
「gogh:Focus with Your Avatar(ゴッホ フォーカス ウィズ ユアー アバター)」は、タイマー・アバター・ルーム機能を搭載し、オンラインによるマルチプレイ対応の作業集中ゲームです。プラットフォームは、PC(Steam)とスマホ版(Android/iOS)での配信となります。
自宅での仕事や資格の勉強など、いろいろな作業に集中したい人に最適な本作。実際にSteam版を購入し、1,000時間ほど使ってみました。
本記事では、Steam版goghを実際に1,000時間以上使ってみて、どんな人におすすめなのか、本当に集中して作業できたのかなどをレビューしています。
本記事での検証環境

- Steam版:「gogh:Focus with Your Avatar」
- OS:Windows 11
- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
- RAM:32GB
goghとは?
goghは、家具や家電などを配置して自分だけの部屋を作成(ハウジング)し、アバターと一緒にタイマーやTo-Doリストなどで作業を支援してくれるゲームです。タイマーはポモドーロとカウントアップ・カウントダウンタイマーを搭載します。
作業に最適なローファイなBGMや環境音も収録されています。また自身がPCに保存している音楽ファイルを取り込みBGMとして流すことも可能です。
ルームを作成してアバターを配置し、タイマーを起動して作業するというのが基本的な流れです。マルチプレイに対応しており、他のプレイヤーと一緒に作業もできます。またTo-Doリストのほかに、曜日別で日課をまとめたり、総作業時間の確認をしたりと、シンプルで便利な機能も充実しています。
マルチプレイにおいてはテキストチャットやボイスチャットはありません。他のユーザーとのコミュニケーションは、手を振ったり、グッドなどが吹き出しのエモートくらいです。自身で作成したルームに誰かが来るのを待つのもいいですし、他の人が作ったルームに行って作業するのもいいでしょう。
Steam版goghの価格と必要スペック
Steam版は1,380円の有料ゲームです。セールなどを活用すれば1,000円以下で購入できます。アバターやBGMといったDLCもありますが、こちらはgoghが気に入れば購入するといいでしょう。
Android/iOS版は基本無料です。タイマーなどの基本機能は無料で使えるため、PCのスペックに不安がある人はスマホ版をまずは試すといいでしょう。なお、PC版の推奨スペックは以下のとおりです。
| 最小構成 | 推奨 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 | Windows 10/11 |
| CPU | Intel Core i5-1235U | ・Intel Core i7-6700U ・Ryzen 5 2600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics | ・NVIDIA GTX 1060 ・Radeon RX580 |
| DirectX | 11 | 11 |
最小構成であればCPU内蔵のグラフィックで動作します。推奨のグラフィックスもGTX 1060なので、中間クラスのRTXシリーズを搭載しているPCならgoghが重いと感じることはないでしょう。
goghに向いている人
■ひとつでもあてはまればgoghに向いてる
- 話すのが苦手だけど作業通話に興味がある
- 過去に作業通話をして逆に集中できなかった人
- 普段はひとりで作業するクリエイティブ系(イラストレーター・ライター・2D/3Dモデラーなど)の人
- 資格や試験勉強を誰かと集中したい人
作業通話はしてみたいけど、誰かと話しながらはやっぱり集中できない、ボイスチャット繋いで無言だと気まずい、でも誰かと黙々と作業をしたい人であればgoghに向いているはずです。筆者もDiscordなどで作業通話のコミュニティに入っていますが、通話を繋ぎながらだと会話に夢中で作業しにくいため、今はほとんど利用していません。
goghのような作業支援系のゲームは他にもありますが、ゲームに登場するアバターが自分自身であるということが他の似たゲームとの違いです。また他の作業支援系のゲームだと、登場するキャラ(NPC)と一緒に作業をしている雰囲気を楽しむものですが、goghのマルチで一緒に作業するのは自分と同じ人間です。
また、goghにはテキストチャットやボイスチャット機能がありません。そのためマルチでも黙々と作業したい人が集まり、作業に集中できるわけです。
goghを選んだ理由
月末近くで締め切りに追われてるものの作業が捗らない、「作業通話で誰かと話すとやっぱり集中できない」という点が、goghならクリアされています。マルチ機能を使って、常に誰かがいる空気感を演出できることがgoghを選んだ理由です。前述のとおり、goghにはテキストチャットやボイスチャット機能が搭載されていません。

外部サイトにて確認したところ、24時間で3,000人前後のユーザーがいるようです。マルチルームをホストしても入室がないとどうしようという不安はありましたが、3,000人もいれば誰かしら入ってくると予想しました。実際のところ他のユーザーが来ないこともあります。たとえば夜中から早朝は誰もいないこともしばしば。土・日・祝は入れ替わりで誰かしらいるという状況もありました。
goghで本当に集中できるのか、goghを1000時間使った結果
筆者の業務の一部には「締め切り」が存在します。集中して作業しないといけない状況なのに、別のゲームを起動したりと自制心がコントロールできないわけです。

前述のとおり、goghはマルチ機能を使えば会話をせずとも誰かしらと作業できるというのが購入の決め手となりました。購入日の2026年2月22日から2026年5月1日時点でプレイ時間は1,253時間。仕事などの作業する時は起動してタイマーを回しているので、1日約18時間は起動している計算です。
ここからは、goghを1,000時間以上活用した感想を紹介します。
想像以上に集中できた(通常業務や確定申告の作業など)
結果は集中して作業に取り組むことができ、無事に納品物を締め切り前に仕上げることができました。goghが効果的であった理由は後述します。
下の画像は、2026年2月22日(日)~2月28日(土)までの統計です。goghではゲームを起動中の時間とタイマーを使った時間が視覚的に示されます。

購入日が2月22日(日)で、とくに月曜日から木曜日はgogh自体は24時間起動し続けています。そのうちタイマーを起動して作業したのが1日12時間以上です。2月27日(金)がほとんど起動していないのは、1日中寝ていたからです。
2月は締め切り前の追い込みに使い、3月は確定申告といった通常業務以外の作業、4月は主に通常業務と締め切り前の追い込みに使っていました。
goghが効果的であった理由を考察
goghが効果的であると感じた大きな理由は「他人の目」であると考えています。一人でも使えるゲームですが、作業に集中したい人はマルチで部屋を立てる、もしくはマルチで誰かの部屋に行くのがもっとも効果的です。
他の人も作業をしている

goghではアバターの頭上に取り組んでいる作業を吹き出しのように表示させることができます。たとえば筆者なら「記事作成」や「リライト」と表示させ、他の人は「ネーム」や「モデリング」などを表示させることで、それぞれしている作業がわかります。
当然細かい内容まではわかりませんが、お互い会話がなくとも誰かが作業しているというだけで、自分も手を動かさないといけないという気になるものです。
別のゲームの起動を抑制できた
Steam版のgoghを購入した理由は、goghと一緒に重いゲームを起動できないようにするためでもあります。gogh自体の動作は重くありませんが、モンハンワイルズのような重いゲームを同時に起動するとどちらかがクラッシュする可能性が高いです。そもそも自分が立てた部屋にわざわざ入ってくれる人がいるなかで、自分が別のゲームをしている状況も罪悪感のようなものもあります。
筆者はマルチで部屋を立てて誰かの入室を待つというスタイルでした。作成したマルチのルームは想定よりも入室があり、誰かが退出したらすぐ次の人が入ってくるといった感じです。
To-Doリスト、日課、タイマーの活用

gogh起動中は、To-Doリスト、日課、タイマーの3つを起動しています。To-Doリストにはその日することを1~3つほど登録し、すべて完了したら次のタスクを追加するという使い方をしています。業務自体は多岐にわたるので、To-Doリストにやることを一気に追加するとそれだけでやる気がなくなるからです。
日課には「やらないこと」をあえて登録し、作業の妨げになる可能性があることを3つに絞って登録しています。
ポモドーロタイマーは25分の作業と5分休憩を2セット、25分の休憩と15分の休憩を1セットという初期設定のままです。作業時間と休憩時間は自分で自由に設定できるので、別のポモドーロアプリで慣れた設定があれば変更しておくといいでしょう。
goghの惜しいポイント
Steam版goghで惜しいポイントをまとめました。
ルーム作成などの操作性が直感的ではない
Steam版は右クリックで視点を移動し、WASDキーで目的の場所へ移動という操作性です。似たような操作性のゲームを遊んだことがある人はすんなり慣れると思いますが、筆者の場合は操作を理解するまで10分ほど、慣れるまで数日かかりました。とりあえずルームを作成してみたり、他の人のルームを見学したりしているうちに慣れると思います。
取り込んだ音楽が正しい順番で再生されないことがある
Steam版goghではPC内に保存している音楽ファイルを取り込み、ルームで流すことができます(取り込んだ音楽を聴けるのは自分だけ)。たとえばアルバム1枚分を再生してみると、正しい順番で再生されないことがあります。ファイルのトラック番号などを確認しても問題がなく、筆者の環境によることも考えられるので今のところ原因は不明です。
なおマルチ中は、ルームのホストが取り込んだ音楽を他のユーザーに聴かせるということができません。
マルチ向けの大きいサイズのルームプリセットがない
goghを購入してすぐにマルチのホストでルームを作成しようとしても、マルチ向けの大きいサイズのルームプリセットが用意されていません。プリセットでもカスタマイズすれば2~3人は入れそうですが、それ以上の人数ではプリセットだと狭いです。
4人くらいでマルチをするのであれば、机と椅子を人数分置いたルームを用意したところです。筆者の場合、最大4人マルチ用に机と椅子を4セット用意し、壁などに適当な装飾をしてだいたい30分ほどで完成しました。ルームについてはこだわればこだわるほど時間がかかってしまうため、時間がある時にルームのカスタマイズをするといいでしょう。
goghでよくある疑問と回答
goghでよくある疑問について、実際に使ったうえで一問一答形式でまとめました。
goghのオンラインマルチは過疎ってる?
Steam版にてマルチプレイのホストで他の人を待つスタイルでしたが、過疎っているイメージはなかったです(2026年2月末ごろの状況)。
入室できる人数は4~5人ほどに設定していましたが、常にホスト含めて2~3人は入れ替わりでいる状態でした。
部屋の名前や募集文を設定できるので、自分ならどういう部屋に入りたいと思うのか考え、他の人が入ってきやすいよう工夫するといいでしょう。
ちなみに筆者の場合だと、「長時間」や「朝まで」、「24時間」など、自分がずっと部屋にいるということをアピールしています。
Steam版とスマホ版でマルチ(クロスプレイ)は可能?
マルチプレイについてはSteam版とスマホ版でのクロスプレイに対応していません。プラットフォームそれぞれでマルチプレイをおこないます。
ルームは簡単に作成できる?
ルームのプリセットがあるので、部屋の装飾が苦手だったり、部屋づくりが面倒に思う人でもすぐに作業をはじめられます。プリセットをもとにしてカスタマイズできるので、気が向いたら部屋の装飾を変更するといいでしょう。
なお、Steam版のルームプリセットは2~3人くらいが入れるような小さいサイズのみです。4~5人で作業するなら、大きいサイズの部屋を最初から作ることを推奨します。
フレンド機能はある?
Steam版にはゲーム内でのフレンド機能は実装されていません。
なお、マルチのルームをお気に入りとして登録が可能です。気に入ったマルチのルームがあればお気に入り登録しておくことで、そのルームがマルチとして立てられたらすぐに入室できます。
2026年5月のアップデートにより、登録済みのSteamのフレンドをマルチルームに招待が可能になりました。
アバターやルームは後から変更できる?
アバターの見た目やルームの内装・装飾は後から変更可能です。元のルームを保存し、雰囲気の異なる別のルームを新たに作成こともできます。
チャットやボイスチャットで他のプレイヤーと話せる?
テキストベースのチャット、ボイスチャットの機能はありません。他のプレイヤーとのコミュニケーションは、ちょっとしたエモートで挨拶をするくらいです。必要最低限のコミュニケーション機能なので、人によってはデメリットに思えるかもしれません。
人によってはホワイトボードなどのお絵かき機能でコミュニケーションしているようです。お絵かき機能はホストのみ使えたり、お絵かき自体をできなくするといった制限をホストが設けられます。
Steam版goghは追加課金が必要?
Steam版goghのソフトは買い切りなので、追加課金は必要ありません。
DLCは販売されていますが、アバターやBGM、ルームを追加するといった内容です。goghで遊んでみて、カスタマイズのバリエーションを増やしたいと思ったときなどに購入を検討するよいでしょう。

Steam版goghでは、劇場版・Netflix独占配信の「超かぐや姫!」とコラボしたアバターアイテムが無料配信中です。
かぐやと彩葉になれるコラボアイテムとなっており、FUSHIや犬DOGEなどルームに飾れるアイテムも収録されています。

