夫婦でスマホ代を節約したいかた必見。通信量をシェアできる格安SIM(MVNO)事業者を紹介。
夫婦で家計の節約に、大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際、どこの格安SIM(MVNO)事業者を選べばいいか迷ってしまいます。
夫婦・家族で格安SIMを利用するのなら、格安SIMならではの安さだけでなく、安心感と安定したサービスを提供している格安SIM(MVNO)事業者を選ぶことが重要です。
数ある格安SIM(MVNO)事業者から、安心感と安定を重要視した場合、「IIJmio(みおふぉん)」と「OCNモバイルONE」の2社に絞る結果となりました。
IIJmioとOCNモバイルONEは、夫婦でのデータ量のシェアはもちろん、豊富なサービス面で支持されている格安SIM(MVNO)事業者です。
今回は、夫婦での利用に最適なIIJmioとOCNモバイルONEを紹介と比較していきます。
*料金プランに関しては申込時期により変動する可能性があるので正しい料金は公式サイトをご確認ください。
*記事に記載の料金はすべて税抜きです。
目次
格安SIM(MVNO)の老舗「IIJmio(みおふぉん)」
IIJmio(みおふぉん)は、格安SIM(MVNO)サービスの老舗としてシェア率上位の格安SIM(MVNO)事業者です。
MVNO(仮想移動体通信事業者)サービスとしては、2008年から展開しており、2016年にはドコモとau回線をサポートするマルチキャリアに対応しました。
料金プランがシンプルなので、ひとりでも夫婦・家族でもスムーズに申込みが可能です。
■IIJmio特徴
・格安SIMサービスの老舗
・通信速度はそこそこ安定している
(朝・昼・夕、どうしても通信速度は低下する)
・豊富な端末の品揃えで乗り換え時に新しいスマホも購入できる
・最低利用期間12ヶ月(音声通話利用時)
・ビックカメラにて店頭サポートを受けられる
IIJmio料金プラン
夫婦で人気のプランは、ライトスタートプランとファミリーシェアプランです。
ファミリーシェアプランでは、月額3,260円から12GBのデータ量を分け合うことができます。
たとえば、旦那さんがドコモ回線(タイプD)を利用して、奥さんがau回線(タイプA)を利用するといった使い方もでき、データ専用SIMを追加して自宅のタブレットに挿すといった使い方も可能です。
夫婦でIIJmio利用時の料金内訳 (音声+データSIM利用を想定) | |
ファミリーシェアプラン (データ12GBつき) | 2,560円 |
音声通話機能付帯料 (SIM2枚分) | 1,400円 |
月額合計 | 3,960円 |
オプションをつけずに申込みをした場合、月額4,000円以下で夫婦2人分使うことができます。
ひとまず3,960円がベースとなる価格で、通話オプションをつけても5,000円前後といったところです。
ひとりあたり1,980円で、月額料金の割引キャンペーン中に申込むと一定期間もっとおトクにはじめることが可能です。
→IIJmioのキャンペーンを確認する
IIJmioの通話料について
LINEでの通話が主流になりつつありますが、通常の通話もよく利用するというかたは通話料もやはり気になります。
格安SIMの通話料は、少しわかりづらいのですがポイントを抑えておけばいたってシンプルです。
IIJmio通話料 | |
通常料金 | 国内20円/30秒 |
同一契約者名義間 | 国内16円/30秒 |
みおふぉんダイアル利用 | 国内10円/30秒 国際電話10円(非課税)/30秒 同一契約者名義間8円/30秒 |
IIJmioの通話料は、Android/iPhone対応の通話アプリ「みおふぉんダイアル」を経由することでおトクに通話することができます。
ただし、「みおふぉんダイアル」アプリは、フリーダイアルやナビダイアル、110番などの3桁番号への発信ができません。
よく電話をかけるかたにむけて、かけ放題オプションも用意されています。
1回の通話が短いかたは600円/月のかけ放題オプション、1回の通話が長いかたは830円/月のかけ放題オプションといったように、通話時間の長さから選ぶことができます。
ただし、SIMカード1枚ごとにかけ放題オプションに加入する必要があるので注意が必要です。
IIJmio公式サイト:https://www.iijmio.jp/
最新端末が安い、安心のNTTグループ「OCNモバイルONE」
名前が通っているという意味で、安心感がある格安SIM(MVNO)事業者が「OCNモバイルONE」です。
ドコモ回線を利用しており、幅広いデータ量から選ぶことができるので、毎月のデータ量をムダなく使っていくことができます。
さらに最新端末が安く、2018年だけでいえばHUAWEIの最新スマホ、HUAWEI P20 liteが格安SIM(MVNO)事業者では最安値で販売していることも特徴です。
もちろん、夫婦・家族でのデータシェアも可能なので、安心と安定を兼ね備えた格安SIM(MVNO)事業者となっています。
■OCNモバイルONE特徴
・名前の通ったNTTグループが提供する格安SIMサービス
・最新端末を特別価格で提供
・幅広いデータ量からプランを選ぶことができる
・無料でMUSCIカウントフリーオプションが利用可能(申込要)
・最低利用期間6ヶ月
OCNモバイルONE料金プラン
音声通話SIMプラン (最低利用期間6ヶ月) | |
110MB/日 | 1,600円/月 |
170MB/日 | 2,080円/月 |
3GB/月 | 1,800円/月 |
6GB/月 | 2,150円/月 |
10GB/月 | 3,000円/月 |
20GB/月 | 4,850円/月 |
30GB/月 | 6,750円/月 |
500Kbpsコース (月15GB) | 2,500円/月 |
1日単位の料金プランと月単位の料金プランが用意されており、夫婦・家族で利用するなら10GBか20GBが人気です。
夫婦でOCNモバイルONE利用時の料金内訳 (音声+データSIM利用を想定) | |
10GBコース (音声+データ対応SIM) | 3,000円 |
容量シェア費用 (SIM2枚目以降) | 1,100円 |
月額合計 | 4,960円 |
オプションを適用せずに音声通話SIM2枚を利用したときの月額料金は4,960円です。
IIJmioと比較すると、ほぼ同じデータ量で1,000円ほど高い結果となりました。
ですが、IIJmioでは提供していない20GBや30GBといった大容量のデータプランが用意されているので、10GBでは足りないかもしれないというかたは、OCNモバイルONEを選んだほうがいいでしょう。
また、OCNモバイルONEでは追加料金不要でカウントフリーオプションを追加することができます。
OCNモバイルONEが2018年8月から提供を開始した「MUSICカウントフリー」は、申込をするだけでAmazon musicやAWA、Spotifyなど、7つの音楽サービスをデータ消費せずに利用することができます。
→MUSICカウントフリー詳細
OCNモバイルONE通話料について
OCNモバイルONEの通話料もIIJmioと同様で、アプリを経由するとおトクに通話することが可能です。
OCNモバイルONE通話料 | |
通常料金 | 国内20円/30秒 |
OCNでんわアプリ利用 | 国内10円/30秒 |
OCNモバイルONEでも、アプリ経由の通話をもっとおトクにできるかけ放題オプションが3つ用意されています。
かけ放題オプション | 内容 | 月額 |
10分かけ放題 | ・1回10分までの国内通話が無料 ・10分超過後、10円/30秒 | 850円 |
トップ3かけ放題 | ・国内通話上位3番号かけ放題 ・上位3番号以外は10円/30秒 | 850円 |
かけ放題ダブル | ・1回10分までの国内通話が無料 ・10分超過後の国内通話料上位3番号の超過分をカット ・上位3番号以外の10分超過後の通話料10円/30秒 | 1,300円 |
電話をかける頻度に応じてかけ放題オプションを選ぶことができます。
どの番号にどれだけかけるかわからないかたは、ひとまず「かけ放題ダブル」への申込がオススメです。
OCNモバイルONE公式サイト:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
IIJmioとOCNモバイルONE、MNP移転は注意
今使っている電話番号をそのまま格安SIMでも利用できるMNPを行う際は注意が必要です。
MNPを行う際は、今使っている事業者からMNP予約番号を発行してもらってからの申込みとなるのですが、夫婦で格安SIMを利用する場合は予約番号発行前にMNPするスマホの名義を統一させておく必要があります。
名義変更については各事業者にて手続きが可能です。(手数料要)
手数料に関しては、改姓手続き→家族間譲渡をすると無料にできる場合があります。
手続き上、ショップへ2名で来店する必要があるので、あらかじめドコモ・au・ソフトバンクのサポートセンターへ必要な書類や詳細な手数料などを確認しておくといいでしょう。
MNPについては、関連記事「即日MNPとは?格安SIMで失敗しないMNPの方法を紹介」でも取り上げています。

まとめ
今回は、夫婦で格安SIMを利用するならということで、IIJmioとOCNモバイルONEを紹介しました。
IIJmioとOCNモバイルONEともに格安SIMでは上位のシェア率なので、長く安心して利用することができることでしょう。
格安SIMという特性上、朝や昼、夕方といったネット接続が集中する瞬間はどうしても低速になってしまうことが弱点ですが、IIJmioとOCNモバイルONEに関しては「まだマシ」といえるレベルです。
月額料金だけで見ればIIJmioで、ブランドを重視するということならOCNモバイルONEといったところでしょうか。
実際のところ、IIJmioは最新で高性能なスマホも一緒に欲しいというかたに人気で、OCNモバイルONEはSIMカードとそこそこの性能をもつスマホも一緒に購入したいというかたに人気です。