「HyperX SoloCast」コスパ良しで評価も高いマイクをレビュー、実際に使ってみた課題

記事内にはPR(プロモーション)広告が含まれています。

HyperX SoloCast(ハイパーエックス ソロキャスト)の使用感と実際に使ってみてわかった課題を解説。

「HyperX SoloCast(ハイパーエックス ソロキャスト)」は、ゲーム好きなら一度は聞いたとのあるHYPERXが販売するコンデンサーマイクです。
SoloCast(ソロキャスト)という名前のとおり、ひとりで実況や配信をする人向きのマイクとなっています。
コスパも良く音質もそこそこで、ひとまず実況用のマイクが欲しいと考えている人には選択肢のひとつになりそうです。
今回は、HyperX SoloCastを実際に使ってみて、良かったポイントや弱点、課題について解説していきます。

Amazon:HyperX Solocast USBスタンドアロンマイク最新価格

コンパクトでコスパも良く、エントリーとしても最適

2021年に発売したHyperX SoloCastは、コンパクトな本体と7,980円(税込)というコスパの良さが特徴。「HyperX QuadCast」の下位モデルといった印象です。
本体重量はマイクスタンドと合わせて386gと軽量。マイクスタンドと組み合わせた際の高さは16cmとなっています。
いきなり数万もするコンデンサーマイクを購入するの気が引けるという人も、比較的購入しやすい価格帯といえます。

録音するためだけの必要な機能だけを備えている

HyperX SoloCastは単一指向性(カーディオイド)で、指向性の切り替えはできません。
マイクにイヤホンを挿してモニタリングするといったこともできず、シンプルなコンデンサーマイクといっていいでしょう。
HyperX QuadCastのような高機能さはありませんが、録音するためだけに必要な機能だけを残したものがHyperX SoloCastというわけです。

本体の質感は普通、付属品もシンプルでUSBを機器に挿してすぐに使える

マイクとマイクスタンド以外の付属は、USBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)、取扱説明書のみ。マイクとマイクスタンドはすでに取りつけられている状態です。

マイク側のUSBポートはUSB Type-Cとなっており、付属のUSBケーブルで機器に接続してすぐに使うことができます。
プラグアンドプレイに対応しているため、特別な設定をしなくてもすぐに機器がマイクとして認識してくれます。
付属のケーブルが2mなので、あらかじめケーブルの長さが足りるのか調べておくと安心です。

本体の質感に安っぽさは感じず、良くも悪くも普通といったところ。デザインはとてもシンプルなので、動画や配信をする際にカメラでマイクも映すのならインパクトは控えになっています。

コンパクトで設置場所を選ばず、横向き設置でマイクが視界をさえぎらない

SoloCastの高さは約16cm
近くにあった適当な物を並べて比較

横向きにすると高さ約10cmに
これなら画面に重ならない

マイクをそのまま設置した際の高さは約16cm。マイクスタンドを横向きにすることもでき、横にした際の高さは約10cmです。
筆者が普段使っているソニーの「ECM-PC60」と同じくらいの高さで、マイクが視界をさえぎらないところが嬉しいポイントです。

ミュートボタンがついていて簡単にミュートができる

マイクの上部にはミュートボタンがついています。
ミュートボタンを押すと、マイク側面のHyper Xロゴ上部にあるLEDが点滅。再度ボタンを押すとLEDが点灯します。
配信ソフトやボイスチャットソフトからミュートする必要もなく、サッとミュートできるので便利です。
マイク自体の電源オン・オフスイッチがないところが残念なポイント。常時USBポートに挿しっぱなしにする人もいると思うので、マイクのオン・オフスイッチは欲しいところです。

音質は上々で、周囲の音を拾いすぎる印象

音質自体は妥協できるレベルで、ホワイトノイズがどうしても発生してしまいます。
ゲーム実況をする際は、ゲームのBGMが重なるので気にしなくてもいいかもしれません。
暗転する時など、無音時間が発生したときの「サーッ」というホワイトノイズが気になる場合は、動画を編集したりして対応するといいでしょう。
他にもDiscordや配信ソフト、録画ソフトに備えているノイズキャンセリングを利用するのも有効です。

キーボードのタイプ音やマウスのクリック音、マイク自体が軽いので机の揺れなど、周囲の音を拾いすぎてしまいます。
たとえばキーボード・マウスを使うFPSのゲームなどを実況する際は、マイクアームなどを利用して、マイクの設置場所を考える必要があります。

付属のマイクスタンドを外せば、一般的なマイクアームを取り付けることが可能です。
マイクアーム以外にポップガードやショックマウントといった周辺機器を揃えると、それなりの金額になってしまいます。

課題点は多いが値段相応かそれ以上

こだわりを言い出すときりがなく、どうしても失敗したくない場合はいっそのこと高級なマイクとポップガードなど一式で購入してしまうほうがいいと思います。
HyperX SoloCastを使用する際は鼻息やリップノイズなどが気になるので、最低限ポップガードは欲しいところです。
思っている以上に周囲の音を拾いやすいため、自分の録音環境に合った設置場所を実際に録音してみながらテストしていく必要があります。
当たり前ですが、1,000円程度で買えるようなマイクよりも音質は良く、バリバリといったノイズも入りにくくなっています。
これからゲーム実況やゲーム配信をしたい人で、音質がそれなりで手ごろなマイクを探しているのなら、値段相応かそれ以上の製品といえます。

Amazon:HyperX Solocast USBスタンドアロンマイク最新価格

タイトルとURLをコピーしました