iPhone7は2016年発売のモデルなので、バッテリー状態は気になります。結果は100%で、バッテリー状態は良いほうです。
また、電源を入れてディスプレイを表示させてみると、あまり画面の傷は気になりません。Cランク品だと、画面割れしていることもあるので、Cランク品で100%のバッテリー状態、画面割れがないのは大当たりといえます。
中古iPhoneのバッテリー目安は、だいたい90%前後と考えています。90%以上のiPhoneが届いたら当たりと思ったほうがいいでしょう。
パソコンとの接続

中古iPhoneは、端子の不良などで稀にパソコンと接続ができないことがあります。
パソコンにiPhoneが認識されない場合は、Lightningケーブルが原因であることも考えられるので、まずLightningケーブルを交換。iPhone 14以降でUSB Type-Cポートが搭載されている機種なら、USB Type-Cケーブルを交換してください。
それでも認識されない場合は本体に何らかの不具合があると思ったほうがいいでしょう。
今回はとくに問題なくパソコンにiPhoneが認識され、iTunesとの同期も完了し、音楽や写真の転送も行えました。
スピーカーも問題なく、音楽がちゃんと流れてくれます。
ネットや通話ができるかチェック

右:着信
外見に問題がなければ、SIMカードを挿してネットや通話が正しくおこなえるかチェックしましょう。
今回はIIJmioのSIMカードを使っており、iPhoneでネットや通話を使えるようにするプロファイル設定方法(APN設定)などは、別途紹介しているのでご参照ください。
イオシスで購入したCランクのiPhoneは、ネットも通話も問題なくおこなえました。
ここまでの確認作業で、ひと通りiPhoneが使える状態になったといえます。
イオシスで中古iPhoneを購入するならできればBランク以上を検討したい

今回は、中古iPhone7のCランク品を実際に購入して、「どのような本体状態なのか」、「問題なくiPhoneが使えるか」を見てきました。結果として、Cランクでも思っていたより状態の良いiPhone7だったわけですが、ネット通販だと掲載されている写真よりも酷い状態の本体が届く可能性もあります。
これから中古iPhoneを購入してみようと検討している方は、できればBランク品以上を検討したほうがいいでしょう。Cランク品とBランク品ではiPhone本体の状態にかなりの差があるからです。
ただ、バッテリー状態はどのランクで購入するにしても、良い状態で届くことを期待するしかありません。Cランク品を購入するのなら、実店舗に足を運んで購入したほうが良さそうです。
近くにイオシスの実店舗がない場合、スマホの買い取り・販売をおこなっているゲオやブックオフなどが近くにないか探してみましょう。
2025年に中古iPhoneを買うならどれがいい?
本記事で紹介したiPhoneは2019年に購入したiPhone 7となり、2025年時点でiOS 15.8までにしか対応しておらず、今後も使い続けるというのは難しい機種です。
2025年4月時点だとiOS 18が最新のiOSとなり、iOS 18はiPhone XS(2018年発売)以降の機種に対応しています。
iOS 18に対応しているiPhone XSでも、iOS 18以降の最新バージョンに対応する保証もないため、5万円強で欲しいのならiPhone 12シリーズ、6~8万円ほどの予算があればiPhone 14シリーズも選択肢に入ります。
中古市場の在庫状況に応じて価格が大きく変動するため、最新の価格はイオシスなどの中古スマホ取り扱い店のWebサイトをご確認ください。