
OCNモバイルONEからの乗り換え候補に挙がりやすいIIJmio(アイアイジェイミオ)は、インターネットイニシアティブが提供する格安SIM(MVNO)サービスです。
OCNモバイルONE自体は新規受付終了済みですが、既存契約者はそのままOCNモバイルONEの回線を利用可能です。サービスそのものに進展がないため、OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えを検討する人もいるでしょう。
本記事ではOCNモバイルONEからIIJmioに乗り換え(MNP)を検討している人に向けて、どういう人がIIJmioへの乗り換えが向いているのか解説します。乗り換えによるメリット・デメリットにくわえ、乗り換えする際のスケジュールについてもパターン別にまとめています。
OCNモバイルONEのサービスおさらい

OCNモバイルONEのサービスをおさらいします。
OCNモバイルONEは、選んだデータ容量の範囲内で毎月データ通信をするスタンダードな料金プランを採用。余ったデータ容量は翌月末まで繰り越せます。
使用する回線はドコモ回線で、OCNモバイルONEから他社へMNPする際はドコモ回線を使用する格安SIM(MVNO)事業者を選択するとよいでしょう。
OCNモバイルONEの料金プラン
| 500MB | 月額550円~ (無料通話最大10相当付き) |
|---|---|
| 1GB | 月額770円~ |
| 3GB | 月額990円~ |
| 6GB | 月額1,320円~ |
| 10GB | 月額1,760円~ |
OCNモバイルONEで選べる料金プランは500MB~10GB。ライトユース向けの小容量となっており、月額料金も手頃で選びやすい印象です。
なお、OCNモバイルONEでは物理型のSIMカードのみ提供しており、eSIMの提供はありません。
OCNモバイルONEの通話料
OCNモバイルONEの通話料は、国内通話なら30秒ごとに11円です。多くの格安SIM(MVNO)事業者は30秒ごとに22円なので、OCNモバイルONEなら通話料半額ということになります。オートプレフィックスに対応し、OS標準の電話アプリからでも30秒ごとに11円と使い勝手も良好です。
なお、SMS送信料は月内5通目まで0円(国内へ送信の場合)、6通目以降は1通あたり3.3円となります。
OCNモバイルONEのオプション
| オプション名 | 月額料金 | オプション内容 |
|---|---|---|
| 10分かけ放題 | 月額935円 | 10分以内の国内通話がかけ放題 |
| トップ3かけ放題 | 月額935円 | その月の通話料上位3番号(国内通話)の通話料が自動的に0円 |
| 完全かけ放題 | 月額1,430円 | 国内通話がかけ放題 |
| MUSICカウントフリー | 月額0円 | Amazon Music/AWA/dヒッツ/LINE MUSIC/Spotifyで発生する通信量をカット |
OCNモバイルONEが提供する主なオプションサービスをまとめました。かけ放題の通話オプションを利用している人は、乗り換え先でも通話オプションがあるかチェックしておきましょう。
OCNモバイルONEではMUSICカウントフリーを提供しており、対象の音楽配信サービスにて発生するデータ通信量をカットするオプションです。カウントフリーを提供している格安SIM(MVNO)事業者は限られており、IIJmioでカウントフリーは提供していません。
OCNモバイルONEとIIJmioの料金比較
| プラン | OCNモバイルONE月額料金 | IIJmio月額料金(ギガプラン) |
|---|---|---|
| 500MB | 月額550円~ (無料通話最大10分相当付き) | ー |
| 1GB | 月額770円~ | ー |
| 2GB | ー | 月額850円~ |
| 3GB | 月額990円~ | ー |
| 5GB | ー | 月額950円~ |
| 6GB | 月額1,320円~ | ー |
| 10GB | 月額1,760円~ | 月額1,400円~ |
| 15GB | ー | 月額1,600円~ |
| 25GB | ー | 月額2,000円~ |
| 35GB | ー | 月額2,400円~ |
| 45GB | ー | 月額3,300円~ |
| 55GB | ー | 月額3,900円~ |
OCNモバイルONEの月額料金とIIJmioの月額料金(ギガプラン)を比較しました。
IIJmioは最少の容量で2GBからです。そのため、OCNモバイルONEの1GBを利用中の場合、IIJmioの最安である2GBで契約すると確実に月額料金の負担が増えます。
OCNモバイルONEからIIJmioへの乗り換えで安くなるのは、OCNモバイルONEで3GB以上のプランを契約している人です。たとえばOCNモバイルONEで3GBプランを契約している人なら、IIJmioで2GBもしくは5GBのプランを契約するとわずかですが月額料金が安くなります。OCNモバイルONEで3GBプランを契約中の人がIIJmioの5GBプランを契約すると、月額950円と40円安くなり、さらに毎月使えるデータ容量もプラス2GB増える計算です。
また、IIJmioでは最大55GBまでの料金プランを用意しています。「OCNモバイルONEの10GBプランでは足りない」、「毎月通信容量を節約して使っていた」という人は、IIJmioへの乗り換えで月額料金をさらに安くして、使えるデータ容量も増えるはずです。
IIJmioはOCNモバイルONEよりも料金プランが増えるため、どのプランを選べばいいか迷ってしまう人もいるでしょう。以下の関連記事で料金プランの選び方を詳しく解説しているので合わせてチェックしてみてください。
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えるメリット
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えるメリットをまとめました。
月額料金が安くなり、使えるデータ量が増える
前述のとおり、OCNモバイルONEで3GB以上のプランを契約している人は、IIJmioで2GBもしくは5GBのプランを契約するとわずかですが月額料金が安くなります。安くなるだけでなく、使えるデータ容量も増えるため、OCNモバイルONEを使い続けるよりも利便性が良くなるといえます。
ただ、OCNモバイルONEの最安プランである1GBプランや550MBプランで十分という人は、無理に乗り換える必要もないでしょう。
eSIMを契約できる
IIJmioではeSIMを提供しており、OCNモバイルONEの回線からIIJmioのeSIMに乗り換え(MNP)が可能です(音声通話+データ通信の回線が対象)。
eSIMに対応するのはiPhone XR以降のiPhoneとなります。Androidも多くの機種は対応していますが、手持ちのスマホでeSIMを使いたい場合、まずはIIJmioの公式サイトにてeSIM対応端末か確認してください。
データ容量超過後の速度制限時の通信速度はOCNモバイルONEより速い

IIJmioのデータ容量超過後は最大300kbpsの速度制限が発生します。OCNモバイルONEの場合、速度制限時は200kbpsなので、IIJmioのほうが100kbps速いです。
300kbpsであれば、速度制限中もテキスト中心のWebサイトやLINEでメッセージの送受信、メールといった軽い使い方ならできます。
ただし、低速モードは直近3日間で366MBを超えると超低速モードでの通信となります。IIJmioでもっとも厳しい速度制限で、翌月の月初に解除されます。
すぐに速度制限を解除したい場合、データ容量の追加購入も可能です。なお、追加購入したデータ容量は翌月に繰り越しできないため注意が必要です。
IIJmioでの速度制限や追加データの購入方法は、以下の関連記事でも詳しく解説しています。
LINEの年齢認証に対応する


IIJmioに乗り換えるとLINEの年齢認証が使えるようになります。LINEの年齢認証をすれば、LINE IDによる検索や電話番号検索といった一部の機能が利用可能です。
LINEの年齢認証は18歳以上のユーザーに限ります。18歳未満のユーザーはIIJmioを契約していても、LINEの年齢認証は使えません。
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えるデメリット
OCNモバイルONEからIIJmioへの乗り換えを実際におこなってみましたが、デメリットといえるデメリットがありませんでした。
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えを検討している人向けに、乗り換え前に気をつけたいポイントをまとめます。
月額料金が高くなるケースがある
OCNモバイルONEの1GBを利用中の場合、IIJmioの最安である2GBで契約すると確実に月額料金の負担が増えます。OCNモバイルONEの最安プランである1GBプランや550MBプランで十分という人は、本当に乗り換えが必要かよく検討しましょう。
初期費用が積み重なる
IIJmioは加入した初月の料金は日割りされますが、初期費用として3,300円が1回線ごとに請求されます。ほかにもSIM発行手数料が1枚ごとに請求。たとえばau回線でeSIMを申し込みした場合、3,300円とeSIM発行手数料220円を加えた3,520円が初期費用となります。
多くの格安SIM(MVNO)事業者は初期費用を設定していますが、いざ乗り換えてみると乗り換えのコストが高く感じるものです。
申し込み時に初期費用や初月の料金が表示されるため、必ずチェックして納得したうえで申し込みを完了させてください。
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換え(MNP)するスケジュール
OCNモバイルONEからIIJmioに乗り換えする際は、乗り換え完了を月末に近くにできるのが理想です。具体的なスケジュールは以下のようなパターンに分かれます。
回線だけを乗り換える場合

OCNモバイルONEは解約するタイミングに関わらず1ヶ月分の料金が丸ごと発生します。IIJmioは月の途中から加入すると、加入月の月末までの料金が、使えるデータ量も含めて日割りとなります。月末に近くに乗り換えすることで、IIJmioの初月料金を抑えることが狙いです。
ただし、月末近くに申し込みをすると、SIMカードの配送遅延や申し込み時の不備などで解約したい月を跨ぐ可能性があります。そのため、OCNモバイルONEを解約したい月の20日くらいに申し込みをし、25日前後に乗り換えを完了するような余裕をもったスケジュールがおすすめです。
なお、OCNモバイルONEはMNPワンストップ対応の通信事業者です。MNP予約番号の発行不要でIIJmioに乗り換えができます。
IIJmioで端末購入と乗り換えを同時におこなう場合
IIJmioではMNP乗り換えによるキャンペーンで、端末を割引価格で購入できることがあります。ほぼ毎月キャンペーンがおこなわれているため、新しい端末を購入してIIJmioへの乗り換えにも最適です。
キャンペーン実施中の端末価格は、機種によっては格安SIM(MVNO)事業者のなかでも最安になることもしばしば。そのため、狙っていた機種がすぐ在庫切れになってしまうということもありえます。
前述のとおり理想は月末に近くに乗り換えですが、キャンペーンで端末購入と同時に乗り換えをする場合、端末の在庫有無が優先です。もしも欲しい端末が在庫有りであれば、タイミング問わずに申し込みをしましょう。
以下の関連記事にて、IIJmioでキャンペーン対象のスマホから、Androidスマホを中心におすすめをピックアップしています。手頃な価格とほどほどの性能で、普段使いに困らない機種のみ厳選して紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

IIJmioに乗り換える手順
IIJmioへの乗り換えは以下の手順でおこないます。ドコモとIIJmioはMNPワンストップ対応事業者のため、IIJmioの手続きと同時にMNP予約番号を発行できます。事前のMNP予約番号発行は不要です。
キャンペーン対象端末を選択する(端末同時購入の場合)

IIJmioのトップページにアクセスし、「スマホ大特価セール」などのキャンペーンバナーから欲しい端末を選択します。キャンペーン価格になっていることを確認したら、ギガプランと端末のお申し込みはこちらをタップしてください。
本体カラー・端末補償オプションなどを選択する(端末同時購入の場合)

端末のカラーと端末補償オプションを選択します。端末補償オプションは、端末購入時のみ申し込みできるオプションです。後から加入ができないため、端末の扱いに不安があったり、過去に故障経験がある人は加入しておくほうが安心です。


端末購入内容は「SIMとセットで購入」を選択しましょう。端末のお支払い方法は「一括払い」と「24回払い」から選択できます。

「量販店やAmazonなどで、事前支払いされたものはありますか?」の項目では、「事前支払いしたものはない(通常)」を選択してください。初期手数料などが割引になる「エントリーコード」を利用すると、MNPキャンペーンの対象外となります。
他社から乗り換え(MNP)を選択する

電話番号は「他社から乗り換え(MNP)」を選択します。MNPキャンペーンを適用させる場合、「他社から乗り換え(MNP)」を選択しないと、端末価格の割引などが適用されません。
利用するSIMは端末に対応する形状を選択し、「端末とSIMのセットを購入する」を選択。MNPで申し込むので、SIMカードの種類は「音声通話+SMS+データ通信」のみ選択できます。
料金プランを選択する
契約者情報やMNP情報を入力し、本人確認を進める

契約者情報やMNP情報を入力し、本人確認を進めます。IIJmioはMNPワンストップ対応事業者なので、移転元がMNPワンストップに対応していれば、その場でMNPワンストップの手続きが可能です。移転元がMNPワンストップに対応していない場合、事前にMNP予約番号を発行して手続きを進めましょう。
契約者情報とMNPの情報を入力したら、mioIDの作成や本人確認手続きを進めてIIJmioの申し込みを完了させてください。
審査の完了と製品の到着を待つ

申し込み完了メールが届いたら審査の完了と製品の発送・到着を待ちましょう。審査に不備があると別途メールが届くので案内に沿って対応を進めてください。不備を解消しないと審査や完了が進まず、開通が送れる要因となります。







