【2025年版】IIJmioの評価、メリット・デメリットを解説

インターネットイニシアティブが運営するIIJmioは、ドコモ・au回線のマルチキャリアに対応する格安SIM(MVNO)サービスです。格安SIM(MVNO)サービスとしては老舗ともいわれており、フルMVNOを活かしたeSIMの提供も特徴です。

これまでデータ通信用のeSIMだけの提供でしたが、2022年には音声通話対応eSIMも提供を開始し、サブ回線用など活用の幅が広がっています。

ahamoやpovo 2.0、LINEMOといった大手キャリアのオンライン専用プラン登場により、MVNOも値下げすることで対抗。IIJmioも2021年4月に新料金プランとして、格安SIMとしては最安値クラスの料金プランを提供開始しました。

本記事では、IIJmioの料金プランやサービス概要などについてまとめています。実際に使ってみて評価し、メリットやデメリットも解説していきます。

*記事中の価格は特別記載がない限り税込みです。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/

目次

IIJmioのサービス概要

IIJmioサービス概要
回線ドコモ・au
月額料金2GB税込850円~
SIM・マルチカットSIM(標準SIM・microSIM・nanoSIM)
・eSIM(データのみ)
提供サービス・音声対応SIM
・SMS対応SIM
・データSIM
・eSIM(ドコモ網データ専用)
・音声通話対応eSIM(ドコモ網・au網回線)
データ繰り越し翌月まで
データ分け合い同一mioID内のプラン間で分け合い可能
通話オプション・10分かけ放題
・5分かけ放題
・かけ放題(国内無制限)
支払方法クレジットカード
MNP可能(MNPワンストップ対応)
端末販売40機種以上販売

インターネットイニシアティブのIIJmioは、ドコモとau回線から選べるマルチキャリアに対応しています。回線は申込時に選択することができ、こだわりがなければドコモ回線を選べばOKです。

ほとんどの人はドコモ回線を選んでいることから、au回線は混雑時間帯でも安定した通信速度に期待ができます。auで使っていたスマホをそのまま使いたい人も、au回線を選ぶといいでしょう。

2025年のIIJmio料金プラン

IIJmioでは、2021年4月より新料金の「ギガプラン」を提供開始しています。ギガプラン提供後もさらに値下げをしており、旧プランより安くなっていることはもちろん、選べるプランも増えています。

音声通話SIMの料金プラン

IIJmio料金プラン月額料金
2GB850円~
5GB950円~
10GB1,400円~
15GB1,800円~
25GB2,000円~
35GB2,400円~
45GB3,300円~
55GB3,900円~
※音声通話SIMの料金
※ドコモ、au回線を提供

記載している料金の音声通話SIMは、ネットと電話が使えるスタンダードなSIMカードの料金プランです。IIJmioでは2GB~55GBの8プランを用意。小容量から中容量まで、使い方に合わせて自分にピッタリのプランを選ぶことができます。

以前までは3GBと6GB、12GBの3プランだけでしたが、料金プランの追加で選べる幅が増えました。逆に言えば、料金プランが増えた分だけ選びにくさを感じる人もいると思います。以下の関連記事にてIIJmioで料金プランを方法の解説をくわしくしているので、あわせてご参照ください。

eSIMの料金プラン

IIJmio料金プラン(eSIM)データ専用 月額料金音声通話対応 月額料金
2GB440円~850円~
5GB650円~950円~
10GB1,050円~1,400円~
15GB1,430円~1,800円~
25GB1,650円~2,000円~
35GB2,240円~2,400円~
45GB2,940円~3,300円~
55GB3,540円~3,900円~
※データ専用eSIMはドコモ回線のみ
※音声通話対応eSIMはau/ドコモ回線から選択可能

eSIMは、データ専用と音声対応で利用する回線が異なるため注意が必要です。データ専用eSIMはドコモ回線のみ対応し、音声通話対応eSIMであれば、au回線とドコモ回線から選択することができます。

eSIMの利用にはeSIM対応端末が必要です。iPhoneなら、iPhone XR以降がeSIMに対応しています。

eSIMのメリットは、物理SIMと組み合わせてデュアルSIM化にできることです。デュアルSIMにすることで、メイン回線は物理SIMを利用して、サブ回線としてeSIM回線を利用することが1台のスマホでできます。

また、物理SIMのようにSIMカードの到着を待つ必要がなく、開通までのスピードが早いことも特徴です。

IIJmioのメリット

IIJmioは、ひとりでも家族でも乗り換えやすく、データ量の繰り越しや分け合いができることがメリットです。スマホをセットで購入することもでき、取扱機種数は40機種以上と、他社よりも充実したラインナップも魅力的です。

IIJmioを利用するメリットをまとめました。

MNP乗り換えの手続きが簡単に

たとえば家族で乗り換える場合、格安SIM(MVNO)事業者によっては、乗り換える回線をすべて代表回線に契約変更をする必要があります。

家族で大手キャリアを使っていたとすると、MNP予約番号取得前に、すべての回線を契約内容変更届けにて、名義を統一させる必要がありました。

IIJmioだと、MNP予約番号さえ取得すれば、家族のスマホを丸ごと乗り換えることが可能です。ただし、新規申込のみの運用となり、後からSIMカードを追加する場合は、移転元キャリアにて名義を一致させておく必要があります。

なお、IIJmioに移転後はすべての名義が代表回線(契約者)名義に変更されるので注意が必要です。

翌月までデータの繰り越しができる

データ容量が余った場合、翌月まで繰り越すことができます。自動的に繰り越しされ、翌月は繰り越されたデータ量から消費していきます。繰り越しに関する申込みも不要です。

たとえば2GBで申込みした場合、月1GB前後のデータ利用量なら、翌月は3GB前後のデータを使うことができます。データ利用量にばらつきがある人にとって便利です。

家族で便利、データの分け合い機能

IIJmioは、家族でデータを分け合うことができます。
分け合いに関しては、旧プランと仕組みがことなり、プラン間での分け合いが可能です。

たとえば、子どもに2GBプラン、両親がそれぞれ8GBを利用していたとします。子どものデータ利用量が少なくなってきた時に、両親持っているデータ量を分けてあげることができます。

機種ラインナップが充実

取扱機種数は、格安SIM(MVNO)事業者としてはトップクラスの40機種以上(時期により機種数は異なる)。SIMフリーAndroidスマホを中心に、中古・未使用品iPhoneも購入することができます。

価格自体は若干の値下げがおこなわれおり、MNP限定で端末価格税込1円といったキャンペーンも実施されていることがあります。

機種によっては他のECサイトや家電量販店よりも安く購入できるので、SIMフリーAndroidスマホのセット購入がおすすめです。

最近のSIMフリーAndroidスマホには、APN設定に必要な情報がプリセットとして登録しているので、簡単に開通の手続きができます。

AndroidスマホのAPN設定画面
機種:HUAWEI nova3

画像はOCNモバイルONEを選んでいますが、IIJmioを利用する場合は、SIMカードを挿したスマホを起動して、設定画面から「IIJmio」をタップするだけです。
IIJmioで取扱い機種に関しては、IIJmio公式サイトをご確認ください。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/

IIJmio会員限定オンラインストアで機種変更用の端末が安く購入できる

IIJmioでは契約者だけが買えるオンラインストアを展開しています。IIJmio会員限定オンラインストアを利用すれば、機種変更用の端末を安く買うこともできます。

IIJmio会員限定オンラインストアではスマホ本体やタブレット、PCなど、幅広い製品を販売しており、中には掘り出し物があることも。ラインナップは時期によって異なりますが、スマホ本体は比較的新しい機種を取り扱っている印象です。過去にAQUOS sense4 plusの新品を2万円前後と、当時の市場価格から見ると半額以下で購入したことがあります。

格安SIMのほとんどは、新規契約やMNPと同時に端末を購入することで、最初だけは端末を安く提供しているケースが多いです。IIJmioもMNP申し込みで端末の同時購入がお得であることに変わりありませんが、数年後に端末のみ購入する場合もタイミングが合えば機種変更用の端末を安く買える可能性があります。

長期利用者向け特典も提供

ひとつの格安SIM(MVNO)事業者を長く使っていけるポイントとして、長期利用者向け特典があるかも気になるところです。

IIJmioでは長期間利用するとデータ量プレゼントといった特典が付与されます。筆者の場合、データ量プレゼント、初期費用割引、SIM交換・再発行手数料が無料になるようです。

初期費用割引は3,300円分が割引されるという内容で、2回線目のサブ回線が欲しくなった時に利用できそうです。

データ量プレゼントは画像の場合だと3年以上なので5GBが年1回付与されます。次回の特典付与までに使わないと消滅するため、早めに使う必要があります。

LINEの年齢認証が可能に

IIJmioはLINEの年齢認証に対応し、格安SIM(MVNO)でもLINEのID検索を使うことができます。

LINEの年齢認証に対応しているのは、2025年11月現在はIIJmioとmineo、イオンモバイル、リンクスメイトのみです。また、第4のキャリアである楽天モバイルも年齢認証に対応しています。

これまで格安SIM(MVNO)事業者でLINEの年齢認証に対応していたのは、LINE直系のLINEモバイルのみでした。LINEモバイルも2021年3月末で新規受付を終了し、現在はソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOを展開しています。

ユーティリティ系のアプリは自社開発で提供

データ容量の管理、高速データ通信や5Gデータ通信のオン・オフが切り替えできるユーティリティアプリは自社開発で提供。Google PlayやAppStoreにてダウンロードができます。アプリの開発を外部委託していないため、問題が発生した際の対応も比較的早いです。

実際に起こった問題として、IIJmio契約者向けアプリの「My IIJmio」リリース時に、情報漏洩が2021年7月に発生。254名の顧客情報の一部が、別の契約者に表示されてしまうことになしました。
その際はアプリの配信を停止し、会社自体も2021年9月に総務省から行政指導が行われました。

Source:https://www.iijmio.jp/info/iij/1626425153.html

情報漏洩があったと聞くと、利用することが怖くなる人もいるでしょう。
情報漏洩自体は、どの通信事業者でもありえることで、大手キャリアなら大丈夫といった保証もありません。
IIJmioで起こった別の契約者情報が閲覧できてしまう事故は、自社開発・配信しているアプリだからこそ、早期発覚とアプリの配信が停止できたという見かたもできます。

IIJmioのデメリット

IIJmioのデメリットは、他の格安SIM(MVNO)事業者とほとんど同じ印象です。実際にIIJmioを使っていて不満を感じる要素は少ないのですが、これからIIJmioを契約する人向けに、考えられるデメリットをまとめました。

通信速度が遅い可能性がある

IIJmioドコモタイプ通信速度テスト

通信速度の速さについては、どの格安SIM(MVNO)にも共通するデメリットです。ただ、最近の格安SIMは遅いというよりも「安定しない」という表現が正しいかもしれません。

実際にIIJmioのSIMカードで速度を測ってみると、動画を見たりネット検索に必要な下りスピードが63.7Mbpsが出ています。
もちろん、朝や昼といった時間帯は極端に速度が落ちる時があります。

落ちたとしても10Mbps前後。稀に1Mbpsを切ることがあり、速い時は速い、遅い時は遅いと割り切ったほうがいいでしょう。

IIJmioに関しては、新料金プランの提供開始とに伴い、ユーザーの増加を予測して通信速度がチューニングされています。通信する際の初速に関わるチューニングで、車に例えると加速性能を良くした状態と思ってよいでしょう。初速をアップすることで、Webサイトの閲覧時や音楽のストリーミング再生時などで起こるタイムアウトによる読み込み停止を防ぐことができます。

サポートが手薄い

格安SIM(MVNO)は、店舗を構えずにネットだけで申込みなどを完結させることで、低料金を実現しています。なので、店頭サポートを受けられない事業者がほとんどです。

IIJmioも例外ではなく、基本的にチャットやサポートページを確認しながら、自身で問題を解決しないといけません。キャリアから格安SIMに乗り換えを検討している人は、1年間でどれくらいショップでの店頭サービスを受けたか思い出してみてください。

スマホの操作がわからないなどで、1年間に何度もショップに足を運ぶようなら、そのままキャリアで契約をしていたほうが無難です。ここ数年ショップへ足を運ばず、困ったことがあれば自分で解決しているという人は、格安SIMを使っても問題ないはずです。

支払い方法がクレジットカードのみ

IIJmioの支払い方法はクレジットカードのみ。IIJmioだけでなく、ほとんどの格安SIM(MVNO)事業者は、支払い方法にクレジットカードを指定しています。
料金未払い防止、手続きの簡素化などが理由です。クレジットカードでの支払いに抵抗があれば、OCNモバイルONEやUQモバイル(実店舗のみ)あたりを検討してみましょう。

キャリアメールが使えない

出典:SIMrise

ドコモやau、ソフトバンクのキャリアメールを使うことができません。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから乗り換えを検討している人は、メールアドレスの持ち運びするかも考えておきましょう。

メールアドレスの持ち運びは300円ほどの月額料金がかかるため、たとえ少額でも1年を通せばそれなりの額となります。

おすすめは、IIJmioに乗り換え前にGmailなどのフリーメールへ移行しておくことです。メールアドレスの変更を知人などに知らせるのが時間かかるという人は、数ヶ月はメールアドレスの持ち運びを利用し、後にGmailなどのフリーメールに移行するとよさそうです。

IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/

長期利用者特典が利用しないと消滅する

長期利用者特典は繰り越しすることができず、年に1度付与されますが、利用しないと消滅してしまいます。たとえばデータ量プレゼントは筆者の場合だと長期特典分として5GBありますが、利用期限内に利用しないと消滅します。

データ追加購入に換算すると5GBは1,100円相当となるため、長期特典が付与されているならどこかのタイミングで使いたいところです。

なお、長期利用特典は利用を継続した年数に応じて特典内容が異なります。

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