HP Pavilion 15-cu0000を分解、HDD→SSDに交換

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HP Pavilion 15-cu0000のデータ用HDDをSSDに交換。分解方法と交換方法、SSDのフォーマットについて解説。

HPのノートPC、Pavilion 15-cu0000を分解し、HDDからSSDに交換しました。
知人からWindowsが立ち上がらないと相談を受け、原因を探った結果、データ用のHDDが故障していることが判明。裏面のパネルを外し、SSDに交換することにしました。
今回は、Pavilion 15-cu0000の分解方法、HDDからSSDへ交換についても解説していきます。

■注意
今回は保証期間の過ぎたPCを分解しています。
メーカーにより、分解することによって保証対象外となるのでご注意ください。
ノートPCの分解、パーツ交換については自己責任でお願いします。

Pavilion 15-cu0000の分解(裏面パネル外し)

まずは、Pavilion 15-cu0000の裏面パネルを外します。
裏面は9箇所がネジ止めされており、うち4箇所は隠しネジなので注意が必要です。
手前側のネジは、角が丸くなった部分に取り付けられているので、ドライバーをまっすぐ当てるのが難しいです。
ネジ頭を潰さないように注意しましょう。

隠しネジは排気口左右のゴム足を外せば出現します。
隠しネジは左右2本ずつの計4本。ゴム足は両面テープで接着されているだけなので、簡単に剥がすことができます。
どのネジもかなり固く締められていたので、外すのがかなり困難でした。
電動ドライバーだとネジ頭が潰れてしまう可能性が高いので注意です。

■ネジを外す際のポイント
・手前のネジが外しづらい(まっすぐドライバーを当てづらい)
・ネジ頭が潰れる可能性があるので電動ドライバーは非推奨
・隠しネジを忘れずに外すこと

すべてのネジを外したら、パネルを取り外していきます。
パネルは複数のツメでひっかけてるだけですが、最初のツメがなかなか外れなくて苦労すると思います。
筆者の場合、どうしてもパネルの外し方がわからなかったので、HP公式サイトのメンテナンスマニュアル(PDF)を参照にしながら、DVDドライブ側からカードを使って外しました。
カードといっても、そこそこ強度があって必要のないカードを使うようにしましょう。
今回は有効期限の切れたクレジットカードを使いましたが、角が割れてしまいました。
一部だけでも外れたら、後は少しずつカードを隙間にさしながらツメを外していくだけです。
一応、ツメが割れてしまうといったことはありませんでしたが、慌てて外そうとしたり、力を入れすぎないよう注意が必要です。

HDD→SSDに交換

今回は、DドライブとEドライブとして割り当てられていたHDDを交換していきます。
もともと搭載されていたHDDは、「HGST HTS541010B7E610」の2.5インチ1TBです。
HDDはデータ用で、物理的に壊れておりアクセス不可能。運良くOSが立ち上がった際にアクセスしようとすると、HDDから異音を発してWindowsが固まります。
なので、バックアップはせずにSSDの交換だけすることとしました。
交換自体は、HDDのSATAケーブルを外して、購入したSSDを接続するだけです。
HDDは、アタッチメントで固定されているだけなので、簡単に取り外しが可能。SSDにアタッチメントを取り付けて元に戻すだけで、ネジ止めの必要はありません。
*交換作業時は、バッテリーのケーブルを外すことを推奨。

購入したSSDはSandiskの2.5インチSSD、「Ultra 3D 500GB SATA3.0(SDSSDH3-500G-G25)」です。
HDDでもよかったのですが、いっそ交換するならSSDにしたほうがいいということで、予算の1万円以内で購入できる500GBをチョイス。Amazonのタイムセール中だったこともあり、6,190円(送料・税込)で購入できました。
他にも、250GBと1TB、2TBがあるので、使い方と予算で選ぶことができます。
Sandiskを選んだ理由に大きなこだわりはなく、筆者自身がPSP用にメモリースティックProからスマホのmicroSDカードまで、長年Sandiskの製品を使っているからです。

Amazon:Sandisk SSD Ultra 3D 500GB SATA3.0(SDSSDH3-500G-G25)

SSDをフォーマットして使えるようにする

今回はHDDからSSDに交換しただけなので、クローン化やWindowsの再インストールしていません。
なので新しいSSDに交換後、Windowsを起動し、フォーマットをするだけです。
フォーマットの作業については、データ保存用SSDの増設時も参考になると思うので、解説していきます。

Windowsが起動したら、デバイスマネージャーを開きます。
デバイスマネージャーの開き方は、Windowsキーを押してからキーボードで「デバイスマネージャー」と入力すると、検索候補にデバイスマネージャーのアイコンが表示されるので、クリックしましょう。

デバイスマネージャーの「ディスクドライブ」に、交換したSSDが表示されていればOKです。
今回は、「SanDisk SDSSDH3 500G」が表示。SSDの認識されていることがわかります。
デバイスマネージャーは、SSDが認識されているか確認するだけなので、認識されていることがわかったら閉じましょう。

Windowsキーを押して、キーボードで「コンピューターの管理」と入力。表示されたコンピューターの管理のアイコンをクリックします。

「記憶域」の「ディスクの管理」をクリックすると、新しいSSDが接続された状態なので、自動的に「ディスクの初期化」ウィザードが表示されます。
データ保存用のSSDなので、GPTを選択。今回は詳しい説明を省略しますが、OSの起動に使わないデータ用のストレージなら、とりあえずGPTを選べばOKです。

初期化が完了したら、未割り当てとなっているSSDを右クリック。「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

「ボリュームサイズの指定」は、パーティションを分ける必要もないので、そのまま次へをクリックします。
「最大ディスク領域」と「シンプルボリュームサイズ」の数値が同じなら、ひとまずOKです。

ドライブ文字は「D」にしました。ドライブ文字については任意で割り当てて大丈夫です。

パーティションのフォーマットですが、何も触っていません。
「ボリュームラベル」だけ、わかりやすいように変更してもいいでしょう。
たとえば、「データ保存用」や「動画保存用」、「ゲーム保存用」など、何が入っているからわかりやすく名前をつけることができます。

交換したSSDで、CrystalDiskMarkを使用した結果です。
HDDからSSDへの交換なので、読み書き速度はもちろん向上しています。
交換を依頼してきた所有者も、大きなデータを転送したりしないそうなので、音楽やちょっとした動画データを保存するだけなら十分速度が出ているはずです。

今回、分解の参考にしたHP公式サイト内にあるマニュアルのリンクを残しておきます。
全文英語となっていますが、図も載っているので、同じHPのモデルを分解しようとしている人は、一度目を通してみてください。

参考HP公式:http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c06140008

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