楽天モバイルは4G通信だけでなく、提供エリア内であれば5G通信でインターネットを利用することができます。
楽天モバイルユーザーなら、5G対応スマホと5G提供エリアという条件が整えば5G回線に接続することが可能です。
本記事では、楽天モバイルで5G回線に接続できない、繋がらない原因について解説しています。
目次
楽天モバイルで5Gに接続するための条件
前提として、楽天モバイルの5G回線を利用するには当然ですが楽天モバイルユーザーである必要があります。
その他にも、利用するスマホが5G対応端末であるか、利用する場所が楽天モバイルの5G回線提供エリア内であるかが条件です。
ただし、これらの条件が整っていたとしても、楽天モバイルの5G回線に接続できる保証はありません。
楽天モバイルで使える5Gの周波数（バンド）
5G対応端末といっても、楽天モバイルの5Gの電波を掴めないと意味がありません。
持っている端末、もしくはこれから購入予定の端末が以下の周波数に対応しているか確認してみてください。
総務省の資料を確認すると、楽天モバイルの5Gは3.7GHz帯のn77、28GHz帯のn257を割り当てられていることがわかります。
n257をサポートする端末が少ないため、n77に対応している端末であれば楽天モバイルで5Gに接続できると考えていいでしょう。
5Gに割り当てられている周波数帯の違いや特徴については、後述する楽天モバイルの5G対応エリアにて解説します。
楽天モバイルの5G回線対応エリアは？
楽天モバイルの公式サイトにて、日本全国の4G・5Gの提供エリアを確認することができます。
楽天モバイルの5G対応エリアは緑色と青色で、緑色が5G Sub6（n77・3.7GHz）、青色が5Gミリ波（n257・28GHz帯）です。
画像でもわかるとおり、5Gミリ波はまだ限定的で、主要な5Gの電波は5G Sub6であることがわかります。
5Gミリ波は周波数が高いため高速通信を実現するとされていますが、障害物に弱く、空気中の水分による減衰もあるなど、デメリットも多いためまだ実用的ではないといえます。
一方5G Sub6のn77は広範囲に電波が届きやすく、楽天モバイルに割り当てられている5Gのメインバンドともいえます。
5Gミリ波に対応する端末とエリアのどちらも限定的であるため、楽天モバイルで5G回線を使うならとりあえず5G Sub6（n77・3.7GHz）に対応していればOKです。
楽天モバイルで5G回線に繋がらない原因と対処法
前述のとおり、楽天モバイルの5G提供エリアで5G対応端末を持っていたとしても、楽天モバイルの5Gに接続できないことがあります。
楽天モバイルの5G提供エリアで5G対応端末を使っているのに5G回線に接続できない場合、以下の方法を試してください。
利用する場所を変えてみる
5G対応端末を利用しているのにもかかわらず、楽天モバイルの5G回線に接続できないときは、一度利用する場所を変えてみましょう。
筆者の主な利用環境は大阪市内なので、楽天モバイルの5G提供エリア内ではありますが、屋内だと楽天モバイルの4G回線にしか接続されません。
外に出てみると5Gに接続されたので、屋内だと5G回線に接続されにくいと考えられます。
モバイルデータの優先接続設定を確認してみる
使用している端末にて、モバイルデータの優先接続設定を確認してみましょう。
設定のネットワークから、楽天モバイルのSIMカードを選択し、「優先ネットワークの種類」をタップ。「5G（推奨）」になっているか確認しましょう。
何も触っていなければ基本的に端末が推奨する設定になっていますが、稀に優先ネットワークが「4G」になっていることもあるようです。
楽天モバイル5G提供エリアの拡大を待つ
楽天モバイルの5G提供エリアは首都圏を中心に拡大中で、提供エリアだったとしても5G回線に接続されないことも結構あります。
安定して楽天モバイルの5G回線に接続されない、そもそもまだ提供エリア外という場合、楽天モバイル側が5G回線の提供エリアを拡大するのを待つしかありません。
実際のところ、楽天モバイルの5G回線はまだはじまったばかりで、まだまだこれからといった印象です。
楽天モバイルの5G回線に接続されないと不便？
せっかくだから5G回線を使いたいという気持ちもわかりますが、まずは楽天モバイルの4G回線に接続されないと話になりません。
結論として、4G回線に安定して接続されていれば5G回線に接続されなくても不便ではありません。
前述のとおり、楽天モバイルの5G回線はまだはじまったばかりで、5G通信そのものもまだ過渡期です。
5G回線に接続されたとしても、ギリギリ電波が届くようであれば4G回線よりも速度が出ないこともあり、5Gに固執するのは現時点でどうかなと思います。
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