ローソン 元従業員が税金収納着服、なぜ起こったのか?客が身を守るには?

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大手コンビニエンスストア ローソンの元従業員が、客から111万円の税金収納を着服していたとして報じられています。
ローソン公式ホームページでは、「弊社加盟店の元従業員による収納代行金着服についてのお詫びとお知らせ」として、詳細が記載されています。
ローソン:弊社加盟店の元従業員による収納代行金着服についてのお詫びとお知らせ

公共料金や税金の支払いがコンビニで出来るのは便利ですが、このような報道があるとコンビニ払いをするのが不安になってしまいます。
ここでは、現状のコンビニでの収納代行の仕組みから、実際に着服が可能だったか推測し、支払いをする客自身が被害に遭わないよう安心してコンビニ払いをする為のポイントを解説していきます。

なぜ着服できたのか

コンビニでの収納代行は管理体制が厳しく、簡単に着服できるものではありません。
コンビニで公共料金を支払おうとすると、バーコードを読み取った後にレジの画面をタッチするよう店員に促されます。
画面をタッチした後は、客が料金を支払うか、店側で特殊な操作をしない限り処理を完了できないようになっています。
この仕組も最近になって出来たもので、店員による着服などの不正を防止する為のものです。
では、なぜ着服できたのかということですが、今回の着服が起こったのは2017年5月で、発覚が2017年の7月ということから推測してみると、この元従業員はバーコードを通さず料金だけを受け取り、収納印を押した領収書を客に返却したものと考えられます。
本来なら実際に収納代行をした件数と、店側に残ったバーコードのついた払込書の枚数を照会しますが、元従業員はレジを通していないバーコードつきの払込書を処分することで、照会をした際の不一致を免れていたと推測できます。
もしも、レジに通した払込書を通常通りに処理をして、その後に取り消しなどの特殊な操作を行い着服した場合、その情報が本部に送信されるので発覚はもっと早まっていたことでしょう。

客が被害に遭わないように気をつけること

ここからは、コンビニでの収納代行を安心して行う為のポイントを解説していきます。
コンビニで公共料金や税金を支払う際、バーコードを通した後に画面をタッチするように促されますので、必ず画面タッチをするようにしましょう。
コンビニで料金を支払終えると、払込書右端の領収書に収納印を押されて返却されます。それと合わせて、今はレシートも返却されます。
レシートには、受付明細として収納代行をした会社(NTTや各電力会社)が記載されています。一度に複数の支払いをした際は、1枚のレシートにその件数分が記載されているのでよく確認するようにしましょう。
支払い後、客が受取るものは払込書右端に収納印が押された領収書と、受付明細が記載されたレシートの2点になります。
この2点があれば確実に支払いは完了しているのですが、万が一に備えてセットにして大切に保管するようにしておきましょう。

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