
「アルゴリズムより、君を信じる〜新人社員・松本の、付箋によるエレベーターマニュアル操作術〜」は、Kariya_Zucchini氏(@zucchinitnd6)開発のインディーゲーム。2026年5月15日にリリースされ、現在はSteamとPlayBridgeにて配信中です。
本作はビルのエレベーターに社員を乗せ、社員が降りたいフロアまで運ぶアクションシミュレーションゲームです。エレベーターを3基操作し、付箋をドラッグアンドドロップして行き先を決定するシンプル操作ながら、シビアなタイムマネジメント要素も含まれています。
本記事では「アルゴリズムより、君を信じる」のSteam版を実際に遊んだレビューを掲載しています。
要求スペックと本記事での検証環境
| 最小構成 | 推奨 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 64bit | ー |
| CPU | Dual Core 2.0 GHz or higher | ー |
| メモリ | 4GB | ー |
| グラフィックス | Intel HD Graphics 4000 or better | ー |
| DirectX | 11 | ー |
推奨構成は明記されていませんでしたが、一般的なエントリークラスからミドルクラスのゲーミングPCで問題なく動作するはずです。
本記事での検証環境

- Steam版:「アルゴリズムより、君を信じる」
- OS:Windows 11
- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
- RAM:32GB
本記事での検証環境は上記のとおり。ブラウザや他のアプリと同時に起動しても動作に影響しませんでした。
なお、Steamのストアページでは以下のようなAI生成コンテンツであることが明記されています。
- タイトル画面、ゲームクリア画面、およびゲームオーバー画面の背景画像
- ゲーム画面内の付箋、掲示板、およびエレベーターの情報パネル
- エレベーター等のゲーム内画像素材
ゲームの概要と実際に遊んだ感想
レトロゲーム調のグラフィックスで、エレベーターを操作してビルの社員(客)を目的の階まで送り届けるのが目的です。
操作はマウスのドラッグアンドドロップのみとシンプルです。右側の青・緑・赤が操作するエレベーターで、1~8Fまでの付箋を各エレベーターに貼っていくことでエレベーターが動作します。

たとえば5Fで降りたい客が1Fで待つ場合、1Fで止まっているエレベータに5Fの付箋を貼ると客が乗り込み5Fに向かいます。8Fで降りたい6Fの客を乗せるなら、6Fの付箋を貼り8Fの付箋を貼るといった流れです。エレベーターが6Fに向かう間に8Fの付箋を貼ってもOKです。効率良く付箋を貼り、客を送ることがクリアのカギとなっています。
客の待つ階にエレベーターを移動させ、客が降りたい階まで運ぶというのが本作のおおまかなルールです。客を90秒間運び続けることができればクリアです。
客の頭上にある緑色のゲージは、エレベーターに乗れない時間が長引くほど減少していき、ゲージがなくなると苦情が蓄積されます。苦情の件数が上限に達するとゲームオーバーです(上限は10・12・15件と難易度によって異なる)。ゲームオーバーになると1日目に戻り、連続して20日目までクリアすることが目的です。
エレベーターの運用で起こる多彩なイベント

エレベーターを操作していると、いろいろなイベントが発生します。たとえば1基のエレベーターが点検中となり、一定時間2基で操作しないといけなくなります。突如あらわれる会社の役員(VIP)は、乗せた時の報酬が高い分すぐに乗せないと苦情が来たりと常に気が抜けません。

とくに難しいのがカメラが消えてしまうイベントです。左側の待ち人数と右側の情報を頼りに付箋を貼ってエレベーターを動かします。適当に付箋を貼っていれば案外どうにかなるイベントですが、パーフェクトを狙いたい時には手間取るイベントとなっています。
他にもエレベーターの故障によって動作が遅くなるイベントも、失敗してしまう要因です。ランダムで発生する運要素のイベントなので、実力以外に差がつく良いポイントともいえます。
軽快に客を届けられるようエレベーターをパワーアップ

クリアして入手できる給料を使ってエレベーターをパワーアップさせていく、ローグライク要素も備わっています。最大定員数や移動速度をアップさせたりと、自分好みにパワーアップさせることが可能です。
実際に遊んでみたところ、ゲームに慣れるまでは「エレベーター性能UP」をしておけばOKです。優先順位として高いのは「扉速度UP」と「移動速度UP」あたり。環境性能の「VIP率UP」は逆に難易度が上がる可能性があるので、スコアアタックに挑戦したい時などに活用するといいでしょう。
ルールは単純だが慣れが必要

エレベーターに客を乗せて目的の階まで送り届ける単純なルールではあるものの、チュートリアルがないためタイトル画面の「あそびかた」からルールを把握する必要があります。筆者の場合、1時間ほどでゲームのおおまかなルールは把握できましたが、人によっては慣れるまで時間を要する印象です。
視点移動が多いところも気になるところで、ゲームのヒントになるTIPSもゲーム中は目を通すことができません。視点移動を少なくできることに期待し、Steam Linkを使ってスマホで操作してみましたが、今度は画面が小さくなり過ぎてしまいました。
ただ遊んでいくにつれて、右側のエレベーターをほとんど見なくても、操作できるようになります。左側のエレベーターと客の位置、右側のエレベーターの稼働状況を確認するぐらいになります。
オンラインランキングを実装
ランキング機能の追加を行いました!
— カリヤ・ズッキーニ@個人ゲーム開発者 (@zucchinitnd6) May 18, 2026
フロアに溢れる社員を捌きお金をたくさん集めましょう!
ポチポチアップデートしていますので、皆さんウィッシュリスト登録でもよいので、ストアページの方よろしくお願いします!https://t.co/AwwDV7zcXC#インディーゲーム#ゲーム制作#ゲーム開発 https://t.co/DoViaxUzDL pic.twitter.com/XPPivoaPNL
本記事執筆時点でオンライン要素は実装されていませんでしたが、ランキングが実装されたようです。v1.1.0のパッチにより、タイトル画面の「社内成績優秀者一覧」からランキングが閲覧できます。1人用だけでも遊びたくなるポテンシャルと中毒性は備わっている作品なので、オンラインのランキングは遊ぶ理由を増やす要素といえるでしょう。
本記事の執筆について

本記事は当サイトAppriseの開設10周年を記念した企画のひとつです。開発者様本人より連絡をいただき、実際にゲームを購入してレビューをしました。画像などのアセットはAIであることが懸念でしたが、ゲームとしてしっかり成り立っていたため掲載に至りました。
開設10周年の企画は、Steamなどで配信中の日本のインディーゲームをレビューさせてもらう内容です。Steamのストア内で配信されている数万というゲームには、まだ世に知られていないタイトルが必ず眠っています。筆者自身もストア内を日々探索していますが、有名なタイトルや注目度の高いタイトルに埋もれてしまって思ったように見つけられないのが現状です。
インディーチームでの開発や個人開発者の中には、自信があるけど見つけてもらえずむず痒い思いをしている人もいるでしょう。本企画では自分の作ったゲームを世間に広めるきっかけとして立ち上げました。
作品の応募はインディーチーム・デベロッパー、個人開発者本人から受け付けています。以下の特設ページより概要を確認のうえ応募してください。応募いただいた作品は当方にて実費にて購入のうえレビューさせていただきます。


