
iPhoneにジュースをこぼしてしまうと充電ができなくなります。これは水滴を検出するとiPhoneのセーフティが機能し、端末の完全な故障を防ぐ仕様です。
iPhoneはiPhone 7以降に防水対応しており、iPhone XS以降の機種であればIP68等級の防塵・防水性能を備えています。水濡れやジュースなどの液体を端末にこぼした際も、対処を間違えなければ完全に故障せず端末の利用が可能です。
本記事では、iPhoneにジュースをこぼして充電できなくなった時の対処法を紹介します。
iPhoneにジュースなどの液体をこぼした時の挙動(Lightning端子に付着した場合)

筆者のiPhoneにジュースをこぼしてしまった時に表示されたものです。誤ってジュースをこぼしてテーブルの上に置いていたiPhoneのLightning端子部分を濡らしました。
iPhoneは液体を検出すると充電が自動でストップし、「充電はできません」と警告が表示。Lightning端子が乾燥するまでは充電ケーブルを挿し直しても同様の警告が表示されます。iPhone側でLightning端子の乾燥と判定されれば再び充電ができるようになります。
iPhoneのLightning端子に液体をこぼした際、やってはいけないこと
iPhoneのLightning端子に液体をこぼしてしまった場合、以下のことをしないようにしてください。
スマホケースなどのアクセサリ類をつけっぱなしにしない
iPhone本体を乾燥させるために、スマホケースなどのアクセサリ類はすべて外しましょう。とくにスマホケースを装着させた状態は本体を自然乾燥する妨げになります。
スマホケースにもジュースなどの液体が付着した場合、水洗い可能であれば水洗いをして自然乾燥をさせてください。
水濡れ後は本体から充電ケーブルを抜いて、本体の自然乾燥が完了するまで挿し直さない
水濡れ後はすぐに本体から充電ケーブルを抜きましょう。本体の自然乾燥が完了するまで挿し直さないようにしてください。充電ケーブルを抜き挿しすると、ショートして完全に故障する可能性があります。
ケーブル端子にジュースなどの糖分や塩分を含むある液体が付着した場合、端子部分を傷つけないよう拭き取りします。拭き取り後に端子部分がベタつく時は、軽く濡らしたクロスで拭いて再度乾拭きをしてください。
端末を振らない
早く乾かしたり、水を抜くために端末を振らないようにしてください。端末を振ると、端末の思わぬところに水が入る可能性があり、完全に故障する要因となります。
なお、Appleの公式サポートではコネクタ部を下向きにして優しく叩いて水分を抜き取ることはOKとされています。
実際に試した対処方法
Appleの公式サポートを参考にし、実際に試した対処法を解説します。
糸くずのないクロスで拭く

本体の表面を糸くずのないクロスで拭きます。今回は端子部分にもジュースが入り込んでいるようだったので、端子の中も拭き取りをしました。
クロスをつまようじなどに巻き付けて端子を清掃しましたが、端子を傷つけないよう注意が必要です。ただし、Apple公式の対処手順だと端子の中に異物を入れるのは推奨されていません。
水平にして自然乾燥させる
iPhoneを乾かすには、LightningコネクタまたはUSB-Cコネクタを下に向けて手のひらに置き、優しく叩いて、余分な水を排出させます。風通しのよい乾いた場所でiPhoneを自然乾燥させてください。iPhoneを扇風機の前に置き、LightningコネクタまたはUSB-Cコネクタに直接涼風を当てると、乾きが早くなる場合があります。
出典:Appleサポート
Appleのサポートによると、iPhoneを扇風機でLightning端子やUSB-Cコネクタに直接涼風を当てると良いとされています。筆者の場合、自宅にあるサーキュレーターの風を弱めにし、Lightning端子に当たるようにしました。
ちなみにドライヤーなど高音の風を送り込む機器の使用は厳禁です。熱い風をiPhoneに当てると本体の温度が上昇したり、内部の回路ショートがしたり、最悪の場合発火する可能性もあります。
自然乾燥後に充電ケーブルを挿して充電する

筆者は24時間以上乾燥させました。完全に乾燥したことを確認してから充電ケーブルを挿し、充電ができるか確認します。充電ケーブルを挿した際、警告画面が表示されなければ充電できるはずです。
十分乾燥させても充電できない場合、まずは充電ケーブルを交換してください。ケーブルを交換しても充電できない場合は、端末のコネクタが故障しているかもしれません。
ワイヤレス給電ができるiPhoneなら、完全に乾燥していることを確認して、充電してみてください。
ジュースなどの液体が原因でiPhoneが故障した場合どうなる?
iPhoneが液体により故障や損傷した場合、Apple製品1年限定の補償対象になりません。ただし、液体が原因での故障か判断できない時は補償の対象となるケースもあるようです。補償対象になるかどうかはApple側の判断となります。
なお、AppleCare+に加入していれば修理・交換費用を抑えることができます。Apple Care+は端末購入時のみ加入ができるため、一度水濡れ・液体による故障を経験した人は次回の端末購入時に加入を検討したほうがよさそうです。
Apple(日本):AppleCare+詳細
